■美しい写譜
作曲年代は明らかでないが、その大部分はケーテン時代(1717年-1723年)に作曲されたと思われる。
ケーテン時代には、ブランデンブルク協奏曲やフランス組曲、イギリス組曲など、6曲構成の楽曲が作られて
いるが、この時代に3の倍数が好まれたことが影響していると見られる。バッハの妻アンナ・マクダレーナの
写譜が残っており、これは長い間自筆譜と考えられてきた美しいものである。
▲バッハの妻アンナ・マクダレーナによる無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007の写譜
その後、単純な練習曲として忘れられていたが、パブロ・カザルスによって再発掘されて以降、チェリストの
聖典的な作品と見なされるようになった。現代においてはバッハの作品の中でも特に高く評価されるものの
一つである。コントラバスやヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ギター、サキソフォン、フルート、ホルン、マリンバ、
エレキギター、テューバなど他の楽器に編曲、演奏されることも多い。
6曲の組曲は、それぞれが前奏曲(プレリュード)で始まり、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット
(第3番・第4番はブーレ、第5番・第6番ではガヴォット)、ジーグの6曲構成となっている。
組曲ごとにひとつの調性で統一される。各楽曲はプレリュードとアルマンド(元来舞曲であるが当時その
性格は失われていた)を除いて舞曲であるが、一見単純な構成のなかに多声的な要素が盛り込まれ、
重音奏法も駆使して一つの楽器とは思えない劇的かつ多彩な効果を出す。
(ウィキペディアより)
●週末から寒くなりそうだというので,東高根森林公園に行った。とても暖かかった。