きゃうと

会社を出て家路、ではなく京都へ向かっております。
京都みなみ会館へ映画「ソウル・フラワー・トレイン」を観に行くために。
映画の後にはトークショー。
ゲストは花房観音さんと西尾孔志監督。
これに行かずしてどこへ行く？！
映画の上映は20時40分からなので、仕事が終わってからの大阪の端っこからでも充分余裕。
ただ帰りの時間が問題です。
だけど終電に間に合わないから映画だけ観て、トークショーは聴かずに帰るなんて、そんなんやったら最初から行かへん方がマシやん！
という訳で、今夜は京都で夜を明かして飲もう。吉田類さんの講義も受けたことだし。
と言いたいところだが、もうそんな体力はないので、ホテルの予約をしました。
京都に行ったことは何度もあるけど、泊まるのは初めて。
日もとっぷりと暮れて、さぁ間もなく京都です。
ウキウキ～♪

乗っているのはＪＲだけど頭の中はこんな曲なBGM♪銀河鉄道999 by ゴダイゴ♪

黒美ちゃんと弟くん

日が長くなって、少し前までは真っ暗だった夕方の６時過ぎも、ずいぶん明るくなりました。
帰り道、ニャッ、ニャッと少しかすれた声にふと立ち止まると、植え込みの中から黒猫ちゃんが一匹、顔を出しました。
もしかして黒美ちゃん？
と言うと、ニャ～ンといつもの可愛い声で走って来ました。
このところずっと姿を見ていなかったので心配していましたが、元気そうで一安心。
今日はちゃんとカリカリを持っています。袋を開けてあげようとすると、黒美ちゃんの後ろからもう一匹、少し小さな黒猫ちゃんが。
２ヶ所に分けてあげると、仲良く並んでパクパク。

黒猫も仲良く食べたり春の宵

黒美ちゃんの子供ではなさそうです。
弟くんかな？

そんな帰り道のBGM♪まねきネコネコ by 春日雅子 速水けんたろう♪

不思議な偶然

世を忍ぶ仮の姿はOLです。
損保の代理店をしておりまして、代理店ソフトには保険の満期日やお客様のお誕生日などが近づくと、それを教えてくれるお知らせ機能があるのですが。

昨日、お誕生日の通知が点滅していたので見てみるとＹさんという元社員の方でした。
今はもうお亡くなりになっている方なのですが、奥様も元社員だったということで今もご契約を頂いているのです。
ただかなり前のことなので、今はその方の事を知らない社員の方が多い。
満期日が近づいているので、先日お知らせの葉書を送ったばかりでした。
あぁＹさん亡くなってもうどれくらいかなぁ、お誕生日情報も削除せなあかんなぁ……と思いながら、他の業務に忙殺されていると、夕方終業時刻間際に、そのＹさんの奥様から連絡を頂きました。
転居するので、それに伴って今の保険内容を変えて欲しいという、変更依頼の連絡でした。
日が迫っていて土日を挟むこともあり、今から作成して今日中に郵送しなければなりません。
朝のことがあったので、偶然やなぁと思いながらも、今日は残業やなぁ……と思わず溜め息。
週末ということもあってか皆はさっさと退社してしまい、フロアには私一人となりました。
いつもならサクサクとスムーズにできる処理が、何度もエラーエラーでなかなか進みません。
んも～、何でや(怒)！
そこへ上の階の社員が用事で下りて来ました。
彼は同じ頃に入社したので、Ｙさんのことも知っています。
ずっと一人で作業していた私は、ちょっとホッとして今日のこの出来事を話しました。
なんか偶然やと思わへん？と言うと、彼の顔色が変わりました。

俺が今作ってる、この書類もそうやで！

Ｙさんは現場の責任者だったのですが、Ｙさんからの報告を受けて、事務所の社員が役所に出す書類を作成していました。
何代にもわたって担当者が変わり、うまく引き継ぎができていなかったために、何年間もその報告書だけが提出されていなかったそうです。
それが今日の終業時刻間際に協会からの連絡で発覚して、今作っているのだと。

嘘～ッ！マジで？

二人で鳥肌をたてましたが、またそれぞれの業務に戻り、私は再びフロアに一人ぼっち。
キーボードを打つ音だけが、響きます。
何だかただの偶然とは思えないなぁ、Ｙさん、なんか言いたいことがあったんやろうか？
鳥肌はたったけど、生前のＹさんを知っているので、そんなに怖い気持ちはしません。
それでも自分のデスクの上の蛍光灯だけが点いていて、辺りは真っ暗のフロアに一人きりというのは、あまり気持ちのいいものでもありません。
とにかく早く仕上げて帰ろう、でも今日で良かった。
パーティーや塾の日でなかった事は幸いだったなぁ、そんなことを思いながら作業していると、その後はエラーも出ることなく仕事を終えることができました。
Ｙさん、金曜日にしてくれてありがとう！保険のことはこれからも任せてや！
帰り道ポストに書類を投函して、無事に家に帰りました。

なぜかこの曲がリフレインしていたBGM♪Hey Jude by BEATLES♪

祝賀パーティー

昨夜の真代屋秀晃さんの受賞出版祝賀パーティー、キラキラした、とても貴重な時間を過ごさせてもらった気がしました。
そしてまた反面、小説を書くということ、書き続けるということ、そして賞を獲るということは、やはり並大抵のことではないのだ、ということ。
そんなことは当たり前のことかもしれないけれど、その覚悟というか肚を括るということとは、こういうことなのだ！お前にはそれができるのか？！ということを突きつけられたような気がしました。
優雅に湖面をゆく白鳥も、水面下では必死に水を掻いているといいますが、見ている人にはそんなことを少しも感じさせずに、優雅に泳ぐ白鳥。
輝く人は皆、そういう人達なんだなと改めて思い、身が引き締まるような気がして、思わずブルブルッとなりました。
白鳥の雛どころか、まだ卵、しかも有精卵かどうかもわからない、ひょっとしたら無精卵かもしれない。
孵ることすら、できるかどうかさえもわからない。
それが今の私です。
そんなことを思いながら、でもやっぱり塾に入って良かった！
そう思わずにはいられない昨日の夜でありました。

夢のような時間は過ぎて……なBGM♪Party Is Over by RED WARRIORS♪

月夜ヲ見上ゲテ想フ事

昨夜は満月。

ベランダに出て凍えながら夜空を見上げるも、お月様は見えない。
しばらくして雲が流れて光りが差したと思うと、まんまるのお月様が顔を出した。
けれどまたすぐ雲の大群が夜空を覆いつくして、お月様は隠れてしまう。
こうして夜空を見上げていると、雲の流れの早いこと。
ベランダではあまり風を感じないけれど、きっとあの高い空の上では物凄い風が吹き荒れているのでしょう。
そうしているとまた雲間に隠れたお月様が顔を出して、煌々と辺りを照らす。
見ていると、お月様の上を流れる雲、下を流れる雲、薄い雲、分厚い雲、いろんな雲が来ては去り、また来ては去ってゆく。
ずっと見ているとその速さが雲が動いているのか、お月様が動いているのかわからなくなってくる。
実際には両方動いているのだけれど、いやお月様と雲とそして地球も動いているのだけれど。
見上げ続けて首に痛みを感じる頃、ブファッグジョン！鼻にツンとくるような大嚔ひとつ。
芯から冷えきって風邪をぶり返しては難儀なので、早々に退散する。
慌てて炬燵に潜り込んだけど、足の指、感覚なくなってた。
タイムスリップ出来るなら、月明かりだけで夜道を歩いてみたい。

BGMはこれで♪MoonlightSerenade by Alton Glenn Miller♪