どんな記事を書くかは思いつかないまま、写真がないとブログにならないと思って午後に休憩の名目で、撮りに出ました。時間は35分まで、と決めて。
坂出です。今日は朝は晴れていたのに午後から急に怪しげな天気になりました。
白実南天? なわけない。イヌホオズキの実ですね。球状、直径7mm くらい。空き地で雑草を漁っていて見つけました。 とにかく冬で花が見当たりません。
それでも歩くと何かがあるもので、、
キダチアロエの花。この花は全体の花姿はあまり見栄えがしない(感じ方は人それぞれですが)。そこで筒部から出るシベだけを撮るイメージで切り取って写しました。
.. 椿が来るまでは山茶花を撮りまくる
曇り空に白い花弁が溶けてしまった
🌹
まだ時間はある。でも花が咲いてない〜💦
.. お、赤い実が見える。 う〜ん ナンテンか。既に投稿してるし 今ひとつレンズを向ける気分にならない。 と、下に目をやるとマサキの実があって、うまい具合に殻がはじけて橙色のタネが見えてます。これ、撮ろうと思った時、戸が開いた。
何か あるん? 60代後半くらいのおば様が。
いえ あの・・南天の実が綺麗だと思って、、それにマサキも実がなってますよね。。このパターンで私が不審者と思われた事はない。 おば様はマサキには反応せずに、〜 南天はねぇ、こっちの木、向こうの、と左奥を指差しました。
そして、これは白い実が生る、でも鳥が食うから、実は家に入れた、鳥に食われる前に。 。そんなことを仰いました。 ・・白い南天ですか! それは〜 珍しいですよね、、見たことないです。 私がそう言うと、ウチのおじいちゃんが... 挿し木して... (園芸的な説明が続く.. 私はよく解らない )、、で 鳥に食べられたら惜しいやろ、そやから枝切って家に活けてある。
そうですか... と返した私の表情に残念さを見て取ったのか、おば様は、ちょっと待っててな、と言っておうちに入って行かれました。
そして、出てきた時には 手にひと枝の白実の南天が!!
こういうのかぁ.. 真っ白じゃなく薄黄色なんだな.... 「持って行き」.. へ? 「あげる」い、いや それは結構で(す)「いやいや、うちにはまだ沢山活けてあるから、かまんよ」と、そこまで言われると断れない。
少しニッコリして頭をペコリ、ありがとうございます、嬉しいです! お礼をした。すると おば様の表情に私以上の喜びの笑みが浮かんだ。それはとてもとても美しい笑顔でした。 この地は坂出、ウチは丸亀、遠くはないけど多分この方と再び会うことはないだろう。でも、こういう事があるから人生は潤うんだよなぁ〜〜
白い南天を貰ったけど、どうやって撮ろう? アスファルトの上に置くわけにいかないし。ふと最初イヌホオズキの実を撮った空き地を思い出しました。あそこなら何とかなりそうだ・・
言い訳ではないけどもう時間がありませんでした。飾るような時間はありません。
カンナの葉に似た何かの草叢に白南天を置いて...
ブロック塀に立て掛けて..
さらにしつこく載せます
白い実の南天、本当の木に生ってるものを撮るよりも、ずっと有り難みを感じた撮影でした。
植物を愛する人の暖かい心で、寒さを忘れた一日でした。