2021/11/30
大会の脚本提出期限前日に、フェイスシールドの着用必須が判明して動揺する演劇部の話。
彼らの作品はコロナ禍後を描いているので、フェイスシールドの着用は致命的という状況。
本作の役者はフェイスシールドを付けていないので現実との関連性は不明だけど、同程度の理不尽はいくらでもありそう。
原因を作ったいい加減な顧問がひどくいい加減なのに、演技のほうは巧い。
遅刻の言い訳をする副座長と座長との会話が欧米のコメディ映画のような軽口のたたき合いで好み。
演劇部ではなく学芸部だからなのか、舞台装置もシンプル。派手な演出はない。
エヴァンゲリオンはともかく、ハルク・ホーガンとか、ガッチャマンとか言葉選択に古さを感じるものの、奇抜なことをせず、会話の面白さを追求しつつ、コロナ禍における率直な気持ちを描いた作品だった。
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