2009年5月11日四川省綿陽にて。地震災害で亡くなった家族の一周忌式典に参加した人(Getty Images)
2008年5月12日の現地時間14時28分。四川省汶川県を震央とする巨大地震、四川大地震が発生した。
今年5月、甚大な被害を出した震災から15周年を迎えるにあたり、中国メディアの「新浪新聞」は四川大地震災害被害に対する海外各国からの「義援金ランキング」を発表した。しかし、同リストのなかには、多額の寄付をした「香港・マカオ・台湾」の地名が、いずれも明記されてないことが判明した。
このうち、香港からの義援金の額はダントツの1位で、公表されたリストのうち、上位10カ国の総額である13億元の15倍よりも多い200億元(人民元)とされている。
そのほか、台湾(15.2億元)やマカオ(50億元)も多額の寄付をしていたが、今回のリストにその地名は入れられていない。
米政府系放送局のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると......
今から15年前の2008年5月12日。現地時間の14時28分に、中国四川省の汶川県を震源とするマグニチュード8.0クラスの巨大地震が発生する。
この地震による犠牲者数は、中国の公式な数字としては「約7万人が死亡。約1万8千人が行方不明」とされるが、あまりにも甚大かつ広範囲にわたる被害であるため、政府も実際の数を把握できず、また政治的意図により発表もされていない。そのため、その正確な数は「公式発表を上回る」と見るしかない。
【続きはこちら】
中国・四川大地震「義援金リスト」 最高額の寄付金を集めた香港、マカオ、台湾の名がない?
中国メディアはこのほど、四川大地震の海外各国からの「義援金ランキング」を発表。しかし、多額の寄付をした香港・マカオ・台湾は明記されていなかった。
◎合わせて読みたい:
中国・四川大地震15周年 「手抜き工事」の責任追及もなく、遺族には「口封じ」する当局
今から15年前の2008年5月12日。現地時間の14時28分に、中国四川省の汶川県を震源とするマグニチュード8 […]
叩けばボロボロ崩れる「空洞の柱」 目を疑う中国の欠陥住宅は、検査をごまかす偽装か
今月3日に撮影されたとされる動画が、華人圏のSNSで拡散されている。それは中国で販売されている住宅の欠陥ぶりを示す最たるもので、室内にある「柱」をハンマーで叩いてみ...
「おから工事の家はいらない!」 中国深セン市で住宅購入者が「返金」を求めて大規模抗議
広東省深セン市で1日、48階立ての高層マンション「誠勤達正大誠」の分譲住宅購入者が、あまりにひどい欠陥住宅であ […]
◎おすすめ:
オランダ、中国との「姉妹都市」解消相次ぐ 人権侵害を問題視
オランダでは中国との姉妹都市関係の解消が進む。過去2年間で、中国共産党の人権弾圧を問題視した少なくとも8つの自治体と2つの州が姉妹都市関係を断ち切った。
中国は「史上空前の就職難」 若者の失業率20%突破、生きることに命懸けの毎日
中国は今、景気の低迷による「史上空前の就職難」にある。公式データによる若者の失業率は20%強だが、実態はさらに深刻。庶民は身を削りながら、生きようとしている。
強まる「通信アプリ」への取り締まり 公務員は個人SNSで反政府言論の投稿禁止=中国
中国各地の公安局が、教師や保護者に対して「学生がもつ携帯電話に、問題とされる通信アプリがあるか確認するよう求める通知」を出していたことがわかった。
◎トップニュース:
米国務長官、パプアニューギニア首相と会談 防衛協定署名
[シドニー 22日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は22日、パプアニューギニアのマラペ首相と […]
日本の防衛産業活性化へ…小野寺氏、国防貢献で「感謝と名誉」制度創設目指す
転機を迎える日本の安全保障。そのひとつが、防衛装備品の海外移転(輸出)だ。小野寺五典元防衛相(自民)は、防衛産 […]
中国にはしかるべく反論と説明を行った=G7に関する抗議で官房長官
[東京 22日 ロイター] – 松野博一官房長官は22日午前の会見で、主要7カ国首脳会議(G7広島 […]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます