ミトコンドリア

いま、私の母が法事のためにうちにいる。
高齢の母と話すことといったら一にも二にも「健康」のことである。

「75歳までに歩く速度が速い年寄りは長生きするらしい」
「カーブス（おばさん専用ジム）に通っているが、そこのスタッフがうるさい」
「しかしカーブスのおかげで、だんだん歩くスピードが速くなってきたから、私はまだまだ長生きする」

などなど。

テレビで仕入れた話題も多い。
このあいだは「ミトコンドリア」の話をしてくれた。

細胞内のミトコンドリアの量は個人差があるんだそうだ。

そして活力のある人はミトコンドリア量が多い。
ミトコンドリアは増減する。トシを取ると減ってくる。
だから、ミトコンドリアを増やせば、活力が出てくる、ということらしい。

ミトコンドリアを増やすためには「生命の危機を感じさせる」ことがいいらしい。つまり「ちょっとキツい運動」「断食」「寒いところでの運動」など。

へえ～。

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昨日、ホームセンターへ行った。
いつも自転車で行く。
行きには坂道を上るのだが、毎度身体の研究をしながら自転車を漕ぐ。
ここ5年間くらいは「逆回転をかける」研究をひたすら続けている。なんのことやらわからないと思うが、ともかく「どう身体を使うと、軽く坂道を上がれるか」ということを研究している。調子が悪いと息がきれる坂道だが、うまく身体を使えるとスイスイ～っといける。

しかし昨日は身体の使い方などそっちのけで、がむしゃらに自転車を漕いでみた。
うおおおおお～～～！ガッシガッシガッシ！！
今までは「こんな身体の使い方は、ない」と封印していた力任せの動きだが、いま、まさに、いまミトコンドリアが増殖しているのか！！と思うと、めちゃくちゃ愉快な気持ちになる。
何年かぶりに立ち漕ぎなどもしてみる。
坂の上まで行ったら息も切れていた。ゼエゼエ。

しかし、こないだまでは「ちっ、今日は息がきれちゃった。だめだなあ」などと思っていた結果が、今日はとっても愉快ではないか。

ミトコンドリアのおかげである。

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今日の朝練もミトコンドリアを増やすような練習をいっぱいした。
追い上げとか、ガシガシ打ちまくるとか。

私は割とすぐに「きれいな音を出す」とか、なんか、そういう、息の切れない、汗のかかない練習に走るクセがあって、それではいかんと思いつつも、そっちのほうが面白いのでなかなかやめられない。

が、今日は「ミトコンドリア！」と思ったら、もう楽しくて楽しくて、ガシガシ汗をかいた。後半へばってほとんどぼやーっとしてたけど。

ミトコンドリアの力である。

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すごいな！ミトコンドリア！
大好きになったぞ！ミトコンドリア！