会社の帰りスーパーに寄って買い物をし、夜道を急いでおりました。
夜7時過ぎの住宅街はもう人影もまばらで、寒くなったせいか犬の散歩をする人もなく寂しい夜道。
進む先に佇む、若い男性ひとり。
通り過ぎかけた時、自転車に乗ったおじいさんがやって来て男性の所で止まりました。
自転車の後ろには、低学年の小学生くらいの女の子が乗っていて。
もしかしたらお父さんが帰って来るまで、近くのおじいちゃんの家で待っていたのでしょうか。
自転車を降りてお父さんの横に立った女の子の頭をポン、としながらおじいちゃんは「はよ寝えや~」と言って、自転車に乗って来た道を帰って行きました。
生まれた時にはもう父方も母方も祖父は亡くなっていた私にとって、おじいちゃんの「はよ寝えや~」は何だか心に沁みたのでありました。
こんな夜道の帰りでした。
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