『なにもこの雪降りまくりのタイミングで来なくても…』
雪が降らなきゃラッセルの撮影はお話になりませんけれども
私を含め多分現場にいた全員がそう思っていたであろうと思われる（笑）
待っていたほんのちょっとの間に自分自身が雪だるま～（苦笑）
だもんラッセルが定期運用されるんですよね
身をもって納得
※ 宗谷本線 ※
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ですが
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これはボディの性能もあるけど、
ファインダーの中でどれだけ止めて追いかけられたかの勝負なんだよね。
けっして伊達や偶然でピントが合うわけじゃなくて、
その手前までどれだけ追い込めたかの勝負。
で、迫力の表現に必要な跳ねた雪は十分に入ってる。
こがねっちはさらりとこんなの撮れちゃうけど、
ラッセル作品としては最高のレベルだからね
そうなのよ、
跳ねてくるととっさの入れなくちゃならない部分の取捨選択が要求されるね。
だいたい、前の前頭車から後ろの前頭車まで
追いの整合性とらなくちゃならないわけだし、
排雪列車はやることいっぱい
釈迦に説法だけど、
あのね、ここらは降るのよ。
今の降雪はおそらく当時の半分くらいだろうけど、
ここらはガッポリばか丸出しで降るのよ。
キ100＋9600の定排入れてるのに、それでも足りなくて、
急行利尻の前にDD14＋DD14走らせてひと区間ずつ開けてって、
結局時間切れで利尻運転打ち切り。
こっちは音威子府で乗り換えて、
さらに乗り換えてラッセルに賭けてるっていうのに、
何度試みても跳ね返されたんだよね
なんかね、DE15前頭車のキャブ横部分にだけある白線が、
ちょうとキ100の黄色線とダブって、
そんなことを思い出したよ
ラッセルを撮影しててそんな理想通りの撮影、出来たことないけどね
この時も雪の降り方がかなりのふり幅で強弱があって
降りが弱くなった時なんて雪が降りたてだから
細かい木の枝にまで全部雪がふんわりと乗っかって
実によい感じー
せめて止まなくてもいいから降りが弱くなれ～、なれ～、と念じたものの
願いは天に届かず
程々の降りは良いアクセントになるけれど
ここまで降ると…お師匠も書いてる通りにピンを出すのが厳しいー
機材に助けられてる部分も大いにあるけど
この雪の降りが気にならないで撮影できたかどうかで
自分の追い込み具合が図らずも測られてるって感じだわ（笑）
何とか雪の情景も、跳ねもゲット出来てホッ
そうだね～、この辺りはホントに降るねぇ（苦笑）
いやいや釈迦に説法だなんて、私がラッセルを撮り始めてからはまだたったの7年
それまでは雪の無い季節にしか道北方面は行くことが無くて
本当に降るんだなっていうのを毎年出かけるたびに実感してるよ
でも、それでもここ最近の温暖化でお師匠が撮りに来ていた現役時代と比べたら
気温も雪の量も全然違うんだろうな～
雪が多いって事で鉄路はもちろんラッセルが日々守護神として走り続けてくれているけれども
道路も各段に除雪＆排雪技術の向上でめちゃくちゃ走りやすくなったと思うもん
私が子供の頃は雪のおかげで道路なのに轍が酷かったけれど
今は綺麗に削り取っていってくれてるもんね
下手すると私の住んでるエニーよりもよっぽど
雪が多いって事で除雪されるのが早いし、綺麗だよ
…と、雪のボヤキは永遠に話せてしまうのでこの辺にしておいて
当時の排雪列車…もう見る事は叶わない憧れの景色
いつか名寄のキマロキをちゃんと見に行きたいと思うものの
この季節はいつもビニールシートに包まれて冬眠中なので未だ叶わず
いつかキマロキを眺めながらお師匠の雪に跳ね返された話を詳しく聞かせて貰いたいわ