ソニーは十日、自宅のテレビ番組やDVDレコーダーに録画した映像をインターネットを使って携帯電話に転送して視聴できるサービスを、年内に日本で始めることを明らかにした。外出先でもテレビチューナーなしで生番組を視聴できる。携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」と違い、録画済みの番組がみられるほか、携帯電話からテレビ番組の録画予約もできるという。
ソニーが始めるサービスは、自宅のテレビやDVDレコーダーをネットで遠隔操作できる専用機器「ロケーションフリーベースステーション」を使って、映像を携帯電話の画面に転送し、外出先で楽しめる仕組みだ。
サービスを受けるためには、専用のソフトを携帯電話にダウンロードし、設定した後は携帯電話の通信料だけでサービスを受けられる。携帯電話各社は、データ通信の定額サービスを採用しており、ソニーでは顧客への金銭的な負担も少ないとみている。
今年四月から開始される携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」と異なり、BSやCS放送などの番組もチューナーなしで携帯電話で視聴できる。また、DVDレコーダーなどに録画した番組や、DVDソフトも楽しめるなど、自宅でみられる映像であれば、基本的に外出先でも視聴できるのが特徴だ。
日本に加え、欧州でも今夏をめどにサービスを開始する。欧州でのサービスに向け、子会社のソニー・エリクソンと共同で、ロケーションフリーに対応した携帯電話を試作している。一方、日本国内ではネットに接続できる携帯電話であれば、専用ソフトをダウンロードすることで、どの端末でもサービスを受けられるようにする考えだ。
ソニーは、昨年十月にインターネットで遠隔操作してパソコンや携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」向けに、テレビ番組やDVD映像を転送して視聴できる機器「ロケーションフリーベースステーション」を発売。価格は三万三千円前後だが、こうした対応機器を携帯電話にも広げることで、「ロケーションフリー」の拡販につなげたい考えだ。
自宅のTV・録画映像 ネットで携帯に転送 ソニー、年内サービス開始
PSPに引き続き、携帯電話でも利用できるようになる意義はとても大きい。
テレビ内蔵携帯電話でもテレビは見られるが、問題はアンテナだ。テレビの電波状況が悪いとなかなかキレイには映らない。しかし、ロケーションフリーTVの場合は自宅の電波状況が良くて、携帯電話の電波も問題なければ、自宅並みの画質をどこでも楽しめるというのが最大の魅力だ。
さらにベースステーションをVTRやDVDレコーダー等に接続しておけば、出先から自宅の録画番組が見られてしまう点はテレビ内蔵携帯電話には真似できない芸当だ。
問題は携帯電話の通信速度とパケット料金だ。パケット料金を考えると、パケット定額制の端末以外でこれをやったら、とんでもない料金になりそうだ。また通信速度が遅いと画質がかなり悪くなりそうだ。
「どの端末でもサービスを受けられるようにする」という事だが、果たしてウィルコムに対応するのかも気になる。ただし、32Kbpsや64Kbpsではかなり画質が悪いと予想されるし、専用ソフトが必要になるので、Java非搭載のWX310Kは対象外の可能性が高い。
やはり、快適に利用するには3G端末でパケット定額制でないと実用面で難しいかもしれない。
ひょっとすると、携帯電話に対応することにより、あのウォークマン神話の再来となり、今後は日本のあちこちで携帯電話で自宅のテレビを見る人の姿が見られるようになるのかもしれない。
ソニーが始めるサービスは、自宅のテレビやDVDレコーダーをネットで遠隔操作できる専用機器「ロケーションフリーベースステーション」を使って、映像を携帯電話の画面に転送し、外出先で楽しめる仕組みだ。
サービスを受けるためには、専用のソフトを携帯電話にダウンロードし、設定した後は携帯電話の通信料だけでサービスを受けられる。携帯電話各社は、データ通信の定額サービスを採用しており、ソニーでは顧客への金銭的な負担も少ないとみている。
今年四月から開始される携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」と異なり、BSやCS放送などの番組もチューナーなしで携帯電話で視聴できる。また、DVDレコーダーなどに録画した番組や、DVDソフトも楽しめるなど、自宅でみられる映像であれば、基本的に外出先でも視聴できるのが特徴だ。
日本に加え、欧州でも今夏をめどにサービスを開始する。欧州でのサービスに向け、子会社のソニー・エリクソンと共同で、ロケーションフリーに対応した携帯電話を試作している。一方、日本国内ではネットに接続できる携帯電話であれば、専用ソフトをダウンロードすることで、どの端末でもサービスを受けられるようにする考えだ。
ソニーは、昨年十月にインターネットで遠隔操作してパソコンや携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」向けに、テレビ番組やDVD映像を転送して視聴できる機器「ロケーションフリーベースステーション」を発売。価格は三万三千円前後だが、こうした対応機器を携帯電話にも広げることで、「ロケーションフリー」の拡販につなげたい考えだ。
自宅のTV・録画映像 ネットで携帯に転送 ソニー、年内サービス開始
PSPに引き続き、携帯電話でも利用できるようになる意義はとても大きい。
テレビ内蔵携帯電話でもテレビは見られるが、問題はアンテナだ。テレビの電波状況が悪いとなかなかキレイには映らない。しかし、ロケーションフリーTVの場合は自宅の電波状況が良くて、携帯電話の電波も問題なければ、自宅並みの画質をどこでも楽しめるというのが最大の魅力だ。
さらにベースステーションをVTRやDVDレコーダー等に接続しておけば、出先から自宅の録画番組が見られてしまう点はテレビ内蔵携帯電話には真似できない芸当だ。
問題は携帯電話の通信速度とパケット料金だ。パケット料金を考えると、パケット定額制の端末以外でこれをやったら、とんでもない料金になりそうだ。また通信速度が遅いと画質がかなり悪くなりそうだ。
「どの端末でもサービスを受けられるようにする」という事だが、果たしてウィルコムに対応するのかも気になる。ただし、32Kbpsや64Kbpsではかなり画質が悪いと予想されるし、専用ソフトが必要になるので、Java非搭載のWX310Kは対象外の可能性が高い。
やはり、快適に利用するには3G端末でパケット定額制でないと実用面で難しいかもしれない。
ひょっとすると、携帯電話に対応することにより、あのウォークマン神話の再来となり、今後は日本のあちこちで携帯電話で自宅のテレビを見る人の姿が見られるようになるのかもしれない。