■初恋の人コンスタンツィヤが初演の特別演奏会に出演
ワルシャワ音楽院で声楽を学ぶコンスタンツィヤ・グワトコフスカは、ショパンと同い年の
栗色の髪と澄んだ瞳の美しい女性でした。
同窓生である彼女に対してショパンは、胸の内に押さえきれない感情の昂りを抱き始めて
いました。
コンスタンツィヤは美しい声と容姿で演奏会でも注目の的。そんな彼女に対するショパンの
想いは募るばかり…。
しかしとうとうその気持ちを、直接伝えることができませんでした。こうした恋愛の最中に書
かれたのが二つのピアノ協奏曲です。
「僕はコンスタンツィヤのことを思いながらこのアダージョを書いた」と、友人に宛てた手紙でも
知られるように、第2番の第2楽章ラルゲットは彼女への感情の表現として有名です。
そしてショパンがワルシャワを離れる直前の1830年10月11日に行われた特別演奏会では、
自身のピアノ演奏による第1番初演のこの舞台にコンスタンツィヤが特別出演し、故郷での
最後の晴れ舞台に花をそえたといいます。
彼女への打ち明けられなかった初恋の想いを胸に、ショパンはいよいよ音楽の都ウィーンへと
旅立って行くのでした。 (「クラシック名曲サウンドライブラリー」より)
●そうとは知らずに聞き,やさしくみずみずしいと感じていたが,そんな気持ちが込められた第2
楽章だったんだ。
●小石川後楽園では,途中から「石」が気になってきた。空襲で焼失した建築物の遺構である
土台の石とあけられた穴,道に置かれた様々な庭石などに触れ,時間の重みを感じた。
パンフレットにある「円月橋」。当時の貴重な建造物なのに見逃した。また,消火栓らしい
黒い物体は,特別史跡・特別名勝であるからか。赤ではバランスが悪いのか,通天橋が
赤だからなのか。
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