●レンゲショウマの花が増えてきた。まだまだ蕾がたくさんあるので,
これからたくさん咲きそうだ。
風に揺れる姿が「ラグリマ」に合っていると思う。
音楽:タレガ 前奏曲 ホ長調 ラグリマ(涙)
クラシック名曲サウンドライブラリー http://classical-sound.seesaa.net/
■ギター愛好家にもおなじみの旋律
スペインのアンダルシア地方の民謡では、ギターはなくてはならない
主要な楽器でした。
フラメンコでもギターは踊りを盛り上げるために大活躍しています。
アントニオ・デ・トーレスというギター職人はそれを改良して、
現在のクラシック・ギターの原型を作りました。
トーレス作は少し小さいことを除いて、ほぼ今のクラシック・
ギターと同じものといえます。
タレガは優れた演奏技巧によって、クラシックの世界における
ギターの地位を確立させた重要な人物です。
ベートーヴェンやメンデルスゾーン、ショパンなどのピアノ曲を
ギター用に編曲することで、ギターとクラシックのつながりの
イメージを強めることに貢献したともいえます。
「涙」は「アルハンブラの思い出」などと共に愛されるタレガの
代表曲のひとつです。
(クラシック名曲サウンドライブラリーより)
■ラグリマ
「ラグリマ」とはスペイン語で「涙」を意味します。一説によると、
この「ラグリマ(涙)」はタレガの娘、コンチータの死に由来する
そうです。
1891年12月、タレガはマジョルカでの演奏旅行を終えて帰宅
した際、妻(マリア・ホセ・リソ)からコンチータが3日前に亡く
なった事を知らされます。
甘美で優しいホ長調の主題にもの悲しく感傷的な中間部が同主短調
(ホ短調)で交代して現れるところに、タレガの娘に対する愛情と、
その死に対する悲しみが表現されているのかも知れません。
他の説として、タレガが演奏旅行でロンドン/イングランドを訪れた
際にひどいホームシックにかかり、その悲しい感情を音にした結果
この名曲が生まれた、というのがありますが、その可能性は低い
ように思えます。
(Kazu Suwaクラシックギター HPより
https://www.kazu-classicalguitar.co.uk/ja)