どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『省亭・暁斎・是真 ーパリ・フィラデルフィア万博、海を越えた明治の日本美術ー@加島美術』なのだ

2021年06月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<バール ブカ・マッシモ>を後にしたぼくらわ 1か月以上前のことなので もうとっくに終わっている展示だけど 加島美術に移動して<省亭・暁斎・是真 ーパリ・フィラデルフィア万博、海を越えた明治の日本美術ー>を見たのだ



素晴らしい作品が展示していたけど 今回の感想わ えこうに任せるのだ

加島美術 <省亭・暁斎・是真 ーパリ・フィラデルフィア万博、海を越えた明治の日本美術ー> 終了しました

https://www.kashima-arts.co.jp/exhibitions/seitei_kyosai_zeshin/




渡辺省亭の作品を中心に約40点を展示しており、展示ケースなし、ギャラリーなので作品の値段も載っていて、それを確認しながら見るのも新鮮でした。


気になった作品

4.渡辺省亭 雪晨群雀

雪が積もる中、茅葺のかかった石灯籠みたいなのの中におしくらまんじゅうのように身を寄せ合う雀たちが、丸々としていて可愛い。


6.渡辺省亭 藤花 枯柳

双幅で、右幅には藤の花、左幅には満月越しに枯れた柳が描かれており、それぞれ鳥が1羽いる。

他の数点もそうだったが、掛軸の中廻しの部分が、右から読んだ省亭の文字の模様になっていた。右読みなので文字の並びは逆で『亭省』で、画廊の方に聞いたけど、いつに表具を変えたのは、分からないそうなので、私の予想は、渡辺省亭ではなく、所蔵した人がやったんだと思う。


12.渡辺省亭 風神雷神図

こちらも双幅で、右幅に雷神、左幅に風神が描かれており、おっさん感のある風神雷神図。


21.小原古邨 白鷺 鴛鴦

こちらも双幅、渡辺省亭と同じフロアに展示していて、省亭の後に見て思ったのだが、古邨の作品は、省亭より色彩がはっきりしていて、より写実的に思えた。


28.河鍋暁斎 蛙相撲図

絵画部分は小さかったが、擬人化され相撲を取るカエルがコミカルだし、行事の軍配が葉っぱなのも良かった。


33.柴田是真 繪帖

小さな作品で、漆絵で干支の十二支が描かれており、ギャラリーの方に言って、展示されていない部分の絵も見せてもらったが、ねずみ、トラがあたりが良かった。

たぶん、この作品が1番高額だったような?


作品番号がなかったが、渡辺省亭の<群鳩群鴨>もいい。

双幅で、右幅には冬の池で泳ぐ鴨を、左幅は桜?が咲く木に集まる鳩を描き、胸元の光沢感のある紫の羽の鳩が美しかった。

渡辺省亭の作品の中で、この作品が1番高額だった。


これも作品番号がなかったと思うが、河鍋暁斎の<河童図>もいい。

柳の下で、なぜか豆腐らしきものを持つ河童が描かれて、可愛かった。河童はくちばしがあるタイプで、ちょっとガチャピンに似てた。


あと、展覧会のポスターのメインビジュアルになっている渡辺省亭の<美人図>も良かった。


作品の画像を載せてないので、チラシの画像を載せます。(クリックすると大きな画像でみれます)
 


渡辺省亭などの作品を展示ケースなしのそのまま見ることが出来て良かったし、作品を見つつ、作品の値段のことも考えながら見るのは、久しぶりに面白かった。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。

ありがとうございます。