アサギマダラが来ているとのことで、「ぜひとも見ねばなるまい」と森林公園に行ってきました。
森林公園は展示館前で工事をしていたりで少し落ち着かなかったのですが、本館前の野草園の向かって右側のヒヨドリバナのところでツマグロヒョウモンをとっていてたら、右側にチラッと別種の蝶が見えた。
すぐにそれがアサギマダラと分かりました。 思ったよりも大きく、アゲハのように優雅に飛びます。 そして、一度花にとまると長い間留まってくれるので、とても写真に撮りやすかった。 ところが、良く見ると羽がボロボロ。 たくさん写真を撮ったのですが、ここに載せるにはちょっと気の毒なのでやめておきます。
そのあと、花の写真を撮って、南門出口前でカメラを片付けていたら、係員の方が来てくれて少しお話をしました。
そして、アサギマダラが良く飛来してくる場所を教えてもらい、腹ごしらえをした後そこに向かいました。
3人ほど先客がおり、 「アサギマダラいますよ」と教えてくれました。
でも目を凝らしてもなかなか見つけられません。 「きょうは一頭しかいないです」。 10秒くらい探してようやく見つけました。
「いたいた、キレイですね!」
「実は、展示館のところで一頭いたのですが、羽根がボロボロでした」
「これはキレイですよ」
ステンドグラスのような、、、、といわれる浅葱色の部分にヒヨドリバナの影が写ってます。
日陰にはいると、シャッター速度を上げることが出来ず、ぶれてしまいます。
でも、日陰の方が色が良い感じです。
先客の方とバシャバシャ写真を撮ります。私は、花撮影用の小型三脚しか持っていかなかったので手持ちです。 数枚撮っては、露出を確認して撮りますが、日陰と太陽が当たるところを行ったり来たりするので、なかなかピタッとは参りません。
蝶も出入りしますし、太陽も雲に出たり入ったりで落ち着きません。
園の整備の方が二人来られ、長い距離を旅するアサギマダラは偉い! と、今にも撫でなでしそうな勢いで誉めそやす。 実際、何千キロも旅するなんて、何故そんなことが出来るのだろうと頭をひねるが誰も分からない。
長旅に備えてのエネルギー補給か逆さにぶら下がって必死に蜜を吸っている。 エネルギーと云っても、この小さな体のどこに蓄えるのだろう? いくら軽いと言ってもその重量を2000キロ以上移動させるエネルギーが、この体に蓄えられるとは思えない。
そして、方向を知り、どこにヒヨドリバナがあるのかを知り、そして春に移動を始めたところへ戻っていく時期を知る能力がこの小さい体のどこにあるのだろう? 人間なんて、一生懸命考えたってたどり着けるかどうか分かったものではない。・・・・そういえば、風船おじさんはどうなったんだろう????
たくさんシャッターを押した割りには、これはと言う写真が少ない。ツマグロヒョウモンのときよりはるかに打率が悪い。
これは、もう一度行かねばなるまい。
また、年間予定表に一項目加わることになりました。