前回のブログで真理でない言葉は違和感を感じる。そして、更にその言葉が偽善のものなら嫌悪感と反発を抱く。逆にその言葉が真理ならすんなり耳に入り、抵抗なく心に染み渡る。と、書きました。
相手の心に訴えるなら『真理』を話せばいいだけのことですが、『真理』を話すと言っても漠然として難しいですよね。
自分に正直に思っていることを話せばいいんじゃない?
と、言っても無意識のウチに何故か保身が入って『真理』からずれてしまったり、相手のことを思って話しているつもりなのに、反発されたり。。。
そんな人たちのために、相手の心に響く話し方のポインとを具体的にご紹介
まず、日本人に一番多いダメダメパターン。
みんなが○○なのに、なんであなたは違うの?
みんなが○○なんだから、あなたもそうなさい。
○○なのは常識なんだから、あなたもそうしなさい。
男とは、女とは、○○とは、~だから、あなたもそうしなさい。
よく聞きますね~。
この言葉。
子供のときに親や大人に散々言われてきた言葉。
あ、大人になっても言われますね~。
だからつい子供だと、
皆って誰?いつ言ったの?地球が何万何千何回、回った日?
なんて訳のわからないことには、訳のわからないことで答えてしまう。
○○とはって何?誰が決めたの?
常識って、誰が決めた常識?
なんて反発して口答えしたりする。
いま思うと当然の反応なんだけど、でも、
口答えするな
って怒られる。
そして、言った本人は如何にもこれが常識なんだ、とばかりに自分の正しさを主張する。
でも、言われた本人は納得しない。
それは当然のこと。
だって、『みんな』とか『常識的に』とか『○○とは』とかって言葉には言っている本人の所在がないから。
言っている、説教している本人の気持ちがどこにも入っていないから。
目の前で自分に向かって話している、その人の顔が見えない。気持ちが、その言葉には入っていない。
顔の見えない、存在の感じられない誰か、が何を言ったって、その言葉に意味なんて感じられない。
そして、『その他大勢の意見』という虎の威に隠れて、さも、自分の意見が正しいかのような主張はただの姑息さしか感じられない。
だから、反発する。
だから、どんな言葉も耳に入らない。
心に響かない。
当然だよね。
そんなこと。
言われた言葉に、言った本人の気持ちが入っていないんだから。
なんで、そんな話し方をするのか?
答えは簡単
責任逃れ
自分の言葉に責任が持てない
自分の意見に責任が持てない
だから、『常識』だとか、『みんな』とかの『その他大勢』の虎の威を借りる。
とても姑息なやり方。
でも、みんな一度は体験する、日本人にとても多いやり方。
親が子供に
大人が子供に
上司が部下に
説教という名の自分の意見を押し付けるのに一番多い言葉。
でも一番、効果のない、心に全く響かない言葉。。。
では、効果のある、心に響く言葉って。。。
それは次回