遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

エルンスト・ルビッチ監督「極楽特急」

2010-04-10 21:48:35 | DVD・VHS・動画など
2010/4/9

エルンスト・ルビッチ監督「極楽特急」を見る。
ルビッチと言えば、三谷幸喜が尊敬するビリーワイルダーが師と仰いだ人。あら、悪文だな。三谷→ワイルダー→ルビッチと書いたほうがわかりやすいのかしら。あと立川談志の本を読んでるとたまに名前が出てくる。
1932年の作品なので、もちろん白黒、画質も音質も悪い。そしてVHSのパッケージにはラストまであらすじがしっかり書いてある。緊張感はそがれるが、それでもおしゃれだった。今の三谷の作品が微分や積分みたいな複雑な数学だとすると、ルビッチはもっと単純。算数とまでは言わないけど因数分解くらい。つまり教科書として優秀。もちろん程度が低いわけではない。単純な話は強いから。
「愛を囁き合いながらお互いのものを盗み合う二人の泥棒の話」っていう設定。一見わかりにくいが、この装置はとっても優秀。
小道具を使った古典的な「伏線」も「なるほど!」っていう感じ。

※ マダム・コレ。
コメント
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