dynaboy's BLOG

dynaboyが毎日思っていること
毎日ケータイに囲まれて・・・

※匿名コメント等は公開していません

【トリノ五輪】女子カーリング、準決勝進めず

2006年02月21日 10時54分49秒 | スポーツ
 夢の終わりは突然訪れた。5-7で迎えた第8エンド。スイスが最終投でハウス(円)中心の日本のストーンを弾き飛ばし、4点を追加。「あきらめたくはなかった。でもカーリングのフェアプレーの精神には、潔さも必要なので」(小野寺)。日本は勝負を観念し、ギブアップした。

 勝って、準決勝進出へ、かすかな望みをつなぎたい最終戦だった。だが、序盤から一つ一つのショットに精度を欠いた。第4エンドには、よもやの4点を献上。「皆のミスをスキップがカバーできるくらいじゃないと」と小野寺は自分を責めた。強豪カナダ、前回優勝の英国を撃破し、スウェーデンとも対等に渡り合った。激戦の疲れが、ショットに微妙な狂いを呼んでいた。

 それでも見せ場はつくった。第5エンド。小野寺がど真ん中にドローショットを滑り込ませる。第7エンドまで連続得点して追撃。カーリングは、いかに中心に石を置けるかの勝負。そこに至る過程には、4人の気持ちを通わせた共同作業が不可欠。「全員でよく粘れた。最後に勝てなかったが、個人的には満足している」とサードの林は胸を張った。

 前半戦の不調から、カナダ戦の勝利を契機に本領を発揮した。前回五輪の雪辱を誓う小野寺と林に、ジュニア経験豊富な3人が加わって結成された、全員がどさん子の「チーム青森」。4強入りの目標は果たせなかったが、すがすがしいまでの戦いぶりだった。「世界に日本の実力をアピールできた」と小野寺。試合後の涙は、悔しさよりも、達成感が誘っていた。4年間の集大成として臨んだトリノ。今後の活動は未定だ。だが、氷上の戦いの新しい魅力を振りまいた雄姿を、また見たいと思った人は少なくないはずだ。


悔しさに勝った達成感=成長アピールしたカーリング日本女子〔五輪・ハイライト〕

 カナダ戦からイギリス戦にかけての絶好調ぶりがやや失速した印象でミスも目立ち、強豪スイスにはたびたび大量得点を許してしまった。後半、連続スチールなどで反撃したが、及ばなかった。

 まだミスも目立ったが、よく戦ったと思う。若いチームなので今後に期待したい。

 日本チームの活躍でカーリングという競技が広く認識されたのではないかと思う。そういう意味でも、意義があったと思う。