「定期テスト過去問.com」が2月15日に、「2月末でサービスを停止する」と発表しました。朝日新聞が2014年2月14日付の1面トップで特報した「中高定期試験、ネット販売ー塾、情報公開で入手ー44自治体に請求ー無断利用、違法も」の記事で糾弾され、レピュテーションも含めて、これ以上サービスを続けるのは困難とみなしたからと思われます。さすが、朝日新聞の影響力はすごいと言わざるを得ません。
サービス停止を発表した原典は下記の「定期テスト過去問.com」のホームページでご確認ください。
http://www.testkakomon.com/
ただ、前回のブログで感想を述べたように、このサイトのアイディアと社会ニーズは高いと思います。教育の研究にも役立つと思います。東大や早稲田、慶応の赤本や青本が売っているのと同じように、地元の中学校の過去問がデータベース化されていたっていい。横串でみられるほうが、例えば、創意工夫で問題を作っているユニークな先生が発掘されて、脚光を浴びるかもしれません。
塾が講師の個人の名を使って用途をきちんと伝えずに「だまし討ち」的に情報公開法でテストの過去問を入手した手法が問題なのであって、このようにデータベース化するのは社会的な意義がある。名古屋の塾の経営者も、「定期テスト過去問.com」の運営者も入手した方法の非は認めたうえで、アイデア自体は社会的なニーズがあり、進取の精神にのっとったものだということをしっかり社会にアピールしたほうがいい。そうじゃないと、結局「新しいことなんか何もしないほうがいい」という風潮が蔓延し、ベンチャーの企業家は増えない国になるだろう。
サービス停止を発表した原典は下記の「定期テスト過去問.com」のホームページでご確認ください。
http://www.testkakomon.com/
ただ、前回のブログで感想を述べたように、このサイトのアイディアと社会ニーズは高いと思います。教育の研究にも役立つと思います。東大や早稲田、慶応の赤本や青本が売っているのと同じように、地元の中学校の過去問がデータベース化されていたっていい。横串でみられるほうが、例えば、創意工夫で問題を作っているユニークな先生が発掘されて、脚光を浴びるかもしれません。
塾が講師の個人の名を使って用途をきちんと伝えずに「だまし討ち」的に情報公開法でテストの過去問を入手した手法が問題なのであって、このようにデータベース化するのは社会的な意義がある。名古屋の塾の経営者も、「定期テスト過去問.com」の運営者も入手した方法の非は認めたうえで、アイデア自体は社会的なニーズがあり、進取の精神にのっとったものだということをしっかり社会にアピールしたほうがいい。そうじゃないと、結局「新しいことなんか何もしないほうがいい」という風潮が蔓延し、ベンチャーの企業家は増えない国になるだろう。