前々回の第371回より続きます。
直属の上司に、月末に入金予定だった2本の契約が入金するかどうか、雲行きが怪しくなり、烈火のごとく怒鳴られ続けた私。
伝家の宝刀「佐藤康行の愛のメソッド」を用いて、
上司の話を、ひたすら『真我の傾聴』で話を聞くに徹し、
自宅に帰ってからも、叱られたことへの怒りが収まらない自分自身に「佐藤康行の愛のメソッド」で、その怒りを何とか鎮めた私でした。
しかし、100%私の中の「怒り」が収まっていないこともわかりました。
でも、怒っていること自体が悪いことではないと、なぜか思えてきたのです。
私が怒っている理由は、
私が上司に伝えるべきことを伝えていなかったがゆえに、当然そのことは上司には伝わっておらず、その状態のままで上司に叱られているからだということがわかってきました。
私は、上司に伝えるべきことを伝えていない。その状態が、自分の心の中で消化不良になっていて、それで怒っているのだ。
上司に怒っているようで、実は、上司に伝えたいことを伝えきれていない自分自身に怒っているんだ、ということが自分を俯瞰して観えてきたのです。
それは、
昨年末に、今の上司から「ウチの会社に戻ってきてくれないか。」と言われて、どんな思いで私がこの会社に戻ったのか。
復帰してから今までの5か月、どんなことを感じながら一生懸命仕事をさせて頂いてきたのか。
今回の叱られる理由になった、入金見込みの契約が入金にならなかった直接の原因は、自分にもあるが、もともと上司に「も」原因があったということ。そこを私が上司に伝えられていないということ。
このままではお互い同じことを繰り返すので、仕事の役割分担をもう一度見直さないといけないこと。
そもそも今、真剣に仕事させて頂くには、色々不自由な環境があって、手と足を縛られているような状況であること。
その不自由な環境の中で、不満も言わず、ただひたすら売り上げを上げるために他の社員の何倍もの努力をしてきたことを、上司は知らないこと。
・・・・・上げれば霧がないくらい、たくさん上司に伝えたいこと相談したいことを、内に押し殺し、我慢し続けていた自分自身の姿に気づきました。
「あっ・・・・私は、ずっと理不尽な状況を我慢し続けていたんだ。だから、もともと怒りの感情が、自分の心の中にあったんだ。その怒りの感情が、今回、上司に叱られたことが縁となって、その怒りが表に出てきたんだな~。」と観えてきたのです。
これが、私が今までの自分の『癖』でした。
周りに何か言われても、「自分が悪いのだから。」と言い返さずに、内に籠って我慢してしまう。
しかし、怒りの心は消えていない。
しかも、その怒りの心は仕事をすればするほど、その局面局面で、どんどん増えていく。
そして、その怒りの心は、私の心の中でどんどん膨らんでいき、私の心は対処できなくなる。
そして、心の行き場がなくなってしまい、「うつ」になってしまう。
「うつ」になる人の特徴は、恐らく、自分の心の本音を、他人にアウトプットできない人がなってしまうのだと思います。
「あいつが悪い、お前が悪い。」と口を開けば、相手のせいにする人は、周りといさかいを起こしますが、「うつ」にはなりません。
「うつ」になる人は、相手への不満を言うことによって、相手を傷つけたり、相手と対立する状態になるのが怖いのです。
じゃあ、どうしたらいいのか。
ここでも、佐藤康行の伝家の宝刀「愛のメソッド」を私は抜くのです。(笑)
次回に続きます。
ありがとうございました。