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米国、インフレの痛みは続く

2024-06-17 | 時事・ニュース

2024年6月12日、ワシントンD.C.で、金融政策委員会後に記者会見するパウエルFRB議長 ( Kevin Dietsch/Getty Images)

 

論評

最新のインフレデータが発表された。いつも通りの論調だ。公式にはインフレは緩和し、落ち着き、安定しており、心配する必要はないとされている。

現実はまたしても公式の見解と異なっている。

経済用語の多くは比喩的で正確さに欠ける。「インフレ」という言葉もその一例。元々はラテン語の「inflare」(吹き込む)から来ており、火に風を送るようなイメージだ。

この言葉の英語での最初の使われ方は、原因と結果を含んでいた。つまり、貨幣供給の増加が物価上昇を引き起こす。しかし第二次世界大戦後、この言葉は単に物価上昇を指すようになり、因果関係が省かれてしまった。これが現在も続く混乱の原因となっている。

【続きはこちら】

 

米国、インフレの痛みは続く

アメリカの公式発表はまたしても、インフレは緩和し、冷え込み、落ち着き、全般的に心配は減っているという内容だった。現実はそうではないようだ。

 

 


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