中野笑理子のブログ

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家の立役者

2013年09月30日 | 日記
家で使うコップ、毎日何度も使うものだけれど、インテリアとかあまり詳しくないので、独り暮らしをする時にロフトで買った一つ百円のガラスコップをずっと使っていた。
安いけれどおフランス製というガラスコップはなんとなくオサレな感じもして、当時二十代独身だった私は大小いくつか揃えて買った。
時は流れその中のいくつかは割れてしまい、また小さい方のコップでもなんだか量的に多いような気がするようになってきた。
そんなある日、お土産にもらったプリンのガラス容器が一口グラスとしてちょうど良い大きさだったので、捨てずに洗って使ってみた。
良いのである!
そのコップでビールを飲むと何故か今までのコップより美味しい気がする。
冷や酒を入れても屋台風な感じで、量的にもちょうど良い。
以来、私専用コップとして活躍してくれている。

プハーッのBGM♪男は黙ってサッポロビール by 三船敏郎♪


御利益

2013年09月29日 | 日記
パワーストーンブレスレットというものがある。
地下鉄に乗って通勤していると、吊革に掴まる腕のほとんどの手首にパワーストーンブレスレットが嵌められていることに驚く。男女問わず、何かしら嵌めている。今まで見た中の一番は、三十代後半かと見受けられるサラリーマン風の男性で、彼の左右の手首には二つずつブレスレットが嵌められていた。水晶を中心に様々な色の石を、四通りの違う組み合わせで仕上げたブレスレットだった。
昔、バイトしていた喫茶店に「先生」と呼ばれる常連さんがいた。
「先生」にもいろんな先生があるけれど、医者かと思っていたその「先生」は占い師であることわかった。風水による占いで、その人に必要なパワーの持つ石を選んで処方し、パワーストーンブレスレットを売る商売の人だった。喫茶店のオーナー親子や他の常連のお客さんも先生の所でブレスレットを作ってもらっていて、成程店にいる人のほとんど全員の手首にブレスレットが光っていた。
先生の占いの腕はなかなかに良かったらしく、先生によって救われたとか彼氏が出来たとか口コミで広がり、いつの間にか占いの整理券を手に入れる為に前日から寝袋持参で順番を取る人たちが出るほどになった。石の種類によっても違うがだいたいひとつ一万円前後で、どういう事をするのかわからないが先生に特別に念を入れてもらうともっと高額になるらしい。
私ももちろん誘われた。オーナーの紹介だから順番待ちしなくてもみてもらえるよ、割引してもらえるよ、なんか悩んでることがあったら先生に聞いてもらうときっと解決するよ。
そんなバカな事があるか!と思った。
ウェイトレスとして、店での横柄な先生の態度を見ていると到底信じることはできなかった。
また先生に処方してもらったブレスレットをしている人たちを見ても、あまり幸せそうには見えなかったし。
寝袋持参で順番待ちしていた人も、パワーストーンブレスレットを嵌めている人も、一体どれだけ幸せになりたいのだろうと思う。
パワーストーンブレスレットだけでなくパワースポットめぐりとか、御利益を求め過ぎやしませんか?と思う。
何かを手に入れようとするならばその対価に見合う何かを差し出さなければいけないというのは、古今東西不変のものだと思うのだが。
バイトしていた喫茶店は間もなく閉店し、先生も先生のお店も移転したか何かでいなくなった。
ふと思い出してネット検索してみたけれど、現在の消息はわからなかった。

栄枯盛衰のBGM♪まぼろしの人 by 茶木みやこ♪





三連休

2013年09月24日 | 日記
二週続いた三連休も終わり。
お墓参り、野球観戦、個展、英語落語に行ってきました。

今年はお盆に墓参できなかったので、お彼岸までずっと気になっていたのです。
神戸の山の中にある大きな墓園には母方のお墓があるのですが、ある時同じ墓園の中に父方の祖母の実家のお墓もあることがわかりました。
わかったからにはお参りしなくては、と思ったのですが山全体が墓園というなにしろ広い所です。いくつもの地区に分けられており、ひとつの地区に100以上のお墓があります。地区名だけわかっても果たしてお墓が見つかるだろうかと思いながら行ったのですが、なぜか心のどこかでお墓の方から教えてくれる、という気もしていました。もしわからなかったらお花も持って帰るしかないなぁと思いながら、なんとなくこっちかなぁという勘を頼りにウロウロしていると程なくして見つかりました。なぜわかったのかは、今もよくわかりません。本当にただなんとなく足が勝手に向いたという感じでたどり着いたのです。そしてお墓の前に立った時、お墓が笑っているような気がしました。大きな墓石の左右にひとつづつ小さな石のお墓がある三つ並んだお墓なのですが、真ん中のお墓の石の隙間が笑っているように感じたのです。それもね、ニッコリではなくニタァ~という感じの笑いだったんです。それ以来ずっとお参りしています。

野球観戦は突然偶然にラッキーにも手に入った甲子園球場のチケット。バックネット裏です。甲子園には何度も行っていますが、こんな席で観戦するのは初めて。すごい臨場感!ネクストバッターズサークルにいる選手が目の前です。この日は元タイガース現スワローズの今季で引退する藤本敦士選手もバッターボックスに立ったので、バックネット裏の阪神ファンからもすごい声援が飛んでいました。私も藤本選手のナンバージャージを持っているほど好きだったので、嬉しかった!そしてもう一人、今季で引退する宮本慎也選手も目の前で見ることができて嬉しかったです。それってどっちもタイガースの選手とちゃうやん!いやいや、藤波晋太郎投手、調子は悪かったけどカッコ良かった!他の選手が小さく見えるほど背が高かった。久々の甲子園球場、気持ち良かった!そして家に帰って録画を見たら、自分のような人間が映ってました。しかしこの夏よりも日に焼けました。

日にち変わって神戸の海文堂書店で開催されている成田一徹さんの切り絵展へ行ってきました。成田一徹さんは神戸出身の切り絵作家で昨年10月に急逝されたのですが、今回の個展は神戸新聞で2010年に始まりご逝去により終了した連載「新・神戸の残り香」の出版記念の切り絵展です。絵画とも写真ともちがう、どこか懐かしいタッチの成田さんの切り絵は、見れば見るほど引き込まれてゆく不思議な世界。時間を忘れて見惚れてしまいました。
そして海文堂書店も今月末で99年の歴史を閉じてしまいます。1914年創業の海文堂書店。大正3年です。その頃の神戸の街はどんなだったのでしょう。私は大学が神戸にあったので、元町三宮界隈は毎日のように行っていました。携帯もネットもお金もなかった学生時代、よく友達と待ち合わせをしました。広い書店の中でも、大体このあたりにいるであろう友人をお互いに目星をつけて探して会っていました。今は携帯で電話すればどこにいてもすぐに会える時代だけど、老若男女問わずそういう勘働きが鈍っていっているような気がします。本もネットで買えるこの時代、町の商店街の書店が次々閉店していますが、海文堂書店も。残念でなりません。

個展の後は福島で桂あさ吉さんの英語落語の会。
中高大と英語を習ったにもかかわらず、英会話は全く自信のない私。外人さんに道を訊かれたらすべて「メイビーオバ―ゼア」と答えます。そんな私に英語落語なんて理解することが出来るのか、一抹の不安を抱えながらネイティブのI女史と一緒に行きました。
ドキドキしながら聴いた英語落語でしたが、楽しかった!同じ落語を日本語で聴いたことがあったせいもあり全てとはいいませんが大体は理解できたと思います。けれどどうしても耳から入る言葉をいちいち頭の中で日本語に訳して聴いてしまうので、笑うタイミングはワンテンポずれていたかもしれません。
あさ吉さんは私の大好きな落語家 桂吉朝さんの一番弟子であり、以前落語の「間」について「間」とは英語で何というのか質問したところご丁寧にお答えして下さった経緯もあり、初めて英語落語を体験することができました。外国の方の前で演じるときの苦労や、やはり日本語で笑わすことが一番難しいという話、「けど英語でも日本語でも言葉にすると何か出るんですよね」という言葉に、もしかしたらそれは言霊では?と思った私でした。

目まぐるしく日は過ぎてのBGM♪Aroud the World by Victor Young♪



野分去る&近況

2013年09月18日 | 日記
ここ数年の台風は上陸する通過するといわれながら、幸いにも何故か大阪は逸れて行く事が多かったのですが、今回は暴風域が広かったせいか大阪市にも市政史上初の避難勧告が出ました。
そして日本列島の各地で大きな被害が出ました。
そんな中、9月15日伊勢神宮外宮において御戸祭(おみとさい)の神事が行われる際にそれまで降っていた雨が神事が行われる時間が近づくにつれて止み、神事が行われている間、近隣は晴れたそうです。その後の正午12時からの多賀宮での御戸祭でも台風接近中にもかかわらずやはり雨が止んでいたという記事を見て、やはり日本は神道の国であるのだなぁと思いました。
日本列島の形や、レイライン、そして現代における台風の軌道にも、考えれば考えるほど、どうしても神道に繋がりがあるように思ってしまうのですが、それはもっと詳しくあらゆる方面から調べていかなくてはなりません。
さて、見るだけでもいけないといわれるお面を見てしまったその翌日、仕事の関係で甲子園球場のプラチナチケットが手に入りました。従業員100人ちょっとの中小企業ですが、いろんな人の様々な思惑があります。連休開けにはきっとこのチケットは手放すことになるだろうという予感がしたのですが、何故か手元に残りました。
けれど連休中、謎の腹痛と嘔吐に悩まされました。家族と全く同じものを食べているのに私だけ。ま、同じものを食べていても量が多かったのかもしれませんが。
あとお面を見て感じた事。見る前は能面のような形を想像していたのですが、実際に見たお面はもっと原始的というか見て頭に浮かんだのは、諸星大二郎さんの漫画「妖怪ハンター」に出てくるトコイのお面でした。
ひょっとすると物凄く昔のお面なのではないでしょうか?
そんな事を思いました。

有り難くラッキーを押し戴くBGM♪六甲おろしbyいっぱいいすぎてわかりません♪










拝見しました

2013年09月12日 | 日記
見るだけでもいけないと言われている「呪いの面」。
写真でですが、見てしまいました。
私はこれからどうなるのでしょうか。
もしも私に何かあればここで報告します。
この世に呪いや祟りはもちろんあると思いますが、誰彼なしに見ただけで祟るという霊能者の人達が言うような事は、やはり信じられないのです。
それでも見たばかりの今、ちょっとドキドキしています。
大袈裟かもしれませんが、怖い話や不思議な話好きが高じて、とうとうここまで来てしまったか、という心境です。
怖いけれど、知りたい!
知ってしまったら、そこで終わりという訳には行きません。次から次に、謎は謎を呼びます。
単なる好奇心だけで扉を開け続けたら、見てはいけないものを見てしまうかもしれない。もしかしたら、後悔してしまうかもしれません。
それでも開けずにはいられない。
そこで私は何を見るのでしょうか。
そこで目にした光景を伝えたいのです。

未知の森へのBGM♪森の誘惑byチチ松村♪