10月に入り、こちらも朝夕はちょっと冷えます。昼間はまだ夏が名残り惜しんでいる気候ですが、夜になるとぐっと秋めいて来ます。
ベニバナトキワマンサク。 リボンみたいな特徴的な花弁。春が花期のようですが、秋にも咲くらしい。2季咲きなのかな。彼岸花みたいですね。高松で撮りました。
アキノノゲシ。これは、これからよく見かける野の花ですね。これも高松で。
今日は善通寺市で撮った花を載せます。あと適当に思い付いたことを書きます。
玄関の隙間から伸び出して、顔を見せていたベゴニア
善通寺市は、総本山善通寺の門前町です。そして弘法大師 空海の生誕地ということを喧伝しています。じつは空海は屏風ヶ浦で生まれた、と文献にあり、内陸部の善通寺ではなく、正に屏風ヶ浦の地名が今も残る沿岸部の、多度津町 「海岸寺」で生まれた、と古くから「生誕地論争」があったのですが、今は和解して、善通寺が空海の生誕地であるとなっています。
香川から出た歴史的著名人と言えば、はっきり言って空海だけですね。平賀源内とか、文藝春秋創始者菊池寛とか、野球の中西太とか、大平元総理とかいますけど格が違いすぎます。空海はスーパーヒーローです。四国巡礼が今も絶えないのは、空海との「同行二人(どうぎょうににん)」あってこそだと私は思います。
ムラサキゴテン、今日は花が咲いてた
さてと・・善通寺市のもう一つの側面に触れなきゃ。
善通寺(地名)には明治の時代、陸軍第11師団が置かれ、四国全域からの徴兵を担うこととなりました。初代師団長は、あの、乃木希典です。そして今も、そのあとを継ぐように自衛隊・・第14旅団(正式な呼称忘れた)の駐屯地が広々とした面積で存在しています。 門前町 善通寺市は「軍都」の一面を強く持っています。他県の方たちには知られていない側面だと思います。
護国神社。戦死者を祀る神社が、高松ではなく善通寺にあるのは、理由があるわけです。
市街地の端っこ、自衛隊駐屯地にも近い。 護国神社周辺で撮った花たち・・・
ルリマツリ、花期が長いですね
ヒメノウゼンカズラ。
ハタケニラ。観賞のための花として導入されながら、完全に野生化して農家の人たちを悩ませる害草になってしまった。
もうヒグラシは鳴いていませんが(鳴いてる?)、夏の終わりを告げる声、また俳句では秋の季語、、そして今日は古い時代の話を書いた、その連想から「日暮し」の名曲『いにしえ』1977年です。