2023年3月10日、米共和党のスコット・ペリー下院議員 (Anna Moneymaker/Getty Images)
良心の囚人を殺害し巨万の利益を生み出す中国共産党による臓器狩り。こうした蛮行に対処するため、米共和党のスコット・ペリー下院議員は強制臓器摘出に関与した者に責任を負わせることを目的とした法案を発表した。
「Falun Gong Protection Act(法輪功保護法案)」は、中国共産党による法輪功学習者への強制臓器摘出や不当な投獄といった迫害に焦点を当て、関与する人物に入国禁止などの制裁を課すよう政府に求める。
また、臓器移植の分野で中国との協力を避けることを米国の政策に盛り込み、同盟国や多国間機関と協力して法輪功への迫害を停止するよう迫る。
スコット氏はエポックタイムズの取材に対し「忌まわしい行為で、暴挙だ。容認することはできない。責任を追及しなければならない」と述べた。また、法輪功迫害を「ジェノサイド」と表現し「中国共産党は、党のイデオロギーに合わない者の尊厳を失わせるために、過去の全体主義政権が使った戦術を用いている」と非難した。
法輪功は「真善忍」という3つの理念を指針とする精神修養法だ。心身の健康と道徳性の向上に顕著な効果が見られるとして人気を博したが、中国共産党はこれを脅威とみなし、1999年7月から弾圧政策を実施している。
また、スコット氏は中国国内に限らず「いかなる形であれ」臓器狩りに関与した者は責任を問われると強調した。
「中国の共産党幹部だけでなく、米国で活動している者たちもだ。その中にはこのような不正な利益を得ようとする米国の企業も含まれる」
さらに中国共産党の外科医に臓器移植の訓練を施したり、彼らに医薬品や医学の専門知識を提供したりすることも、「すべて犯罪に加担したことになる」と述べた。
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