今迄オリンピックは見こそすれ、パラリンピック見た事あったっけ。こんなに毎日やっていると、ついつい見惚れちゃうのである。
「より高くより速く」とはほど遠い選手が競うのだと思っていた。
私の子育ての方針は「健康で、礼儀正しくそして、思いやりのある人間に育てる事」だった。
塾の類は、頭に無く、兎に角「健康第一」そうそう、当時のCM「わんぱくでもいい逞しく育って欲しい」だったな。
なので、習い事は、水泳、剣道、スケート、スキー、ダイビング、サーフィンと体を動かす事ばかりだった。
どうしてそんな気持ちになったかと言うと「次男の小児がん死」がある。これは話せば長くなるので、割愛するが、小児病棟のチビ患者達を見ていて「健康第一だ・・・」と思ったのがきっかけである。
本当はね、「運動能力バツグンで、カシコ」だったらいいんだろうけど、私は『健康』を取ったのだ。
水泳は、親がプール迄連れて行って、終わる迄待機しなくていけない。その間がヒマなので、私も「大人クラス」に入って、一番隅のレーンをのたのたと泳いだものだ。
長男が小6位の時、引っ越しをして、大阪市のイトマンスイミングスクールに転入した。転入テストで彼は25mを16秒だったかで泳いだ。
私は36秒だったかな(もう40歳超えてたしね~~←言い訳)
でも、我が子ながら早い方だと思っていたのに、コーチは「小学校1年生のタイムだ」と言い切った。あらま・・・
で、散々こきおろされて、水泳は辞めた。
今パラでそれも平泳ぎで100mが1分ちょっとで泳いだ山口君、すげ・・・・
25m15秒で泳ぎ続けられるなんて、パラとはいえあなどれん!とテレビの前で沈黙する我々である。
陸上なんて、100mが10秒ちょっと。ああ、信じられん!100m走るのも歩くのも嫌な私には、障害のある若者が、いきいきと、競技をしている姿を見ていると「ここに来る迄どんだけの苦労があったんだろう」と思うと、一掬の涙を注がんと思うのである。
オリンピックはほとんど観なかったけれど、パラリンピックはつい観てしまいます。
まず、普段目にしない競技があること、障害を感じさせないプレーが観られること、そして年齢層が幅広いこと。
どの競技を見てもワクワクさせられます。選手の笑顔に元気もらいます。
パラファンになりました(^o^)
今回、例え片足なくても、「ケンケン飛び」で走り高跳びで、物凄い記録を出す選手あり、私も若い頃没頭した水泳で、そりゃもう比べるのもおこがましいような速さで泳ぐ選手ありで、心底感心しました。
日常生活で不便は多々あるでしょうが、たまには「ハレの日」があったら、励みになるでしょうね。
ガンバレニッポンじゃなかったガンバレみんな~!!