鳥海山は、燧ヶ岳(2,356メートル)に次いで、
東北地方では2番目に標高が高い。山形県の最高峰で
あり、中腹には秋田県の最高地点(1,775メートル)
がある。山頂からは条件が良ければ北方は白神山地
や岩手山、南方は佐渡島、東方は太平洋まで望むこ
とができる。
県境は山頂ではなく秋田県側へ数キロメートル食い
込んでいる。よって山頂は山形県飽海郡遊佐町であ
る。全体としては富士山型の成層火山であるが、北
側から西側にかけては側火山や火口、更には河川に
よる浸食で、複雑な山容を示している。紀元前466年
には大規模な山体崩壊を起こし岩石や土砂が現在の
にかほ市に堆積して象潟の原型を形成している。
山の南側には夏、「心」の字の形に雪が残る「心字
雪渓」がある。山頂付近は夏場にも溶けない万年雪
(小氷河と表現されることがある)が存在すること、
氷河の痕跡として特徴的なカール地形が存在するこ
とから、かつて氷河が形成されていたという説があ
る。このため、山麓の市町村では「氷河」を冠した
特産品が見受けられる。鳥海山の固有種としては
チョウカイアザミやチョウカイフスマがある。
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あり、中腹には秋田県の最高地点(1,775メートル)
がある。山頂からは条件が良ければ北方は白神山地
や岩手山、南方は佐渡島、東方は太平洋まで望むこ
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県境は山頂ではなく秋田県側へ数キロメートル食い
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よる浸食で、複雑な山容を示している。紀元前466年
には大規模な山体崩壊を起こし岩石や土砂が現在の
にかほ市に堆積して象潟の原型を形成している。
山の南側には夏、「心」の字の形に雪が残る「心字
雪渓」がある。山頂付近は夏場にも溶けない万年雪
(小氷河と表現されることがある)が存在すること、
氷河の痕跡として特徴的なカール地形が存在するこ
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