ITmediaの「モバイル編集部、ただいま取材中」にはとんでもない事が書いてあった。
“時計代わりに使いたい”という根強いニーズを考えると、モノクロ液晶はけっこう納得する選択です。バックライトが消えてしまうとほとんど見えないカラー液晶と違い、モノクロ液晶は非常に視認性が高く、見やすいのです。
では、背面ディスプレイなし、という携帯が増えたのはどうしてでしょう。実は各メーカーの開発陣に聞いてみると、「できれば入れたかったんだけど……」と煮え切らない答え。入れなかった理由の1つは、薄くするためです。モノクロとはいえ、コンマ数ミリの争いである携帯電話の開発現場では、液晶が犠牲にされることも多いのです。もう1つはデザインです。春モデルのデザイン携帯は、その多くが、“シンプル”と“スクエア”をコンセプトとして打ち出していました。このシンプルを実現するには、背面ディスプレイは邪魔以外の何者でもありません。neonのように、一見なにもないように見えながら時計も表示できるという工夫を凝らした端末もありますが。拍手。
少なくとも、この春モデルを一覧すると、カラー背面液晶が付いているだけで、デザイン的には“古くさい”という印象を持ってしまうのでした。
カラー背面液晶はもう古い
デザインや薄型化重視でカラー背面液晶をなくしてしまい、「カラー液晶はもう古い」なんて、とんでもない事を言うマスコミがいるから、ますますメーカーがユーザーの使い勝手を無視して暴走するのだ!
必ずしも白黒背面液晶が悪いとは言わない。auのG’zOneのように大型で視認性の良い白黒背面液晶は時計などとしての操作性も抜群にいい。しかし、最近の白黒背面液晶は小型化していて、文字数などの面でも情報量が減っているのがほとんどだ。
メイン液晶ではデカ文字などというのがちょっとしたトレンドになりつつあるが、背面液晶に関しては大型化するどころか小型化しているのだ。ある意味で矛盾しているようにも思える。
携帯電話の普及で、携帯電話を時計代わりに使うようになったライフスタイルが確立したところで、今度は背面液晶を廃止したり、小型化されたのではユーザーの操作性の低下は明白だ。
典型的なのがシャープで、J-PHONE時代は背面液晶のカラー化でもJ-SH08あたりから先陣を切っていたはずなのに、今では小さ過ぎて見づらい白黒背面液晶しか搭載されていないか、それすらもない状況だ。
一方、東芝はカラー背面液晶を守ってきたが、904Tで小型の白黒背面液晶になってしまったのが、とても残念でならない。カラー背面液晶が欲しいユーザーは最新機種の中では唯一V502Tを使えということなのだろうか?
なにが「カラー背面液晶が付いているだけで、デザイン的には“古くさい”という印象を持ってしまう」だ!メーカーの言いなりになって、使いにくい端末を使わされる方こそ、頭が古臭いのだ!ユーザーはもっと賢くなろう。
“時計代わりに使いたい”という根強いニーズを考えると、モノクロ液晶はけっこう納得する選択です。バックライトが消えてしまうとほとんど見えないカラー液晶と違い、モノクロ液晶は非常に視認性が高く、見やすいのです。
では、背面ディスプレイなし、という携帯が増えたのはどうしてでしょう。実は各メーカーの開発陣に聞いてみると、「できれば入れたかったんだけど……」と煮え切らない答え。入れなかった理由の1つは、薄くするためです。モノクロとはいえ、コンマ数ミリの争いである携帯電話の開発現場では、液晶が犠牲にされることも多いのです。もう1つはデザインです。春モデルのデザイン携帯は、その多くが、“シンプル”と“スクエア”をコンセプトとして打ち出していました。このシンプルを実現するには、背面ディスプレイは邪魔以外の何者でもありません。neonのように、一見なにもないように見えながら時計も表示できるという工夫を凝らした端末もありますが。拍手。
少なくとも、この春モデルを一覧すると、カラー背面液晶が付いているだけで、デザイン的には“古くさい”という印象を持ってしまうのでした。
カラー背面液晶はもう古い
デザインや薄型化重視でカラー背面液晶をなくしてしまい、「カラー液晶はもう古い」なんて、とんでもない事を言うマスコミがいるから、ますますメーカーがユーザーの使い勝手を無視して暴走するのだ!
必ずしも白黒背面液晶が悪いとは言わない。auのG’zOneのように大型で視認性の良い白黒背面液晶は時計などとしての操作性も抜群にいい。しかし、最近の白黒背面液晶は小型化していて、文字数などの面でも情報量が減っているのがほとんどだ。
メイン液晶ではデカ文字などというのがちょっとしたトレンドになりつつあるが、背面液晶に関しては大型化するどころか小型化しているのだ。ある意味で矛盾しているようにも思える。
携帯電話の普及で、携帯電話を時計代わりに使うようになったライフスタイルが確立したところで、今度は背面液晶を廃止したり、小型化されたのではユーザーの操作性の低下は明白だ。
典型的なのがシャープで、J-PHONE時代は背面液晶のカラー化でもJ-SH08あたりから先陣を切っていたはずなのに、今では小さ過ぎて見づらい白黒背面液晶しか搭載されていないか、それすらもない状況だ。
一方、東芝はカラー背面液晶を守ってきたが、904Tで小型の白黒背面液晶になってしまったのが、とても残念でならない。カラー背面液晶が欲しいユーザーは最新機種の中では唯一V502Tを使えということなのだろうか?
なにが「カラー背面液晶が付いているだけで、デザイン的には“古くさい”という印象を持ってしまう」だ!メーカーの言いなりになって、使いにくい端末を使わされる方こそ、頭が古臭いのだ!ユーザーはもっと賢くなろう。