絵美劇場

時代劇大好き昭和レトロな舞台女優

駒場東大セミナー

2006-04-23 21:55:14 | 客席
駒場東大なんて、絶対といってよいほど、行くことはない所に、いきましたが、それは、お芝居関係の催し物があったからです!
しかも、俳優の先輩が誘ってくださったからです!
展示会と、セミナーがありました。

「江戸の声」とか言う展示会を5月7日までやっているそうで、そちらは、黒木勘蔵という人が集めた古い、義太夫や浄瑠璃の台本と言うか、楽譜や、浮世絵が、展示してありました。

セミナーは、3人の学者さんが、歌舞伎や三味線や能、日本の音楽についての講義でした。

講義なんて、大学を卒業してから聞いたことがなかったので、なんだか、今更ですが、新鮮に感じてしまいまいました。

ちょっとは、歌舞伎も観るし、三味線もやっているのですが、知らない話が聞けてなかなか面白かった!

この講義が自分のものになるかは、さておき、知らない事を知る、話を聞けたのは良いことだと、思いました。

私は芝居に出演するときに、時代背景くらいは、知っておこうと、それ位の資料は見る事はありますが、それだけでは、足りない事もたくさんあります。
でも、学者さんと言うのはそればかりを毎日調べて勉強している訳ですから、その深さと、いったらキリがありませんよね!
歌舞伎や、能、など、伝統芸能と言うのは、昔から変わらずやっているかと思えば、そうではなかったり、現代の事を取り入れたりと言うことをずっとやっているようです!
今の観客に受けるのも大切な事ですが、昔のものも受け継がなくてはいけない!
そんな、話を聞いた一日でした。

で、思い出したのは、最近の能で、漫画の「ガラスの仮面」の中に出てくる『紅天女』と言う作品を実演したと言う話でした。
観てないし、その宣伝を見ただけですが、それは、すごい事だな~!
と、思いました。

古い作品でも、上演されてない物があるのだから、その作品をやれば良いと思います。もしかしたら新たな発見があるかもしれないしね!
新しい作品を創のもまた、良いかもしれません。
でも最近の歌舞伎は特に同じ作品ばかりやるような傾向にあるのではないかと、少し残念に思います。

古ければ良いわけではないし、新しいから良いわけでもない。
何が良いかなんて、十人十色だから分からない。
でも、私が思い一つは、情熱です。
情熱があれば一生懸命やるので、それは、後になってからでも、必ず認められる。
そんな事を確信しました。

まだまだツタナイ役者の私ですが、良い作品にこれからたくさん出会えれば嬉しいな!

ヘアカット

2006-04-22 21:16:30 | 日誌
久しぶりに美容室に行ってきました!
私の髪は最近、パーマもカラーもしていないから、真っ黒で直毛!
それに、ロングなので、美容室にはほとんど行きません!
結構経済的ね!!
前回、美容室に行ったのがいつだったか、覚えてない~。


「狐と笛吹き」in歌舞伎座

2006-04-21 01:04:08 | 客席
4月大歌舞伎中村歌右衛門五年祭の昼の部

「狐と笛吹き」
を幕観で観劇しました。

幕観とは、歌舞伎公演で上演される作品の一つ、または、一幕だけを格安の値段で観られる歌舞伎座だけのサービスです。(サービスっておかしいかな)
単純に、この作品だけを観に行った!




この「狐と笛吹き」という作品は、
大学生の時に北村英三先生が退職されるときにくださった、
演劇界増刊号歌舞伎狂言百科というむちゃくちゃ古い雑誌に載っていてめったに上演されないので、観た事のないものでした。



初演は昭和27年で三世市川寿海さんと六世中村歌右衛門さんだったそうです。(白黒写真)
今回は中村梅玉さんと中村福助さんが演じていらっしゃいました。

実は雑誌をいただいて、あらすじを読んだときからず~と観たかった作品なのです。

お話は「つるの恩返し」を大人版にした感じ。
妻を亡くした笛吹きが、気を落としていると、友達が亡き妻にそっくりな女性を連れてくる。
その女性、実は以前笛吹きが助けた狐。
二人は愛し合うが、狐と人間が契りを交わすと狐が死んでしまうという掟があり、二人は苦しむ。
しかし、苦しみの末に、約束を破って愛し合ってしまう。
翌日、狐は死んでしまい、笛吹きは自分が殺してしまったと後悔し、狐の元へ死への旅に出る。

雑誌にはもっと詳しく載っていて、
私は、あらすじの文章だけではわからない、深い心情の表し方とか台詞にとても興味がわいたので、とにかく一度観たかった!!
観てみると台詞は現代調で分かりやすく、グッとくるところもあった。
仕草とか話の進み方もかわいらしかった!

とにかく観に行ってよかった~!
と、喜びいっぱいでした!!

その後、その話を友達にしたら、
「あ~その作品知ってる!猛獣とセックスするやつでしょ!」
だって・・・・・・。
クスンッnose3
君にはたいした作品じゃないかも知れないけど、私には思い入れのあった作品なんだよ~symbol6

人の感受性って、いっぱいあるものね~

ホーンデットマンション

2006-04-16 18:47:49 | 日誌
北千住の東京芸術センターにお芝居を観にきました。
待ち合わせより早くついたので、町を散策してみると、商店街の一角に古~い建物が!
よくみると眼科でした!
その後天空劇場へ行く道程も、なんだかとても不思議な飲み屋街を通り、到着しました!

これから見るのは「ヴェニスの商人」