昨日、波一つない池で睡蓮を撮っていたら、なにやら水面が揺れる。これは怪魚か怪獣かと目を凝らしてみると、亀が頭を出して、こちらを見ている。
目と目が合ったので、「こいこい」と手招きしたら、泳いで岸辺までやってきた。
足を岸にかけ上陸しようと、こちらを伺っている。何もしないから上がって来いと犬にお手を促すように手のひらを上に向け振ってやると、よたよたと亀のフルスピードで上がってきた。
この池には亀が住んでいて、晴れた日には池に浮かんでいる木の上で何匹も並んで日向ぼっこをしている。が、人が近づくと、逃げていってしまう。でも、この亀は人に慣れているのか、まだ子供で好奇心が強いのか、明らかに興味を持っているようだ。
一枚しかとらなかった写真がこれです。なんだかよく分かりませんね。甲羅の大きさが20センチくらいだったと思います。首を思い切り出すと10センチくらい。
三脚が珍しいのか、三脚に登ろうとしたりします。
手を近づけると、池のほうに逃げようとしますが、追いかけてこないと分かると、また近づいてきます。
だんだん慣れて、靴に手をかけるくらいになりました。
何かなかったかとリュックからクッキーを出そうと思って立ち上がるとビックリしたのか池に戻ってしまいました。池の中からこっちを見ているので、クッキーを小さく砕いて投げてやると食べました。
人間のお菓子は動物にあまりよくないと聞きますので、ほんの一寸だけ。また、食べなかった場合、水を汚すのもイヤだったし。ところが少し時間がかかりましたが食べました。
私が他の睡蓮を撮るために三脚を持って5mほど移動すると、よたよたとついて来ます。途中に倒木があり越えるのに苦労してましたが、一旦池に入って泳いでやってきました。
その努力への褒美として、クッキーをひとかけら今度は手渡しすると、くわえて水に浸けて食べます。
水に浸けると柔らかくなることを学習したようです。
その後私が写真を撮っている間、足下で遊んでいましたが、踏んづけてしまわないかと気を使いました。
人間には凶暴な種類もいるので、あまり人間になれるのもどうかなと思いながら、これから猪高緑地にきたときにはここへ顔を出して、挨拶してから写真を撮ろうと思いました。
そのうち、竜宮城につれていってくれるかもしらん、、、、