2月12日(水) 晴れときどき曇りのち雨
最近あった実話から。
現役時代に半分仕事がらみで連絡取り合っていたベルギー人から久し振りにメールが来ました。英文ですが、向こうも気を利かせて比較的平易な文章です。
時間があれば、私にもじっくり解読し返信できる程度の能力はあるのですが、面倒なので、英文をそのままコピペして「この内容に対する返信を英文で作成ください」とChatGPTに入力したところ、数秒で長い(20行くらいの)文章を作ってくれました。
さすがに、そのまま先方に送るのは気が引けたので、一応元のメール内容と返信案を改めて突き合わせて内容をチェックしましたが、返信案はやや丁寧すぎるけれどもかなりよくできていることが確認できました。
丁寧すぎるのをややカジュアルに修正、返信して一件落着はしましたが、これって私が内容を理解しないまま返信案をチェックせずに返してもほぼ問題ないのではと考えさせられました。そのことは、とどのつまりが「私は単なるオペレーターに過ぎず、内容に関しては先方とChatGPTの(私抜きでの)やり取り」ということにほかなりません。
恐ろしいですなAIは…
もう一つ、ハッとさせられることがありました。以下、専門的なのはご容赦のほど。
私は将棋好きなのでヒマなときはスマホでAIと将棋を指すのですが、ある時思い立って先手の私が「初手3八飛車」を指してみました。この手はプロの将棋では一度も指されたことがないのですが、コンピュータ将棋選手権で初めて示された手のようです。それを知っていたので私も真似してみたというわけ。
これに対する後手(5段相当)の反応には驚きました。何と「1二香」でした。何だか、「バカにしやがって、こっちもバカな手で応戦したるわい」とスマホに言われたような気がして心臓がバクバクしました。
その後、ちょっと怖かったけどもう一度「初手3八飛車」を指したところ、今度は「5二玉」。将棋に詳しい人でないとわからないと思いますが、もはや「恐ろしく頭が良くて恐ろしく性格の悪い奴」と指しているような気分になり、それ以降怖くて初手3八飛車は封印しております。
AIに恐怖を感じるとともに、それが日々進化していることを危惧します。おそらく数年後には将棋というゲームに結論が出るような気がします。果たしてそれは藤井聡太君の言うように「引き分け」なのでしょうか。
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今日も楽しく14kmのテクテク走。漫然と走っているだけでいいのかとの疑問もフツフツと湧いてくるのですが、変わったことをすると故障のリスクが確実に増えるので、これでいいと言い聞かせております。
すでに高齢者、故障したら即刻引退ですから。
ラン資金 -133561円
月間走行距離 157km
年間走行距離 466km