卓忌 at 浜松町「随苑」

浜松町「随苑」にて、渡辺卓さんの命日の会が行われた。
いつものように、いつものメンバーが集まって献杯。
卓さんの昔話や最近の話題まで幅広く意見の交歓を交わした。
卓さんはガンが発見されても、治療をするために休めない、と
一切病院にいかず、全ての仕事を片付けてから入院したときには
既に治療は不可能な末期で、入院ひと月も経たずに亡くなった。
壮絶なサラリーマンをイメージするが、それは責任感の成せる技だ
と思う。会社への責任感だけでなく、全国の卓さんのお客さんの
スーパーの店主やそのお客さんである子供達とのSBスポーツコミュニティ
での約束を守ることを、自分の治療より優先した結果だ。
だからこそ今でもこうしてひとが集まって来るのだ。
こういう不器用な生き方が人を引き寄せる力なのだ。
という訳で、この会はいつもつい呑みすぎる。
まだ卓さんが生きていたら、相談したいことが一杯あるのに…
そんなメンバーの感情が大きな黒いトグロを巻いて、浜松町の夜は
更けていった。