炎天下に草刈りをしたため,体調が今一つ。
暑くなる前にすればよかったのだが,今年は梅雨が早くあけたんだよな…。
■ウィーンに来て間もなく書いた優美なワルツ
この作品を書いた頃、世間はJ.シュトラウスのウィンナーワルツ全盛期。
ブラームスはといえば故郷ハンブルクを無評価の失意の内に去り、
ウィーンで作曲家として新たな生活を始めて3年目の年でした。
当初、4手のピアノ連弾用に作曲された作品集は、
ブラームス自身の見込みに反して家庭音楽としても反響を呼び、
同時に編曲されていた独奏版も発表されるに至りました。
独奏版を献呈された音楽評論家のハンスリックは
「真面目で無口なブラームス。
あのシューマンの弟子で、北ドイツのプレテスタントで、
シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。」
と語り、驚きを示したといいます。
踊るための娯楽音楽に過ぎないと、当時考えられていたワルツを、
絶対音楽の推進者とされていたブラームスが作曲したためです。
(クラシック名曲サウンドライブラリー)
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