音楽:クラシック名曲サウンドライブラリー http://classical-sound.seesaa.net/
■流れるようなアルペジオが美しい初期の名作
ローマ大賞受賞後のイタリア留学から帰ってすぐに作曲された、
ドビュッシーが26,7歳頃のごく初期のピアノ作品です。
当時パリではアラベスクという唐草模様が流行していました。
この言葉やイメージは音楽やバレエなどの芸術にも取り入れられ、
アラベスクという名の作品を多く生み出しました。
ドビュッシーはアラベスクと名のつく曲を2曲作っています。
それらは「2つのアラベスク」として1891年に出版されました。
2曲とも唐草模様の様に音が絡み合いながら展開していきますが、
トリル風のフレーズが主体の活発な2番に比べて第1番は、
流れるようなアルペジオの伴奏の上を、
優しい旋律が寄り添うように漂っていきます。
いかにもフランス印象派、ドビュッシーという感じの作品です。
アラベスクというタイトルなものの、聴く人によって様々な
イメージが広がるような多面性を感じさせます。
(クラシック名曲サウンドライブラリーより)
■ヒメリュウキンカ(姫立金花)
原産地はヨーロッパ及びシベリア。
日本へは園芸用として渡来したものが野生化。
生育地は,山地の林の中や林の縁 。
和名は花や葉の様子が立金花(リュウキンカ)に似ていることから
つけられたが、属は異なる。
欧州金鳳花(オウシュウキンポウゲ)として表示するところもある。
(みんなの花図鑑https://minhana.net/)
■ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
スミレの俗名「太郎坊」と対をなす。
中国の生薬「延胡索(えんごさく)」の仲間。
江戸時代,子どもの間ではスミレやエンゴサクなど,花の後ろにある
距(きょ)のある花を使って,距をひっかけ,引っぱり合う草相撲のような
遊びが行われていた ところがあった。
そして,このときにスミレのことを「太郎坊」,エンゴサクのことを「次郎坊」と
呼んで遊んでいた地域があった。
(髙橋勝男「野草の名前[春]」山と渓谷社)
●太郎坊は「たろぼう」と読むのだろう。
ジロボウエンゴサクは図鑑で検索できたが,「ヒメリュウキンカ」は載って
いなかった。名札が立っていたのに前回は気付かなかったのだ。
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