中野笑理子のブログ

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駅の楠

2020年11月27日 | 日記

毎日利用する駅には大きな楠があります。

元々は駅の外に自生していたのですが改修工事で駅の入口が拡大され、もしや伐られやしないかと心配していましたが、楠の部分だけ屋根を架けずに残してくれました。

御神木でもない自生しているものや植樹された樹は、都市開発や改修工事でいとも簡単に伐られてしまうことが多い昨今。

以前吹田に住んでいた頃、駅までの道に大きな桜の並木があったのですが、駅前の改修工事であっという間に伐られてしまい大きな幹の切り口を見て、なんと無慈悲なことかと心を痛めたことがありました。

植物も動物も石や海や川、地球そのものすべてに生命や精神が宿っていて、人間はその中の一部に過ぎない。

人間だけの都合で好き勝手した結果の今の繁栄は、ある意味砂上の楼閣と同じ。

異常気象による巨大台風や地震で、根こそぎ何もかも失くなってしまうのがその証拠だと思います。



残してくれた阪神電鉄さんに感謝しながら毎日、楠に挨拶しています。




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