音楽:ドップラー「ハンガリー田園幻想曲」Op.26 クラシック名曲サウンドライブラリー http://classical-sound.seesaa.net/
●変わる時
ヒトリシズカは,葉だけでなく花穂も出てきた。
ムラサキケマンが増え,ニリンソウは「二輪」になってきた。
バイモもモミジイチゴも花を咲かせていた。
桜の開花宣言前には,野の花も大きな変化をするようだ。
■日本人に愛される東洋的な旋律
フランツ・ドップラーはハンガリーのオーストリア領だった
ガリツィア・ルヴフ出身の作曲家、フルート奏者です。
18歳でブダペスト歌劇場の首席フルート奏者に就任した後は、
ウィーン宮廷歌劇場の首席フルート奏者、首席指揮者にも就任。
そしてウィーン音楽院のフルート科の教授をも務めました。
カヴァティーナで知られる作曲家のラフと共に
リストの弟子でもあった彼は、有名なハンガリー狂詩曲の
オーケストレーションも手がけています。
生前はオペラやバレエの作曲家として成功していたドップラーは、
同時に卓越したフルート奏者であり、同じくフルート演奏家だった
弟のカールと共に超絶技巧を要する自作曲を携えて
演奏旅行を行い、ヨーロッパ中を席巻しました。
そんな彼の残したフルート曲の中でも
特に日本での人気が高いのがハンガリー田園幻想曲です。
全体に3つの部分から構成されますが、冒頭からの旋律はどこか東洋的な情緒を漂わせ、
それが日本人の琴線に触れるのだといわれています。
(クラシック名曲サウンドライブラリー)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます