和楽家草紙 (わがやぞうし)

宮崎県都城市のエヴァホーム社長のブログ。
日々の出来事から趣味の話まで色々なことを書き綴っています。

「塗り壁」事始

2009年03月03日 | 今日の現場
 わが社が塗り壁を初めて扱ったのは、都原町の宇都様の家ですから7年ほど前。

 
 そこではモミの木と床下暖房も初めて採用した記念すべき住宅です。



 それまで、塗り壁というと昔の我が家にもあった「ジュラク壁」といって、触る

 とボロボロ落ちてくるような、もろい塗り壁。



 そんな私のイメージを、文字通り塗り替えてくれたのが山田町で作る「シラス

 壁」でした。


 当初は、内部壁はビニールクロスを標準としていたし、わが社ではお客様自身も

 塗り壁を希望される方がほとんどいらっしゃらなかったので、リビングの一壁の

 みシラス壁を勝手に塗らしてもらっていました。



 それが大きく変わったのが、4年前に「風家」のモデルハウス、現在の事務所を

 建ててから。


 新商品の「風家」タイプではすべての内部壁と外壁までを塗り壁にしたからで

 す。



 そして、その後はほとんどの家で塗り壁を施工させていただいています。

 都城周辺では塗り壁施工が一番多いと自負するくらい。



 もちろん、たくさんの失敗も経験してお施主様にお詫びしたこともあります。

 
 私自身も、塗り壁の補修に関しては腕が・・・上がっています。



 それでも、お客様に塗り壁をお勧めしているのは、快適さと共に視覚での安らぎ

 が得られるからです。


 何気なく暮らしていく中に、塗り壁があるだけでどこか安心感を与えてくれる。

 
 壁にあるひびが気になることがあっても・・ホッとしている、そんな気がする
 
 のです。


 

さて、今日の現場は・・・
 

小雨の降る、午前中から高原町現場では外部の透湿防水シートの上にシラス壁

「そとん壁」のラス網貼りが進んでいます。
 
 
 




明日からは、下塗りを始める予定です。

 

内部でも今日から塗り壁の下地処理が始まりました。

昼過ぎには、お施主様に現場にお出でいただいてパターン決定をしました。

   ランダムウエーブ

   ナチュラルウエーブ

   櫛引木こて押さえ など等

職人さんが、金こて、木こて、樹脂へらなどの道具を使っていろんなパターンを

作っていくのを見るだけでも楽しいものです。  


モデルハウスや見学会にも何回も足を運んでいただいてパターンを検討していただ

いていますので、かなりスムースに決めていただきました。






内部塗り壁で先行していくのは、吹き抜け部分の足場のあるところから。

今日はボードのジョイント部とビス跡のパテ処理をしています。



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