dynaboy's BLOG

dynaboyが毎日思っていること
毎日ケータイに囲まれて・・・

※匿名コメント等は公開していません

【MPX】内蔵メモリーしかないワケ

2005年10月04日 23時45分03秒 | DoCoMo
 DoCoMoのMUSIC PORTER XはMPXと呼ばれているらしい。MP2とMPXって、完全にPS2とPSXのパクリじゃん。

 そのMPXは国内初の1GBの内蔵メモリー搭載がとてもインパクトがあるが、実は外部メモリーとしてメモリーカードが使えない。これはかなり不便だが、一番の売りであるモバHO!の番組データはセキュリティがかかっているために外部には持ち出せない仕様となってるのが理由のようだ。

 モバHO!のために他の音楽ソースがメモリーカードに保存できないというのはとても不便だ。

 カメラの画素数が少ないので、せっかくの1GBメモリーや2.8インチ液晶が生かせなくて、消化不良の印象だ。

 これならMP2の方が音楽ケータイとしては使いやすそうだ。

【MP2】メモリースティックPRO Duo対応

2005年10月04日 23時18分24秒 | DoCoMo
 DoCoMoのMusic PorterⅡはMP2と呼ばれているらしい。

 付属するメディアは128MBのメモリースティックPRO Duoという点が地味ながらもとても需要だ。

 三菱はFOMAではメモリースティックDuoをやめて、ミニSDカードに切り替えていたが、MP2ではメモリースティックPRO Duoとした。

 さらにPROという点が大きい。PROなら256MBや512MB、1GBなどが使えそうだ。W31Sの最大の弱点がPROに音楽(着うたフルを除く)を保存できなかった点だが、それがやっと改善されたという意味で、とても意味がある。

 ますますMP2から目が離せなくなりそうだ。

大画面TVで見るリビングVAIO

2005年10月04日 23時07分45秒 | PC
 本日4日より開催されているCEATEC JAPAN 2005 ソニーブースにて、本日発表された「VAIO type X Living(VGX-XL70S)」が早速展示されていた。

 VAIO type X Livingは、昨年発売されたVAIO type Xのいわゆる派生モデルとして、AVサーバ機能を強化させ、リビングルーム設置での使用が提案されたモデルとなっている。

 なおVAIO type Xの大きな特徴であった、1TバイトHDDと3チューナー×2による“X3ビデオサーバユニット”にて6番組同時録画をOS起動なしで実現する録画機能は、別機器となる「Xビデオステーション(VGX-XV80S/40S)にて実現される。

 VAIO type XはデュアルコアのPentium D 820、Intel 945Pチップセット搭載マザー、DDR2 SDRAM、SerialATA対応HDD、2層DVD±R対応のスロットイン式DVDスーパーマルチドライブを搭載し、メモリ容量/HDD容量/チューナーカードの種類といった構成をユーザーで指定できる「VAIO オーナーメードモデル」なるメニューにて用意される。価格は18万円から。

 そのイメージは、まさしくAV機器同様。従来モデルVAIO type Xのデザインも今までのPCとはやや離れ、かつ存在感のあるイメージであったが、存在感というよりはリビングルームに設置したほかAV機器にとけ込む・調和する(であろう)ものとなっているように感じる。

 上段のダーク系パネル部分にはスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブが、下段アルミ調パネルは前面に開くことができ、内部にメモリースティック(PRO含む)/SDメモリカード/CF/スマートメディア/xDピクチャーカード対応のメモリカードリーダー、USB2.0×2、IEEE1394b、マイク/ヘッドフォン(大)端子、S-Video/RCA入力、B-CASカードスロットが備わる。

 背面インタフェースは、BSデジタル/110度CS・地上デジタル入力端子(VAIO オーナーメードモデル)、地上アナログキャプチャー入力系、D4出力端子、RCA音声入出力、光デジタル入出力、同軸デジタル出力、無線LAN外部アンテナ接続端子、LAN、USB、IEEE1394など、そしてインタフェースパネル左端にHDMI端子を備える。

 なおDVIやアナログVGA端子といった、従来のPCディスプレイに接続するためのインタフェースは搭載されず、HDMIやD4(ないしS-Video/RCA)にてTVと接続し、リモコンあるいはワイヤレスキーボードにより操作する方法となる。まさにリビングルーム専用、「HDMI/D4入力端子付き大型TVへ接続して使いなさい」というイメージである(もちろんS-Video/RCA出力端子もあるのでその限りではないが)。

 Xビデオステーションは、1枚のボードに8基チューナーが搭載され、地上アナログ放送を8番組同時に録画できる同時多チャンネル録画対応ビデオレコーダー兼サーバユニット。

 1基あたり4ストリームぶんの同時入力・処理が可能なMPEGエンコードチップ“XCode II”を2基搭載し、2TバイトHDD搭載時で8チャンネルの番組を、最大約3週間ぶん(長時間モードで1日約20時間ほど放送があると仮定)も録画が行えるとしている。

 同機で録画した番組はPCないしTVにて視聴でき(S-Video/RCA映像・音声出力端子が付属)、LAN経由にてPCに転送し、保存することもできる。

 価格は250GバイトHDD搭載の「VGX-XV40S」が8万9000円から、500GバイトHDD搭載の「VGX-XV80S」が14万9800円から、発売(受注開始)は10月25日。

大画面TVにつなげる“しかない”リビングVAIO登場──VAIO type X Living

 VAIO type Xの後継機種がこのように進化してくるとは思わなかったが、先代の問題点とかを考慮したら、このようになったのかもしれない。

年末には500万画素カメラ携帯登場?

2005年10月04日 22時51分36秒 | ケータイ
 300万画素クラスで一息ついた感のある、携帯カメラの高画素化だが2006年にかけて、もう1段画素が増加しそうだ。CEATEC JAPAN 2005会場では、各社で「5Mピクセル」の携帯向けカメラの開発ロードマップを見ることができる。

 自社向けに、200万画素、320万画素のCCDカメラモジュールを提供しているカシオは、次のステージとして500万画素のカメラモジュールを開発中だ。2006年早々には、200万画素CMSモジュール、続いて300万画素CMOSモジュールを投入。2006年4月には500万画素CMOSモジュールを計画している。

 500万画素モジュールの受光素子サイズは1/2.5。メカシャッターを備え、10センチ~∞までのオートフォーカス機構を備える。F値は3.5。サイズは16.1×18.5×9.7ミリを予定している。

 これまでCCDを使ってきた同社だが、「流れとしてはCMOS」ということで、いずれもセンサーにはCMOSを使う。またオートフォーカスのアクチュエータにはステッピングモーターに代わりピエゾ素子を使う(5Mモジュールはステッピングモーター)。

5Mピクセルの携帯カメラモジュール続々

 この調子で行くと、年末か来年初めには一気に500万画素カメラ携帯の登場となりそうだ。再び、携帯電話の高画素競争に拍車がかかりそうだ。

東芝、2.4インチVGA液晶携帯の試作機

2005年10月04日 22時39分06秒 | ケータイ
 「CEATEC JAPAN 2005」の東芝ブースに、2.4インチのVGA液晶を搭載した携帯電話の試作機が出展された。auの「W21T」とボーダフォンの「902T」に、高視野角で高コントラストのVGA液晶を組み込んで展示している。

 製品化の時期は未定としながらも、「時期が来たら出せるよう準備している」と説明員。ニーズについては「フルブラウザの普及で、PCでサイトを閲覧するのと同じように携帯でもWebを見たいという声が高まっている。また動画もきれいに閲覧できるので、ワンセグ放送で威力を発揮できる」と説明した。

東芝ブースに2.4インチVGA液晶携帯の試作機

 VGA液晶携帯が一日も早く発売になって欲しいものだ。そして、再びJ-T08で日本中にQVGA液晶携帯ショックを巻き起こしたインパクトの再現をして欲しいところだ。

 写真を見るとわかるが、902Tのヒンジ部にはボーダフォンマークが入っているが、VGA液晶の試作品にはそれがない。あくまでも試作品でボーダフォンの製品ではないのでマークが入れられないだけとも考えられるが、これはVGA液晶携帯のデビューはボーダフォン以外からという暗示の可能性もあるのだろうか?

【.u Pocket】4インチ画面にSVGA

2005年10月04日 22時24分03秒 | PC
 「CEATEC JAPAN」は、各社の新製品と同時に、先進の要素技術やコンセプトモデルが数多く出展されることでも知られる。富士通ブースで見つけたPDAタイプの新端末「.u Pocket」(ドット・ユー・ポケット)は、まさにその典型だ。わずか4インチの液晶パネルにWindows XPの画面がSVGA解像度で表示されており、なかなかインパクトがある。

 .u Pocketの外観は、デジタルカメラ付きのPDAにしか見えない。もちろん、ハードディスクは内蔵しておらず、OSもWindows CE.NETと、仕様もやはりPDAだ。しかし、前述の通り、.u PocketではWindows XPのフル機能が利用できる。

 勘のいい方なら、もうお分かりだろう。.u Pocketは、Windows XPのリモートデスクトップ機能を利用した一種のThinClientだ。PC上で動作しているWindowsの画面だけをネットワーク伝送し、PDAの画面に表示している。タッチパネルにより、アプリケーションやファイル操作もPCと同じように行える。

 同様のデバイスには「スマートディスプレイ」があるが、ホームネットワークにフォーカスしたスマートディスプレイに対して、こちらは外出先から会社のPCを使うことを目的としたユビキタスな(いつでもどこでも)お仕事端末を目指している。PDAサイズのきょう体は、可搬性を重視した結果だ。

 通信できることが利用の前提になるだけに、その手段も多く用意されている。まず、本体にIEEE 802.11b無線LANとBluetoothを内蔵。さらにコンパクトフラッシュスロットとSDカードスロットを別途設けている。また通信経路の安全性を確保するため、ワインタイムパスワードを使う認証システムや、VPNの併用を検討しており、ブースではルータがVPNの処理を受け持つ形でシステムを構築展示していた。

 CMOSカメラは、携帯電話よろしく前面と背面の両方にある。前面のカメラは“自分撮り”専用で、CE.NET向けのTV会議ソフトで利用する。一方、背面のカメラで撮影した画像はメモリーカードなどに保存しておき、やはりCE.NETからアクセスする仕組みだ。「カメラは基本的にスタンドアローンの機能だが、今後はWindows XPとのデータ交換機能などを付加していきたい」(富士通研究所の山田浩主任研究員)

 このユニークな端末が登場した背景には、高精細の新型液晶パネルがある。これは、富士通ペリフェラル研究所が開発した「Field Sequential Color」(FSC)方式LCD。わずか4インチのパネルにSVGA(800×600ピクセル)解像度を表示可能で、インチあたりに換算すると実に254ppiとなる。また、今回は採用していないものの、技術的には4インチでXGAまで対応できるという。「さすがに文字などが読みにくくなるため、今回はSVGAにとどめた」。

 従来のCF(カラーフィルタ)方式液晶パネルでは、バックライトの前にRGB(色の三原色)のカラーフィルタを置き、これを空間的に混合することで色を表現している。しかしFSC方式はバックライトに3色のLEDを使い、バックライト自体が180分の1秒単位でR→G→Bと色を変える。高速な色の変化が引き起こす残像現象を利用し、色を時間的に混合して自然な発色を実現する仕組みだ。「従来の液晶パネルは、いわば“空間分解能”の残像現象を利用したものだが、こちらは“時間分解能”を使う」(山田氏)。

 FSCが高解像度になるのは、CF方式のように1画素を3分割して色のフィルタを並べる空間が必要なくなるため。また同時に、フィルタがなくなったことでバックライトの透過率が向上する。透過率が上がれば、バックライトはそのぶん光量を落とすことができるため、省電力化にもつながるという。

 FSCパネルの採用により、.u PocketではWindowsで作業できるだけの表示領域を確保しながら、PDAサイズのきょう体を実現した。ただし、画面サイズが小さいだけに、やはり細かい文字などは読みにくい。このため、PDAにアクセラレータを内蔵し、スムーズな画面切り替え(ズーム表示)が行えるようになっている。これには、FSCパネルの0.3msという応答性の高さが一役買った。

 従来の約100倍にあたる応答速度は、動画などの表示にも有効だ。富士通ではTVやDVDビューワーなどの用途も視野に入れ、FSCパネルの開発を進める。一方、.u Pocketもスケジュールは未定ながら、今後は軽量化(デモ機は約280グラム)や薄型化などはかり、製品化を検討していくという。

4インチ画面にSVGA~富士通が考えた“ドコデモWindows XP”

 4インチ液晶でSVGA(800×600)表示を実現するためにはカラーフィルタ不要のFSC方式が役に立っているようだ。

 この方式を利用して、携帯電話の液晶も高解像度化して欲しいものだ。

【WILLCOM】Java仕様はMIDP2.0完全準拠

2005年10月04日 14時51分22秒 | WILLCOM
 ウィルコムはPHS初となるJava対応端末「WX310SA」「WX310J」を発表した。Javaの仕様は「純粋なMIDP2.0準拠」だと近義起執行役員は話す。MIDP2.0は世界標準ともいえるJavaの仕様(2002年12月11日の記事参照)。国内ではボーダフォンがMIDP2.0に独自拡張仕様を加えて「Vアプリ」という名称でJavaプラットフォームを提供している。

 現在のところ独自拡張を施していないため、端末内のメモリ──アドレス帳やデータフォルダなどにJavaアプリケーションからダウンロードすることはできない。また、ドコモのiアプリのように通信可能なサーバを限定していたり、ボーダフォンのVアプリのようなダウンロード可能なサーバを限定することも予定していないという。今後仕様を詰めていく中で、機能を拡張し伴ってセキュリティ確保のため各種の制限を課していくものと思われる。

 動作可能なプログラムサイズは、ダウンロード制限サイズである1Mバイト。ただし、「最新の携帯電話に比べるとヒープメモリは半分程度だろう。ゲームなどすべてのアプリが動くとは思っていない」(近氏)

 Javaの導入には、ある程度高速なCPUやメモリ容量が要求され、端末コストに影響する。ドコモがローエンドPDCをJava非対応としたり、ローエンドのFOMA 700iシリーズではアプリ容量を制限したりしたのも、これが理由の1つだ。ことのほかコストに厳しいPHSで、今に至ってJava導入に踏み切った理由はなんだったのか。

 「今後のことを考えると、通信に伴う機能を搭載しないと不都合が生じる。Javaは基本機能になっていくので、敢えて入れている。多機能派でなくてもJavaは必要なのではないか」とウィルコムの八剱洋一郎社長は説明する。

 端末の発表に併せて、いくつかのタイトルがJavaアプリケーションとして提供されることも明かされた。現在のところ、ほとんどがゲームタイトルとなっており、ビジネス・ツール系のアプリケーションはjigブラウザ程度だが、今後は多方面にアプリケーションを展開していく計画だ。「コンシューマ分野の開発が先行しているのでゲームが多いが、ビジネスアプリケーションも視野に入っている。イントラネットとのシンクロなどにも使っていこうと考えている」(近氏)

PHSにJava──仕様はMIDP2.0完全準拠

 ウィルコムと言えば、フルブラウザというイメージもあるだけに、もっと色々なJava版のフルブラウザが出て欲しいところだ。

 勝手アプリがジャンジャン出てきそうな予感がして、とても楽しみだ。そうなったら、「アプリゲット」にもウィルコム対応してもらわないとなぁ。MP3プレーヤーなどはすぐにでも出て欲しいところだ。

 それにしても京セラ機がJava対応しなかったのが、とても残念だ。どうして3社で足並み揃えてできなかったのだろうか。

 auがJavaを捨ててしまっただけに、マニアにはウィルコムがJavaを採用した点はとてもうれしいはずだ。

 私はあまりゲームはしないので、そんなに興味はないが、時間つぶしにオセロ(リバーシ)と大富豪くらいは欲しいかもしれない。

 EDGEはまだまだ携帯電話に機能的に遅れている点が多いので、Javaによる色々な機能拡張にこそ大いに期待したい。

【WILLCOM新端末】内蔵メモリー容量

2005年10月04日 14時29分01秒 | WILLCOM
 ウィルコムによると4モデルの内蔵メモリ容量は以下の通りらしい。

端末名 内蔵メモリ容量
WX310J データフォルダ2Mバイト/メール用2Mバイト
WX310SA データフォルダ2Mバイト/メール用2Mバイト
WX310K データフォルダ5.3Mバイト/メール用1Mバイト
WX300K データフォルダ約8Mバイト/メール用1Mバイト

 他にもリンク先によると、1GBのミニSDでの動作確認をしたらしい。

ウィルコム“新・音声端末”の内部メモリは?

 もちろんデータフォルダーが大きいに越したことはないが、それはミニSDで補えるとして、もっと重要なのはメールボックスの大きさだ。さすが京セラは1MBしかない。この点でも三洋かJRCしか選択肢はないようだ。

【WILLCM】アクセス過多で「エリア確認ツール」一時停止

2005年10月04日 00時32分43秒 | WILLCOM
 ウィルコムは、同社Webサイト上で提供している「エリア確認ツール」を、アクセスが集中したため、提供を一時中止した。10月中旬にも再開するという。

 「エリア確認ツール」は、ウィルコムのサービスエリアやアンテナの場所を詳細まで確認できるというもの。9月29日より提供を開始したが、アクセスが集中したため、30日時点で提供を一時中断した。

 同社では今後、サイト構成に手を加え、サーバーを増強するといった対策を施した後、10月中旬にも再開する予定。

ウィルコム、アクセス過多で「エリア確認ツール」を一時停止

 つい先日スタートしたばかりのサービスだが、サーバーがパンクするほどアクセスが集中したということなのだろう。

 それだけウィルコム定額の人気がさらに盛り上がっていて、エリアの問題が一番心配というユーザーが多いのだろう。

 サーバーの増強でこのサービスを早く復旧するのももちろんだが、ユーザーが心配しているサービスエリアの拡大にもより一層力を入れて欲しい。

【CHOKKA】不振で巨額負債

2005年10月04日 00時22分54秒 | ニュース
 「すべては私の経営責任です。申し訳ありません」――1200億円の負債を抱えて経営破たんした平成電電の佐藤賢治会長は10月3日、都内で開いた会見でそう謝罪した。だがずさんな経営計画を見直すことなく事業を継続した理由については明確な説明を避けた(関連記事参照)。

 経営が行き詰まった一番の要因は、直収型固定電話サービス「CHOKKA」の不振。来年1月末までに100万契約を獲得する計画だったが、9月末現在での開通ベースの契約者数はわずか14万5000にとどまった。

 CHOKKAは2003年7月に開始。有名俳優を起用した広告宣伝には月間約1億5000万円を投じた。しかし申し込み数は直近でも月間約2万にとどまり、100万契約という目標には到底届きそうになかった。

 「ユーザー数は順調に伸びていたし、あらゆる手を尽くし、100万契約を目指して経営努力を続けていた」と佐藤会長は話すが、記者からは「もっと早く経営計画を見直せたはず。理解できない」などという声が相次いだ。

 ユーザー獲得が思うように進まなかった理由として、同社は(1)他事業者の直収電話への参入や値下げで、競争が激化したこと、(2)CHOKKAに切り替えるためのNTT回線からの移行手続きが極めて煩雑だったこと――を挙げている。

 (1)については、昨年から日本テレコムやKDDIが相次いで直収型サービスに参入。低価格を打ち出して攻勢をかけていた。平成電電は、CHOKKAの営業秘密を日本テレコムの親会社・ソフトバンクに盗まれたとしてソフトバンクを提訴している。(2)について佐藤会長は「一言で言えないほどのことがあった」とし、詳細は別の機会に話すとした。

 CHOKKAや、ADSLサービス「電光石火」などのサービスは今後も継続する。「民事再生法適用を申請したのはサービスを継続するため。ユーザーには是非、サービスを使い続けていただきたい」。

 同社が出資するドリームテクノロジーズと共同で進める予定だったWiMAXとWi-Fiを組み合わせた全国向け高速データ通信サービスは、「スポンサーの意向に沿い、事業を継続したい」とした。

「CHOKKA」不振で巨額負債――平成電電の経営破たん

 以前は高橋克典を起用したCHOKKAのCMをよく見かけたが、かなり早くから行き詰まっていた事になる。

 法人向け電話ということでは、有線電話だけでなく、ウィルコムの音声通話定額も強力なライバルとして加わった事も計算外だったのかもしれない。