北朝鮮の平壌市内に掲げられた芸術公園の看板。参考写真(SANMIGUEL / PIXTA)
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
先日行われたサッカーのワールドカップ・アジア2次予選で、日本代表は北朝鮮代表に1-0で勝利した。その後、日本サッカー協会は26日に予定されていた平壌での対戦が中止となったことを明らかにした。日本テレビによると、北朝鮮から平壌以外での開催を希望する申し出があり、第三国での実施を調整しているという。
日朝サッカーの期間中にも、金正恩体制は弾道ミサイル発射を続けるなど、脅威を振りかざしている。この状況に、在日朝鮮人社会でも複雑な思いを抱える人は少なくない。
朝鮮学校の卒業生であるパクさんは、「ミサイル発射のニュースを見るたびに身の置き場がない、という思いだ。『何てことをしてくれるのか』と震えるような気持ちになる」と打ち明ける。
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