中共(中国共産党)の公式データによると、今年11月に中国の資本市場から流出した資金は457億ドル(約7兆1661億円)に達し、歴史的な新記録を達成した。分析者は、トランプ氏の関税政策が中国からの資金逃避を加速させたと考えている。
中国の外貨管理局のデータによれば、11月の中国の跨国投資(海外の資産や企業に投資する投資手法)の収入は1889億ドル、支払い総額は2346億ドルで、457億ドルの逆差はこの項目における史上最大の単月赤字だ。
この巨額の赤字は、10月の258億ドルの資金流出からさらに拡大しており、投資家の中国市場に対する信頼が著しく低下していることを示している。
【続きはこちら】
中国の11月資本流出 過去最高に
中国の資本市場から11月に457億ドルの資金が流出し、過去最大を記録。トランプ氏の関税政策への懸念と中国経済の不安定さが主因。中国政府の景気刺激策は市場の期待に応えられず、人民元も下落。習近平は窮地に陥っている
【関連記事】
日産とホンダが経営統合へ向けた協議開始 世界3位のグループへ
日産とホンダの経営統合に向けた動きが急速に進展している。日産、ホンダはまだ中国市場での挽回を期するのか? それとも大局を読み切り、大きな決断をするのか? 今後の動向が注目される。
退任5週間前の米財務長官 中国銀行への制裁を排除せず
イエレン財務長官は、ロシアの石油収入遮断と「黒い艦隊」制裁を検討。さらに、中国の銀行や企業への制裁も可能性を排除せず、既に影響を受けた中国企業が資産売却を進めている。制裁強化が進む中、国際経済に緊張が高まる。
中国太陽光発電業界 過剰生産と競争激化で淘汰の局面に
中国太陽光発電業界は供給過剰と価格暴落により深刻な赤字状態に陥っている。淘汰が進む中、生産能力の整理が急務だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます