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春らしく

2021-03-26 | フォトムービー

 
音楽:ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」 第1楽章
   クラシック名曲サウンドライブラリー http://classical-sound.seesaa.net/

●春の妖精
ニリンソウ・カタクリ・ムラサキケマンがいつの間にか咲いていた。
今年は暖かいので,開花が例年より1週間ほど早い。


■ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」 
ベートーヴェンは自然をこよなく愛し、特に森の中や星空の下にいると
幸せに感じ、またインスピレーションも沸きました。彼は、自然の美しさ
から、より一層、神の存在を強く感じました。この穏やかな、牧歌的な、
ロマンティックでやさしい一面は、極度の緊張感や激情的な雰囲気と
いったベートーヴェンの音楽の一般的なイメージとは対照的です。
しかし、こうした一面は、彼の全作品を通しても感じられますし、作曲家の
複雑な性格を理解する上で重要な要素と言えるでしょう。

このソナタは、ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタの中で
最も人気のある作品の一つで、一度聴けば耳に残るような大変覚えやすい曲です。
曲想は新鮮で、喜びと希望に満ち溢れており、サブタイトルの『春』にぴったりと
合っています。曲全体を通じて、メロディーが直接的で、シンプルで優雅です。
またユーモアを感じさせる瞬間や、ベートーヴェンには実は愉快な一面もあった
ことを思い起こさせるような瞬間もあります。

この『春』は、4楽章形式をとった作品で、ヴァイオリンによって奏でられる
大変印象的なヘ長調のメロディーで始まります。ピアノが先行して奏でる第2
主題は、ヴァイオリンの第1主題よりも力強く、確固としていて、第1楽章では、
2つの対照的な主題が進行していきます。

変ロ長調のゆっくりとした第2楽章は、シンプルで、ヴァイオリンとピアノが
交互に少しずつ異なるヴァリエーションをつけた主題を流れるように奏でます。

第3楽章は、スケルツォとトリオで、ヴァイオリンとピアノが、それぞれ相手の
反応を楽しむかのように、まるで鬼ごっこでもしているかのようです。遊び心の
あるおもしろいリズムが、この楽章のふざけているような印象をさらに強くして
います。

最終楽章はロンド形式で、3つのエピソードに続いて、叙情的な主題が現れます。
楽天的な雰囲気が自然に感じられるこの楽章で、付点のリズムがベートーヴェンの
創意に富んだユーモア感を具現しています。 

(五嶋みどりHP https://www.midori-violin.com/より抜粋)


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