今回は ECCが色々取り入れている指導法の一つをご紹介させてください。
最近、幼児さんクラスでは、
4月からずっと歌ってきた Useful Expressions の中からいくつかの表現を
ピックアップして構成したU.Eストーリーブックというコーナーが始まりました。
わかりやすく言うと、「とっさの一言」でできたショートストーリー。
4つの場面が1セットになって 1つのストーリーを作ります。
これを 毎回1場面ずつ、登場人物になってセリフをいう練習が始まったのです。
今日は Come over here こっち来て~
OK! わかった!
たった この二言の 短い場面です。
でも絵本になっていて 場面設定がしてあるので、どういう状況でのセリフかが
わかるようになっています。
素直な幼児さんたちは 絵本どおりのジェスチャーもつけて 元気よく全身で
そのセリフを言ってくれます。
これはドラマメソッドという教授法で 確立されています。
役になってセリフを言うと、言葉に感情が加わりますね。
言葉に自分の気持ちを乗せることで、よりリアルにその表現が使えるようになるんです。
英単語やターゲット表現を単に覚えておしまいではなく、
実際の場面で自分の言葉として使えるためのトレーニングにもなってます。
コミュニケーションがとれてこその英会話ですからね。
幼児さんたちにとっては 単なる「ごっこ遊び」かもしれませんが、
ちゃんとそれぞれのレッスンには目的があります。
小学生クラスになると それまでの学習表現を含んだ もう少し長いお話スキットで
役割練習をしたり、セリフのシャドーイングをしたりしますよ。