ゲガルド修道院は、301年に歴史上初めてキリスト教を
国教と定めたアルメニアでも古い歴史を持つ修道院で、
初期キリスト教時代にはすでに開設されていたと伝え
られている。アイリヴァンク、すなわち洞窟修道院とも
呼ばれ、院域のいくつかは岩盤を穿って造られた洞窟
となっている。修道院の名称である「ギガルド」は槍を
意味する言葉で、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部
がここで発見されたことにちなむ。
今日残っている中央聖堂は、1215年から1283年にかけて
建設されたものであるが、僧院や礼拝堂、食堂などは、
中央聖堂北側に接する岩盤を穿って造られ、天井はイス
ラーム建築のムカルナスの影響によると思われる鍾乳石
装飾で覆われている。僧院内には、十字架を彫った石盤
がいたるところに設置されている。
国教と定めたアルメニアでも古い歴史を持つ修道院で、
初期キリスト教時代にはすでに開設されていたと伝え
られている。アイリヴァンク、すなわち洞窟修道院とも
呼ばれ、院域のいくつかは岩盤を穿って造られた洞窟
となっている。修道院の名称である「ギガルド」は槍を
意味する言葉で、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部
がここで発見されたことにちなむ。
今日残っている中央聖堂は、1215年から1283年にかけて
建設されたものであるが、僧院や礼拝堂、食堂などは、
中央聖堂北側に接する岩盤を穿って造られ、天井はイス
ラーム建築のムカルナスの影響によると思われる鍾乳石
装飾で覆われている。僧院内には、十字架を彫った石盤
がいたるところに設置されている。