遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

高砂浦五郎「親方はつらいよ」

2010-04-16 22:48:20 | 読書感想文
2010/4/14

高砂浦五郎「親方はつらいよ」を読む。
びっくりするくらい一般論かつ正論しか書いていない。よく解釈すれば、「意外と常識人なんだ」、悪く解釈すれば「もっと深い話はないの?」という感じ。
出版は2008年。まだ朝青龍は現役で、怪我で休場中のはずなのにモンゴルでサッカーをやって問題になったあと。
本文中にある「力士を育てるのは親方だけではない」みたいな正論ですら、「のんきすぎる」と批判できてしまう。隙だらけだ。
みんな知ってると思うけど、「いい人」なんだろうなあ。
巻末には朝青龍の文章が添えられている。
親方に対するお詫びの文章だが、この本の出版後にあった「暴行事件」については周知のとおり。事件についてはメディア側の切り取り方次第なので、実際のところはよくわからない。でも、そのあとの「反省していない感じ」と合わせて考えると、朝青龍の人間性はとても興味深いというたぶんこの本の趣旨とはずれた感想に落ち着いてしまう。

※ 巻末の写真が素敵すぎる。絵は似てない。
コメント
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