ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

それでも日常は淡々と進む

2019-05-02 | みんなの花図鑑

今回は意見ブログです。写真はファイルに残っていたのを数枚集めただけです。

言いたいことは主に、、人間は平等であり、人に上も下もないこと。
もう一つは、民主主義こそ、最高の価値を持つ制度だということです。


マツバウンラン。


ここ数日のマスコミ(とその後ろに立つ広告代理店)による報道は異様でした。
天皇の代替わりで祝賀ムードを煽りまくっていましたが、何を祝うというのか・・ 何を喜べというのか。

天皇が代わり、それに伴う皇室の儀式が行われた。それだけのこと。それだけのことなのにマスコミ(及びその後ろに立つ広告代理店)は大騒ぎしていました。
各地で記帳所が設けられたことも報じられました。

ああ、こうやって人々は刷り込まれ、洗脳されて行く、、戦前とどこが違うのかと思ったものです。




遥かな昔は、天皇在位中に元号が変わることがありました。しかし、明治以降は、退位に伴う元号の変更が定着しています。今回もそれに従って、平成から令和に変わりました。ですが、『時代』が一日で変わるわけがない。時代は何も変わっていません。あたかも新しい時代が来たように感じるのは、マスメディアに騙されている証拠だと思います。


... 災害が起こる、、天皇が避難所に慰問に訪れる。すると、優しい声をかけられて泣く人がいる。これが、県知事や市長による慰問であれば誰も泣かないでしょう。天皇は特別な存在、自分よりはるかに偉いお方、と思い込んでいるから泣く。




主権は国民にある、と憲法の前文と第1条で規定されています。主権とは、私の認識で書くと、国家を成り立たせて運営して行く上での、最高の権利・権力のことだと思います。憲法はそれが国民にある、と書いています。政治家や皇族にあるのではない。私たち一人ひとりが主権者です。

私たち一人ひとりと、天皇・皇族は人間として平等です。どちらが上というものではありません。しかしマスコミがどんどん洗脳しにかかっているので、勘違いしているかたが多い。

マスメディア(とその後ろに立つ広告代理店)によって天皇陛下は「尊敬し敬愛すべき存在」だと多くの人が刷り込まれています。でも私は、実際に会ったこともなく、またよく知りもしないかたを尊敬することが出来ません。だって.... 人柄を知らないんですから・・・! 人柄なんて関係ない、天皇の地位におられるだけで尊敬の対象だ、と言う人がいるなら、その人は右翼です。




アメリカフウロ。


今、象徴天皇制は危機にあります。皇位継承の資格を持つ方が3人しかいません。
秋篠宮文仁親王と、その長男の悠仁親王、それから常陸宮正仁親王です。
このうち、今後、子息を持たれる可能性があるのは、悠仁親王だけと言っていいと思います。

もし悠仁親王に将来子供がなかった場合、また、出来ても女子だけだった場合、その時点で天皇家の断絶が決まります。皇室典範の規定により、天皇になれるのは男系男子のみと定められているからです。




女性天皇と女系天皇は全く意味が違います。だけど一緒と思っている人が非常に多い。

女性天皇とは、文字を読んだ通り女性の天皇のことです。では女系天皇とは?
女系天皇は性別を問いません。皇位継承に女系も認めた場合、男性だけど女系天皇.. ということは当然あり得ます。

現在の規定では男系の天皇しか認められません。男系とは、その皇位継承者の「父方」が天皇の血筋に繋がっていること、、それを条件とする皇位継承法です。

皇室典範を変えて、女性・女系天皇を認める .. となった場合。
現天皇の一人娘、愛子さまを例にして考えて見ます。
将来 愛子さまが結婚されるとして、相手は一般市民の男性となるはずです。そして、今の決まりに従うと皇室を出られることになります。が、女性天皇が認められるとなれば、現天皇の直系ですので未来に『愛子天皇』があり得ます。ただ結婚相手は一般の男性です。すると、もし愛子さまに長男(長女でも)が出来たとして、さらなる未来にその方が即位された場合、これは「女系天皇」の誕生ということになります。父方が天皇に全く繋がらないからです。

天皇は男系男子に限られる、と強く主張する識者たちがいます。安倍晋三総理もその一人とされています。それが皇位継承の伝統なのだと言っています....



カタバミ。

もし男系男子の皇位継承が維持され続けた場合、天皇家の存続はひとえに悠仁親王が男子をもうけられるかどうか、にかかって来ます。例えそこを乗り越えたとしても、次の世代にまた同じ問題が生じます。現皇室に若い皇位継承資格者が一人しかいない以上、象徴天皇制は綱渡りの時代が続きます。


私の考えを述べても大海に砂つぶを落とすようなものですが、皇室の安定した存続を願うのであれば、女性宮家の創設・女系天皇の容認しかないと思います。


私自身は皇室や天皇や皇位継承に興味はありません。だからこのたびの改元につき、メディアの報道がうるさかったことで(TVや新聞を見なくても、聞こえたり目に入ってくるほどの情報の洪水でしたから)、今回はストレス発散の意味も含めて意見を綴りました。