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捏造は疑惑ではなく本当だった 第2部。「周到に事前準備された捏造計画」

2024-12-19 22:53:20 | 社会
●仮説「周到に事前準備された捏造計画」1部

<謎1 3/24(日)、斎藤は休みだったと証言。しかし県の車両運行記録では知事公用車は運行していた!>

3/24(日)午前 三宮 某所。 調査前日。

知事公用車が停車。サイトーが下車。車は走り去った。
ドアが開き、カタヤマがサイトーを出迎えた。
「お早うございます、知事」
「お早う」ぶっきらぼうに答えるサイトー。
「ここなら誰の邪魔もはいりませんので、ゆっくりと打合せができます」

2人が机を挟んでイスに腰かけた。
「いい案ができたか?」能面のような顔に不安が見て取れた。
「一晩じっくり考えて完璧な計画ができました」カタヤマの顔に寝不足の跡があった。
「説明してくれ」
「はい。まず一番大事な事が4つ。つまり早急に解決すべき問題が4つあります」
「うん」

「1つ目は、アイツ(県民局長のこと)は1週間後に退職しますので、早急に退職保留を言い渡す必要があります」
「そうだな」

「2つ目は公益通報ではないことを証明することです」
「だがハラダB(産業労働)がコーヒーメーカーを受け取っていることを認めているぞ。真実相当性があることになる」
「そのことはまだ部外には知られていません。だからこそ公益通報でないことの証明が急がれます」(4/16に読売新聞がその事実をスッパ抜いた

「3つ目は、1つ目の根拠となる懲戒事由の物証となるものを入手する必要があるということです」
「それだ。それがいる」

「4つ目は、黒幕、県民局長を裏で操っている首謀者を炙り出すことです」
「誰だ?」
「多分、アラキでしょう」
「元副知事の?」
「そうです。あいつは元知事のイド派ですからね。この際、この機会を逆に利用して証拠を掴み、一気にイド派の残党を根絶やしにした方がええでしょう」
「うーん。で、具体的にはどうする」
(続く)


<謎2 片山の事情聴取の謎と不思議。音声によるイメージ操作の詐術>

3/25の午前中、片山による県民局長への48分超に及ぶ事情聴取を録音した音声データ。不可解な点が山のように浮かび上がった。

A.片山は次のような同じ文言を何度も繰りかえした。「県のPC使って」、「自分の家でやればいいのに」

B.「公用パソコンの中から出てきたんや。見逃すわけにはいかない!なんで公用パソコンのなかに入れとくんや
 「もう一度言うけど、なんで公用パソコンに入れとったんや」、「家でやっとけやあ、勤務時間外に
  (事情聴取の半ばあたりの片山の発言)

前のブログでも記したが、9/6百条委員会で片山は、
PCを押収して帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。午前中ではなく。


<謎3 かみ合わない不思議な会話。音声によるイメージ操作の詐術>

(流出した片山が事情聴取時の音声。かみ合わない会話。Youtube時事のアザラシから)




週刊文春が特ダネで入手した48分超の音声データでは次のように経過になっている。

片山「それから悪いけど、パソコンすまんけど持って帰らしてもらうわ」
局長「ちょっと」
片山「ここ座っとけ。ログインしてあんねんやろ」
局長「ん?
片山「ログインしてあんねんやろ。その辺でちょっと待っとけ。私物これ、USB私物か」
局長「私物です」
片山「抜いて。切ったらあかんで」
局長「ん?
片山「オフにしたらあかんど。オフにしたらあかんで」
(女子職員が突如入室。録音機が移動したためか音声途切れる)
片山「はあ」(ため息)
(この後、片山が、これからも調査する、退職届は受理しないなど、3日後に決裁されるのに懲戒の辞令を内示している)

片山「今から帰るさかい」
人事課長「念のためパスワードを」
(県民局長がパスワードを教える。人事課長がパスワードを入力)
人事課長「はい。OKです


<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに>

私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。人事課長、そのPCの中を調べてみてくれ
事情聴取が進んでいく途中で、人事課長が言う。
「あ、問題のあるファイルを見つけました!
私はニヤリと笑い県民局長に向かって言う。「物的証拠が出てきたぞ!なんか申し開きすることあるか


<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに PART2>

このことも過去ブログで何度も記したが、斎藤は2024年8月4日の記者会見で下記のように発言している。
(2024年8月4日の斎藤の記者会見内容の抜粋。兵庫県ホームページから)


このことと立花がYoutubeで公開した情報を合わせると、押収された公用PCのデスクトップ上の画面は下記のような画面になる。


するとPART2の展開は次のようになる。

<PART2>

私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。ウエダ課長、そのPCの中を調べてみてくれ
「はい」課長がPCの画面を覗く。一見して「あ!」素っ頓狂な声上げる。
「なんや!?」私が訝し気に課長を睨みつける。
「デスクトップ上に変なフォルダがいっぱいあります!」
「なんやて?」私はPCのところに歩み寄って画面を見る。
「ほんまや!なんやこれ?智子写真館?100智子?フォルダの中、開いてみい。智子への手紙、智子通信・・」
私は画面から顔を上げ、県民局長に向かって怒鳴る。
「ワタセ!ちょっとこっち来い!このファイルは何や!説明してみい!」
このあと仮借ない私の怒鳴り声で追及が続いていく・・ハズだが、そうはならなかった。


なぜ、県民局長室で片山は人事課長にPCをチェックさせなかったのか?なぜ帰りの車の中でチェックしたのか?

1つ。この時点で公用PCの中に問題ファイルは存在していなかったからチェックはできなかった。同日午後14:37に、NAS内に捏造されたファイルが作成され、公用PCにコピーされるまで存在していなかったからだ。

2つ。この時点で公用PCの中をチェックして、もし問題ファイルがなかったなら、県民局長を懲戒処分ができなくなる。だからチェックしなかったのである。捏造ファイルが公用PCにコピーするまでやれなかったのである。

さらに、「ログオンしてあるんやろ、(私物USB)抜いて、切ったらあかんで」というイメージ操作。
これを鵜呑みにすると、県民局長が私物USBを公用PCに挿して問題のファイルを作っていた、と多くの人はイメージするだろう。
だが人事課長がパスワードを聞いて入力し、「はい。OKです」という音声データが入っている。しかし上記の不思議な片山の音声からはPCは起動中のハズである。

片山の音声データからは「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という質疑が皆目ないのである。告発文書に基づくものばかりである。だが不思議なことに「なんで公用パソコンに入れといたんや」とか「なんで公用パソコンに入れとくんや」と文言が繰り返され、さも公用PCを調べたかのようなイメージを想起させる音声になっている。

つまり実際は、公用PCは閉じられていてログオフされていたのだ。人事課長がPCのフタを開いてパスワードを入力時に初めて画面が上げられたと考えるのが自然である。しかも人事課長も「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という様子も窺えない。

片山は、ゲシュタポや特高警察のガサ入れのような強権的な事情聴取が問題になることを見越して、音声によるイメージ操作を計算して、妥当な調査だったとする証拠のために録音したのである


●仮説「周到に事前準備された捏造計画」2部 続き

「明日の調査で事情聴取を録音します。そこでなんで公用PCで作ったんや、勤務時間外でやらんかい、家でやらんかいということを繰り返して言います。そうしたら、音声だけですから、それを聞いた人は、職場でやってたんや、公用PCで作ってたんや、というイメージが沁み込みます」
「なるほど」
「次に押収したPCとあいつが持っているであろう私物USBを没収します。それを持ち帰って三宮でNASに全部コピーします。そのへんのPC周りのことは人事課長がくわしいから一緒に連れていきます」
「USBにあるだろうか?」
「前にもお話しましたように、我々の政権を転覆させようとしている連中は、メールでかなり情報交換してます。そんな足の着くメールは公用PCのドライブにため込まず、私物のUSBにいれているハズです」
「そうやな」
「それらを全部NAS内のフォルダにコピーしてから精査します。適当に手を加えたり、入れ替えたりして、懲戒処分に当たるファイルを作ります。公用PCのDドライブには、本人の公務のデータもあるでしょう。それと一緒に問題のファイルも混ぜると本人が作ったそれらしいものができます。それらを公用PCにコピーすれば、公用PCの私的使用、不正使用、勤務時間内の業務専念義務違反などの証拠になります」

「それで最初の3つ目の問題である懲戒処分は可能になったが、他のは?」
「事情聴取の帰りに、本人が噂話を集めて作り話をしたことを認めたと連絡します。本人が嘘話と認めたことになるから、真実相当性はなくなります。従って公益通報に当たらないという理屈になります」
「だが、本人は認めるか?」
「私が事情聴取の帰りに、職員局長に本人との事情聴取の結果を連絡します。「噂話はあちこちにある。それを集めた」と本人が言うていたと連絡します。職員局長はそれを聞いて、本人から電話があり、作り話やと電話があったと知事に報告します」
「ここのポイントはなんや?」
「伝言リレーミスですわ。バレるまでは、私らは本人から「全て作り話や」と自白があったから公益通報に当たらないと確信して適切な処置をした、とシラを切り通すんです。本人からそんな電話がなかったとバレたら、伝言リレーミスでした、故意ではなく悪気もなかったと開き直ればいいんです」
「それはええな」
(続く)


<片山証言時、西播磨からの帰りの途中、13時45分に中央区(多分、三宮)で車を止め、16時までの2時間15分間、そこで滞在していたことが、百条の佐藤委員の公用車運行記録の調査から判明している>

斎藤は証人尋問で次のように答えている。

斎藤証人尋問開始から1時間37分過ぎあたり

委員「公益通報に当たらないと言う確信的な根拠は?」
斎藤(メモを取り出して読む)
「もっと革新的なものは、3/25の13:45ごろ、元局長から職員局長に電話があり、やりとりがあった。職員局長が「あの内容は一人で入手できないのではないか」という問いに、県民局長は「噂話はあちこちにあるやん。それを集めたんやけど」というやりとりがあったという報告を受けた。それで噂話を集めて作ったということで、真実相当性がないと考えた」



●仮説「周到に事前準備された捏造計画」3部 続き


「よし。公益通報と懲戒処分はクリアできた。あとはどうする?」
「これを見てください。明日の調査手順をまとめたものです」

(赤字の①以外の文言は筆者の想像。調査前なのに、既に退職保留、退職届の不受理が決定して記されている!9/6百条委員会でも問題となり追求されたが、斎藤も片山も庁内調査手順は、知らない、見ていない、と証言している)



「これを3班体制で明日3/25に調査を実施します。県民局長(西播磨)は私がやります。教育次長はコハシB、淡路県民局長はイズツ職員局長に行ってもらいます。このあと県庁に戻って明日の調査の段取りしてきます。それと人事課長らに作らせているクーデーター計画案などの進捗もチェックせんといかんので」
「わかった。大変やけど頼むわ。ほな帰るわ」
「はい。お気をつけて」

3/24(日)県庁

「コハシB、イズツ(職員)局長ちょっと来てくれ」
「何でしょうか?副知事」
「明日の調査やけどな、あの文書は県民局長一人でできるハズがない。絶対アラキが絡んでいるハズや。スマホも調べるよう同行する職員に徹底しとけ。ここに調査の手順書をまとめた。この手順書を渡して周知しといてくれ」
「分かりました」
「それからコハシB、あんたは教育次長へ今回の部長昇格は保留になった、と言い渡せ。それでビビるやろ。そして県民局長と連絡とってクーデターを計画してたやろ、と質問してスマホを調べるんや。絶対アラキと連絡を取ってた証拠が出てくるはずや。頼むで」

(当表紙は筆者の想像。片山は知らないと証言している)



<謎4 なぜ片山らは同手順書を持っていかなかったのか?なぜ他の班の手順書に退職保留の文言があるのか?>

片山証人尋問開始から16分過ぎあたり

片山「作業指示書(庁内調査手順)は知らない。人事当局がメモしたのではないか。自分一人で聴取に行かないといけないので(バタバタしていて)準備をしていたので」と証言している


これはまだはっきりしていないが、調べればすぐ分かることだが、調査対象の他の1人、淡路県民局長は退職が迫ってはいないだろう。教育次長は部長昇格が決まっていたが保留にされているので、退職保留は該当しない。このことから、この手順書は西播磨県民局長用に作成されたものであり、他の調査対象の2人用にも退職保留が書かれていることはおかしいことになる。

つまりこれは片山が書いたものであり、それをウッカリしてコピーして総務Bと職員局長に渡したことが十分考えられる。当然、片山本人が書いたものだから、手順は片山の頭の中にしっかりとあるので、彼はそれを必要としないから持っていかなかったのである。それに、音声によるイメージ操作については、手順には書ききれるものではないので、片山には手順書は不要だったのである。


<謎5 3/25の調査前に承認印の無い退職保留の決裁書が存在しているのか?>

斎藤証人尋問開始から2時間32分過ぎあたり

委員「公開請求で入手した知事の退職承認取消決裁には、知事の決裁が抜けていて、3/25起案、3/26決裁となっている。どうなっている。調査前に退職保留が決められている。調査に入る前に決裁印のない決裁文書があり、退職保留がきめられたのはなぜか?」
斎藤は知らない、との逃げの返答。


酷い話である。懲戒処分することを前提に調査を実施していたのである。当然、懲戒処分の証拠も公用PCから出てくるのは必然だったのである。

片山は、捏造発覚を恐れ、百条委員会設置に猛反対していた。しかし設置が決定されると、斎藤に一緒に辞任しましょうと5回も迫ったが、鉄面皮・斎藤はこれを拒んだ。一緒に辞めれば捏造追及が避けられると計算したのだが、誤算だった。諦めた片山は自分だけ退職金1258万4250円を懐に入れて県庁を去った。だが百条委員会が続く限り、告発文3つについての容疑はついて回る。そこである政党の一部の斎藤派と組んで、百条委員会潰しを画策、情報を漏洩し、自死した県民局長の死の真相を百条委員会が隠蔽しているとするデマ・陰謀論を流し続けた。斎藤も、死んでまで誹謗中傷・デマを受け続け、尊厳をズタズタにされている元県民局長や家族を守ることをしない。非道であり、人間ではない。

斎藤県政の中枢は、公文書偽造犯や虚言常習犯の巣窟である。こんな犯罪人グループは兵庫県庁から早急に出て行ってもらわなければならない。

(公開請求で判明した調査前から存在していた退職保留の決裁書(フォーマットは筆者の想像))




捏造は疑惑ではなく本当だった。斎藤、片山の証言からみえてきた口裏合わせ。証言齟齬。捏造されたデータで懲戒処分され、絶望して自死した県民局長。

2024-12-14 22:40:10 | 社会
●まず疑惑の証言、謎を列挙してみよう

(1)3/24(日)、斎藤は休みだったと証言。しかし県の車両運行記録では知事公用車は運行していた!謎の1日

(2)3/25局長本人から告発は全部嘘でした。スミマセン」という旨の自白があったと、職員局長から斉藤に連絡があったと証言。しかし2日後の3/27には、本人から片山等に「ちゃんと精査して公益通報として扱ってほしい」という旨の要請。では、3/25の自白は本当にあったのか?死人に口なし。

(3)3/25西播磨県民局 午前。聴取を終え、公用PCと私物USBを押収した片山。
帰り際に「退職保留」と「局長職解任」の懲戒処分の内示を伝えた懲戒処分の理由とされる問題のファイルはこの時点では公用PCには存在していなかった。問題ファイルは同日午後14:37にPCにコピーされた。また片山は公用PC内の問題ファイルを確認していない。西播磨からの帰りの車内で、人事課長から問題ファイルが見つかった、と報告を受けたと証言している。さらに退職保留」と「局長職解任」の人事発令は3/27であった

(4)委員「9/2の11時頃、JR駅前である国会議員が、漏洩された元県民局長の私的情報について話していた。手元にその音声データを入手している。県が情報流失元である。この深刻な情報漏洩について、知事はどう対処するのか!」
  斎藤「週刊誌報道で知った。指摘されている職員に聞いたら、
全員(漏洩は)やっていませんという答えだったので、私はそれを信じているところです今人事課の方で弁護士を入れて調査をすることを検討している」
 
 斎藤の証人尋問は9/6。その4日前の県民局長を貶める情報漏洩。11月の選挙の時もそうだが、斎藤がピンチになると、不思議と情報漏洩が起きる。
君が漏洩したのか?私はしてません。そうか、私もそう信じている。何やねん、それ!

(5)3/27斎藤が記者会見で「これは嘘八百、公務員失格」と公表。これを見た当の県民局長はショックを受け、究極のパワハラやなと嘆いたと言う。(報道特集2024.11.30) 

(6)3/27斎藤は小橋総務B、井ノ本県民生活B、随行職員を兵庫県警に訪問させた。この告発文書は名誉棄損に当たるのではないか、相談した。が、県警の回答は「名誉棄損については、この文書には公益性があるなかなか簡単ではない」と門前払い

(7)3/27斎藤は記者会見で「現在、被害届や告訴を含め法的手続きを進めているところです」と大見得を切ったが、上記県警の見解回答が不発だったのが影響したのか、「・・法的手続きの検討を進めているところです」と議事録を改ざんした。百条委員会からは議事録を簡単に改ざんする組織は、終わっていると酷評された。

(8)3/25(月)の事情聴取前に作られた「庁内調査手順」書。そこにはすでに「退職保留処分の疑いがあるため、退職届の受理を保留する」と書かれている。調査前に懲戒処分「退職保留」が決定されている!
この「庁内調査手順」を誰が、何時、書いたかついて、斎藤も片山も「そのような文書は知らないし、見てもいない」と証言。

(9)百条委員会の委員が公開請求で入手した知事の退職承認取消決裁書。3/25起案、3/26決裁となっているが
知事の決裁印がない!
調査に入る前に退職保留が決まっているのはおかしいのではないか?という問いに対して、
  斎藤「そこは知らない。退職保留を決めたのは、25日の事情聴取か、
その前の公用メールの調査結果を踏まえて、可能性があるのではないかということで作成されたのではないかと推定される」
  調査前、事前に退職保留を決めたのは、公用メールの調査段階であることが確定。斎藤本人が証言しました!


●懲戒処分ありきで、調査がされ、捏造があったことは明白である


なぜか?
片山はつぎのように証言している。

・片山証言開始から1時間55分過ぎあたり

委員「告発文書を配布する行為を除く、3つの懲戒処分事由、1.公用PCの不正利用、2.職務専念義務違反、3ハラスメント行為は
公用PCを押収したから、あの私的情報やその他の内容が分かったので処分ができたのですね
片山「はいPCを押収して中をチェックしなければ処分等はなかったと思います


つまり、事前に懲戒処分決めていたということは、3つの懲戒処分事由の証拠があると確信して調査を実施したことになる。
もし、調査前にひょっとしたら証拠がないかもしれない、と考えたら、事前に退職保留の懲戒決裁などしないだろう。冤罪作りを行った証拠になってしまう。

公用PCに証拠があったという事前の実行シナリオがあったから、行われた調査である。


●死人に口なし。3/25県民局長から「自分が噂話を作りました」と自白の連絡があった?!という奇妙な証言。だが斎藤と片山の証言には齟齬。口裏あわせか。

・斎藤証言開始から47分過ぎあたり

斎藤「3/25 
夕方ごろ県民局長からわたしが一人でウワサ話を集めて作った、と供述してます、という報告を(人事当局から)受けたことを覚えている」

・片山証言開始から1時間35分過ぎあたり

片山「その日(3/25)に、人事当局からの連絡で、
本人から電話があり、自分が配布した、ということ知事に報告しましたという連絡があったことが1つ。PCの中から人事上問題のある記録を含む大量の私的文書が出てきたということも知事に報告したという(人事当局から)報告がありました。




<齟齬>

斎藤証言は、県民局長本人から噂話だったという自白の供述を受けたという連絡を、人事当局から斎藤にした、という。
ところが
片山証言は、県民局長本人が不正文書を作成したことを知事にまず報告した、その旨を人事当局にも連絡し、人事当局が片山にそのことを連絡した、という。

<この怪しい証言の狙いは2つ>

・1つ目は、死人に口なし。本人が本当に言ったかどうかは確かめようがない。
・2つ目は、ウワサ話だったと本人が自白したので、真実相当性がなくなり公益通報に該当しない。よってすぐに懲戒処分の手続きをした、という理屈。


●「3/25 13:45ごろ」県民局長から職員局長に「噂話を集めた」というやり取りがあったという報告を受け、真実相当性がない、公益通報に当たらないという確信を持ったという。上記の証言では、「夕方」と言っているが、今度は「13:45」。どっちやねん!そして印象的な「13:45」。覚えていますか?片山が中央区(おそらく三宮)に到着して車を止めた時間。すごい符号の一致!


・斎藤証言開始から1時間37分過ぎあたり

斎藤「もっと確信的なものは、3/25の
13:45ごろ元局長から職員局長に電話があり、やりとりがあった。職員局長が「あの内容は一人で入手できないのではないか」という問いに、県民局長は「噂話はあちこちにあるやん。それを集めたんやけど」というやりとりがあった。それで噂話を集めて作ったということで、真実相当性がないと考えた




ここで奇怪なことが生じている
3/27、処分を急ぐ斎藤が記者会見で「嘘八百」と切り捨てた日。それを見た県民局長本人から、片山、小橋Bに対し、「ちゃんと精査して対応してほしい」と要望を申し出ている。
つまり公益通報として扱ってほしい、と要請があった本人が、2日前には「全部作り話で嘘でした」「問題文書を公用PCで大量に作ってしまいました。悪かったです。知事、ゴメンナサイ」って自白するだろうか!?



●怪しい3/24(日)の動き。休みだったと斎藤。委員からは知事車の運行記録から3/24は運行している。何をしていたのか?

・斎藤証言開始から1時間32分過ぎあたり

委員
3/24(日)知事はお休みされていたと言った。しかし車両運行記録から知事公用車は運行されているこの日、何をされていたか。教えてほしい」
斎藤「運行記録はいま手元にないですね。確認はできないですね」
委員「いや、運行記録ではなくて、知事のご予定です。この日、ほんとに休みだったかおしえてほしい」

斎藤「打ち合わせはしてないですね
委員「打ち合わせした、してないは結構です。ようは、知事は先ほど休みだったと言ったが、車両は動いている。ではこの3/24の運行は何だろうという事になる。齟齬があるので」
斎藤
会議はしていない


捏造計画の会議をしていたのでしょうね。そこで既に作られていた退職保留の稟議決裁書(承認決裁のない)をベースにして「庁内調査手順」の中身の検討が行われた。3/24(日)の会議をしていないという斎藤のアリバイを示してほしい。


●上記(4)9/2の11時頃、JR駅前での情報漏洩の件

・斎藤証言開始から2時間34分過ぎあたり
 

●上記(6)3/27の兵庫県警へ名誉棄損の相談に行き、「この文書には公共性ある」と門前払いされた件

・斎藤証言開始から2時間13分過ぎあたり

●上記(7)3/27の斎藤の記者会見の議事録が改ざんされた件

・斎藤証言開始から2時間14分過ぎあたり

●上記(8)3/25の調査前に作成された「庁内調査手順」。そこには既に「退職を保留する」と記されていた件

・斎藤証言開始から2時間32分過ぎあたり

●上記(9)3/25の調査前に退職保留が決まっているのはおかしいと斎藤が質問された件

・斎藤証言開始から2時間33分過ぎあたり



次回2部である仮説を説明しよう。全ての謎、疑惑が氷解すると思う。

速報!2024.12.15 死人に口なし疑惑。斎藤、片山が口裏合わせで、偽証していた濃い疑惑が出た!

偶然見つけた記事。これは集英社オンラインの2024年7月16日の記事。



この記事の①ページの下段に次のような記述があった。



つまり、3/27の時点でもAさんは一貫して「告発文は事実で、嘘八百とか事実無根ではない」と主張しているのである
だが斎藤も片山も、聴取のあった3/25に人事当局に電話があって、「あれはウワサ話を集めて作った嘘やった」との本人からの自白があった、と証言している。本人の自白で嘘だったから、真実相当性は無くなり、よって公益性もない。だから退職保留の処分をした、というストーリーになった。

本人からの電話はなかったのではないか、斎藤、片山の口裏合わせの偽証ではないか、という疑惑である

人事当局でAさんから電話を受信したのは誰か?話の前後からおそらく職員局長だろう。いつ何時にどういう内容だったか証人尋問すべきだ。
また参考でAさんと連絡をとっていたとされるこの県関係者も参考人として来てもらうと、偽証の線がハッキリ見えてくるのではないか。


N党副党首 丸山穂高氏のデマを暴く。そりゃ、処分されるわ、あんたがね。

2024-12-12 17:10:51 | 社会
●丸山が誰からか分からないが入手しUSBの中を見たと言う。そして中身は本物で、タイムスタンプが同じ日時だった理由を説明。しかしコピーした時間帯(3/25 14:37)には、押収した公用PCもUSBも県庁の人事課には届いていなかった。片山の手にあって、中央区(多分、三宮)にあった

丸山が中身は本物と説明した記事。YAHOO!JAPANニュース2024.12.5。



同上記事↑のタイムスタンプの説明↓



残念ながら、コピーされた時間帯には人事課はなかった。

それと丸山はとんでもない事を言っていることに気が付いていないようだ。
下記で説明するが、3/25 14:37にコピーできたのは、片山か人事課長しかいないのだ!
つまりこの2人のうちのどちらかが流出させたことになる。
告発文の3件に該当しているのは片山。県民局長の人間性や資質を貶めて得するの片山だけ。十分な動機がある。
では人事課長にはその動機があったのだろうか?




2024年9月6日の片山の証人尋問で、百条委員会の佐藤委員が次のような質問をしている。

証人尋問開始から1時間31分過ぎあたり

佐藤委員「3/25公用車の運行記録をみたが、13:45分から16:00まで中央区内で、2時間15分車は動いていない。知事はこの時間帯にいたか」
片山「記憶はわかりません」


●捏造の可能性大

一番、筋の通る説明はこうだ。

同伴した人事課長のPCか、どこか中央区(多分、三宮)の兵庫県の出先機関で県庁のネットワークと接続できる場所へ下車して移動。

NASなどのあるネットワーク共有デバイス内に「片瀬PC」ファルダを作成し、そのフォルダ内にUSBの中身をコピーした。「片瀬PC」フォルダ下に「Dドライブ」というサブフォルダを作成し、押収した公用PCのDライブの中身も全てコピーした。
一部、一太郎ファイルがあったので、WORDに変換して中身を精査した。
中身を人事上問題のあるファイルに加筆修正した。一部、入れ替えたりした。(これは筆者の憶測)
ある程度懲戒処分に値するファイルがネットワーク共有デバイス内にできたので
14:37に公用PCにこれらをコピーした。そのため、コピーされたファイルの更新日時が、一斉にコピーした日時に変換された

片山が西播磨県民局を去り際に、片瀬局長に懲戒人事の内示をしている!
3/25の午前中には、午後にコピーされるまで公用PCには存在していなかった人事上の問題のあるファイル。
つまり、懲戒処分メニュー 「退職保留」、「局長職解任」は3/25以前にできていたことになる

12/25の証人尋問が楽しみだ。

もしこの記事を読んで、人事課などが更新日時を改ざんでもしたら、こんどは立花が怒りだすだろう。本物だと言って●●からいついつに貰った!俺のが本物だ!と。


斎藤の息がかかった内部組織の調査結果。パワハラの確証は得られず?但し、パワハラはなかったと断定するするものではない、どっちやねん!増山(維新)がまた騒いでいる

2024-12-12 13:23:32 | 社会
●感心するほど姑息な斎藤。自身に有利になりそうな部分だけを切り取って発表。斎藤のプロパガンダに過ぎない

プロパガンダ:自らの主張に都合のいい事柄を強調し、都合の悪い事柄を隠蔽、または捏造だと強調する。その事柄が世の中の趨勢であるように宣伝する。

今回の発表元は兵庫県の財務部が調査した結果である。斎藤監視下の内部組織の調査である。
日本経済新聞2024.12.11)

しかも調査結果の概要を見ても、

「パワハラがなかったと断定するものではない」
どっちやねん!更に、

告発文にあった、
・「令和3年7月知事選の際の違法行為」疑惑、
・「次回選挙のための投票依頼行脚」疑惑、
・「政治資金パーティ関係」疑惑、
・「阪神・オリックス優勝パレードの補助金不正流用」疑惑

の4つの疑惑調査の結果は?と聞かれて、

県は、ほかの項目については通報があったかどうかを含めて明らかにしていない(県政改革課)

これはもう、調査結果とはいえないだろう。
財務部は兵庫県の内部公益通報の窓口である。もしX元県民局長が、先に内部通報していたら、表面化する前に闇から闇に葬られていたことは確実である。

NHK 関西 NEWS WEB 2024.12.11)


百条委員会もこの調査結果には冷ややかである。

財務部主体の調査で、職員が正直に発言できる環境だったかも分からない

日本経済新聞2024.12.11)



「この結果を7/20に発表予定だったが、突如延期された!」と、またもや維新の増山県議が、陰謀があったと騒ぎ立てている。この人物は百条員会の委員でもある。しかも片山と繋がっている可能性大である

デイリー 2024.12.11)


この人物は、「パワハラはなかった」デマの発信源の1人で、「百条委員会は公正中立でない」と精力的に動き回っている人物である。
同上記事(下記)にあるように、「財務部からヒアリングした」とある。そしてそれを、選挙期間後半の11/14に、自身のXで「パワハラはなかった」と漏洩しているのである。何の権限があって公表したのか。

斎藤を利する情報は、財務部からもだだ洩れ、増山からもダダ洩れである。

(陰謀があったとする増山のコメント紹介。デイリー 2024.12.11)


(増山県議(維新)の選挙中後半の2024.11.14のX)



●斎藤のずる賢さ、計算高さは異常だ。「県の公益通報制度に不備があった。私が是正する」というパファーマンス。本物の怪物だ

県財務部のお話にならない調査結果の公表と並行して、斎藤自ら県の公益通報制度の是正に同日踏み出した、とパフォーマンスを公表。

・外部通報窓口の設置(斎藤の息がかかっている。危険だ。まず、警察や報道機関に外部通報する方が安全)
・物品を無償で受領時には「無償貸与書」を発行してもらう。(まずは受領するな。貸与書があればいくらでもおねだりすることができる)
・補助金の交付先など県の利害関係者には、原則として食品や記念品を受領しないように定める。(当たり前の話)

自分は違反していないが、県の制度に不備があったと印象操作する計算だ。この男のイヤラシさには、ゾッとするものがある。

日本経済新聞2024.12.11)


<斎藤の管理責任にも及ぶ立花への情報漏洩事件、未だに設置検討中>

X県民局長の私的情報とされるものを立花がSNS上に公表したのが11/29。県の人事課に管理されているハズの公用PCの中身である。片山が3/25 午後(14:37)にネットワーク上の共有デバイスから、押収した公用PCにコピーして捏造した疑いが濃厚のデータである。

懲戒処分の証拠となる重要なデータが漏洩して、しかもネット上で拡散し続けているのである。

12/2に記者会見で斎藤は、
本物かどうかは承知していない。事実確認のため第三者機関の設置を検討する

あれから10日(12/12現在)が経つが、第三者機関を設置したと言う発表が未だにない。
斎藤の保管管理下に原本のデータがあるじゃないか!

(立花のSNS公表により死んだ部下の不名誉なデマが拡散し続けているのに、黙認放置し続ける斎藤。YAHOO!JAPANニュース 2024.12.2)


斎藤の信条
・「私、絶対失敗しませんから」
・「嘘も百回繰り返せば真実になる」
ではないだろうか。


重大疑惑!第4部 ある仮設。X元局長を陥れる捏造ストーリーは事前準備されていた。

2024-12-08 20:35:56 | 社会
●捏造ストーリーの骨子は3/23(土)に固められて、捏造ファイル作成は3/25(月)に作られた可能性が大

9/6百条委員会の片山の証人尋問から、まず3/20(水)から3/23(土)の動きを追う。

尋問開始から約3分過ぎあたりから17分過ぎあたりまで。

・3月20日(水:祝日)
斎藤、知人から告発文書の拡散を知らされる。

・3月21日
斎藤が、片山、小橋(総務B)、宮本(県民生活B)、原田(産業労働B)を知事室に呼ぶ。
斎藤「こんなものを入手した。急ぎ調べてくれ。各自身に覚えはあるか」
片山「私に関するものは3つありますが、身に覚えはありません。虚偽です」
原田「コーヒーメーカー、家にあるように思います」(この時点で嘘八百でないことが認識されたハズ
「すぐに返しておけ」(この後すぐに原田Bは企業に返却
「西播磨のX県民局長の可能性がある」との発言もあり。     
「とにかく徹底的に調べてくれ」と指示され、散会。
   
片山が副知事室に小橋(総務B)、井ノ本(4月から新総務B)、原田Bを呼び再協議。
X県民局長を調べるとしてどうするか。複数の職員同士で情報交換しているはずだから、メールを調査しようとなって、人事課の職員を呼び、メールサーバーからX県民局長の告発文に関連するメールを調査してくれと作業指示。     

・3月22日(金)
メール調査中。

・3月23日(土)
メール調査をしていた人事課から「西播磨県民局長の疑いが強い」と小橋Bに報告があり、小橋Bから斎藤、片山にも報告。
斎藤、片山、小橋B、宮本B、職員局長が協議。
職員局長「告発文の骨子となる文書が出てきた
片山「それでは県民局長を調べる必要がある」
斎藤「すぐ調べろ」
・・・・・・

このあと、3班体制で県民局長と他2名を3月25日(月)に一斉調査することが決まり、県民局長は片山、他2名は総務Bと職員局長が担当することが決まり、調査作業手順書が作られた。

しかしここから片山は曖昧な返答を始めた
「作業指示書は知らない。3班体制で調査することを決めたのが誰か、3/23か3/24に協議したかどうか、覚えていない。人事課が会議のメモからまとめたのかもしれない。メモも残っていない。記憶が曖昧です。知事が同席していたかも曖昧です」

片山は、それまで調査の司令塔として動いてきたのに、「県民局長が告発者」とほぼ確定すると、急に調査の司令塔が誰なのか曖昧になってきたのだ。

「3班体制は誰が決めたか? 3/23か3/24に協議したか?」と委員長に訊かれた時、片山は奇妙な返答をした

片山「自分一人で聴取に行かないといけないので準備をしていたかもしれないし、メモも残っていない」
尋問開始から約17分過ぎあたり

実際は3/25には人事課長と一緒に県民局長のもとへ車で行っている。

(9/6百条委員会で証言する片山。ウソ泣き辞職会見から約1か月余り。用意周到で臨んだつもりだろうが、証言の矛盾点が露呈することに)


ここから仮説に入る。


●仮説「準備された捏造ストーリー」

<密室の謀議>


3/23(土)
「副知事、ちょっと部屋まで来てくれ。話したい」サイトーがカタヤマに声をかけた。知事室に入るとサイトーが
訊ねた。
「このあとどうする。メールばかり調査していてもラチがあかない。告発文書が拡散し続けているのを早く止めなければ。とにかく風向きを急いで変えないと」
「そうですね」
「県の内部情報を漏らしたのだから、公務員の守秘義務違反で処罰できるだろう」
「先ほどの原田Bの貰い物の件があるんで、真実が含まれていますから、公益通報として扱われる可能性があります」
「あいつ、後1週間で退職だろう。一般人になってしまったら、TVやマスコミに出てベラベラ喋ってしまうだろう。何とかしないと」
「そうですね。まず退職保留を急いでやらないと」
「どうする?」
「いい考えがあります。まず真っ先にやるべきは、懲戒処分として退職保留と局長職解任ですね。」
「懲戒の理由は?」
「公用PCで告発文を作ってバラまいた、という理由で、公用PCの私的利用・不正使用ということで、服務規程違反で懲戒ができます」
「公用PCでは作らないだろう。そんなヤバイ文書は家のPCで作っているハズだ。データも家にあるハズだ。奴の家に踏み込んで家宅捜索なんかできないぞ」
「メール調査から分かったんですが、アイツは情報のやり取りを県のメールシステムでやっていますんで、それら受け取ったメールを、公用PCに挿したUSBにため込んでいっているハズです。だからそのUSBは職場にも持ってきているハズです」
「だが公用PCの私的利用・不正使用をどうやって証明する?」
「ですからその私物USBも押収して、公用PCにコピーすれば、立派な物的証拠になります

9/6百条委員会 尋問開始から約1時間27分過ぎあたり。
佐藤委員「メールの中に知事を批判するものがあっただけなのに?(なぜ懲戒処分に?)」
片山「公用PCの中にもありました


「しかし公用PCの私的利用・不正使用で局長職解任したとしても、退職保留の懲戒処分までできるか?」
「懲戒処分となる他の人事上問題となるデータが入っていれば、後付けで処分理由がなんぼでも付けられます」
「例えば?」
「アイツの私物USBの中身をみてみないと具体的には言えませんが、調査したメールから、例えばクーデター計画や転覆計画の詳細文書が出てきたとか。産業労働部の●●も告発に関与している疑いが濃いので、県民局長と●●が不倫していたというデータもコピーできれば、告発の信用性も大きく下げられます」

9/6百条委員会 尋問開始から約1時間55分過ぎあたり。質疑の主旨
委員「PCを押収して中身を見て、あの私的情報やその他の内容が発見できたから処分ができたのですね」
片山「はい
PCを押収して中をチェックしていなければ把握できないので処分等はなかったと思います
委員「告発文だけでなく、クーデター計画などの詳細が出てきてこれは結構なものがでてきた。これで流れが変わると思ったのでは」
片山「人事管理上の処置が必要と思ったが、流れが変わるという認識は持たなかった」


「分かった。その方向でいこう。具体的な実行手順はどうする」
「3班体制で県民局長と他に怪しい2名の調査をします。私物のスマホとかも。アイツの調査は私が1人でやります。これまでのメールから転覆計画の具体的な文書や、不倫情報を窺わせるデータを明日(3/24)中にできるだけ作ります」
「分かった。頼む」


<捏造の2時間15分>

9/6百条委員会 尋問開始から約1時間32分過ぎあたり。
佐藤委員「私、公用車の車両運行記録を調べてみた。3/25、西播磨県民局長からPCを押収して、県庁に戻る際、

13:45分から16:00まで(神戸市)中央区内で、2時間15分車は動いていない(知事にはすぐに報告できる体制をとっていたとする片山の発言に)知事はこの時間帯にいたか?」
片山「分からない。記憶にない


西播磨県民局 局長室

懲戒内示 3/25 午前

「今日の言い分は今日聞きました。それは言い分として。退職願は受理しない。で、人事異動の内示をします。3月31日付けで西播磨県民局長の職は免じます(解任)。4月1日付けで、県での新しい職を追って通知いたします。4月1日以降もこの調査を継続しますので、県の職員としての在職を命令します。そうゆうことや。追って通知する。
なんか言いたいことはあるか?」
「ありません」
「ないか」

・上記にあるように「PCの中身をみてチェックしなければ懲戒処分等はなかった」と片山は証言している。
・だが問題のファイル等はこの時点で公用PCには存在していない。あと約2時間半後にPCにコピーされるまでは。
・さらに片山が問題のファイル等がPCに存在していることをこの時点では確認していない。帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。
・懲戒処分の根拠となるファイル等が存在せず、確認もしていないのに、懲戒辞令、人事異動の内示を示達したのは冤罪行為である。
・懲戒人事の異動手続きに入ったのは、3/25午後4時以降であることは、斎藤の8/4の記者会見の内容と照らし合わせても明らかである。そして3/27に役職停止、退職保留の人事異動が出された。
・局長級の人事権は、片山ではなく知事にある

・片山のこの人事権の越権行為、冤罪行為は重大である


昼休み 12:00



西播磨県民局から三宮まで約90km。

県の公用車に載ったカタヤマが運転手に言った。「帰ろか。三宮まで行ってくれ」

13時44分  神戸市中央区
「ここでええわ。そこのパークで車、止めて。人事課長、そのパソコンとUSB持って一緒についてきてくれ」

13時45分 車が止まった。(兵庫県車両運行記録より)
カタヤマと人事課長が下車。そして運転手に言った。
「ちょっと知事に報告する前に、問題ファイルの精査をするから、多分2、3時間ほどかかるやろ。それまで適当に休憩しとってくれ。終わったら連絡するから」

神戸市中央区 兵庫県 出先機関
「人事課長、これからじっくり調査せんとあかんから、まずバックアップを取ってくれ」
「それでは、ここのNASにとりあえずフォルダをつくり、そこにバックアップします。名前どうします?」
「名前?」
「フォルダの名前です」
「渡瀬PCがええやろ。渡瀬USBはあかん」
「わ、た、せ、P、C、と。できました。それでは、USBの中身をコピーします」

「コピー終りました。次は?」
「押収したPCの中身も全部コピーせえ」
「はい。では「Dドライブ」、とフォルダを作って、と。」人事課長は押収した県民局長のPCを机の上に置き、LANに繋ぎ、県民局長のPCのDドライブの中身を、NASの「渡瀬PC」フォルダにコピーし始めた。

「腹減ったやろ。もうすぐ2時や。パン食うか」
「いただきます」人事課長は作業をしながらメロンパンを受け取りかじりながら食べた。メロンパンの日本発祥地は神戸だ。

「全部コピー終りました」
「よし。さっき車の中で危なそうなデータがあるって、言うとったな。どれや?」
「これです。「智子への手紙」たぶん、県民局長の家で作っとったんとちがいますか」
「ほんまや!見せてみ」
「変換せんと見れませんわ」
「なんでや」
「一太郎ファイルやから一度WORDに変換せんとあきませんわ」
「ほんならやれ」
「全部ですか?」
「全部や。それと昨日本庁でわしが作ったファイル、あれもこの「渡瀬PC」にいれよ」
「はい、ダウンロードします」

カタヤマは「渡瀬PC」フォルダの中の文書を次々と読み始めた。懲戒に値しそうなファイル名を次々と開けた。時折、中の文書を加筆修正していった。ファイルを別のフォルダに入れ替えたりした。

「よし。とりあえず、この辺のデータを押収したPCにコピーせえ」
「はい」14時37分だった

(NAS上のファイルをローカルディスクにコピーすると、設定によってはコピーしたローカルディスクのファイルの更新日がコピーした日時になる)


15時2分にも同じようにコピーを行った。

15時30分過ぎ。
「もうええやろ。県庁に帰るぞ」
運転手に電話。「帰るから、車寄こして」
そしてサイトーに電話。
「うまくいきました。予想以外の収穫です。帰ってから詳しくお話しますけど、これで大きく風向きを変えられます

カタヤマと人事課長が乗車。「よっしゃ、県庁に行ってくれ」
16時00分 再び車が動き出した。(兵庫県車両運行記録より)