現在、米国では、国立衛生研究所(NIH)によってビタミンD摂取は600IU/日が推奨されており、それ以上の摂取は有害な影響を及ぼす可能性があるとの警告が出されています。
しかし、非常に多量と見られるビタミンDを毎日補給することは、一部の人々にとっては毒性よりもむしろ健康上の利益をもたらす可能性があると、専門家らは示しています。
2019年、認定内科医のパトリック・マッカラー博士は、20,000~60,000IU/日という高用量のビタミンDを長年にわたり摂取していた患者3人の体験談を発表し、その後3人とも健康状態が大きく改善したことを報告しました。
患者の1人は、報告書を発表する8年前からビタミンD3の補給を始めたところ、2011年から2019年にかけて、喘息の重症増悪が年5〜6回から年1回まで減少しました。
10,000IU/日からスタートし、発表時には喘息治療薬のほとんどを中止し、30,000IU/日を摂取していました。
別の患者は、手に皮膚がんの一種と推定される潰瘍性病変を患っていましたが、高用量を服用した後に縮小しました。
また、ある患者には、頭皮、額、耳に広範な乾癬があり、胸、腹部、肘、太ももの一部にもありましたが、50,000IUのビタミンD2を投与されると、すぐに劇的な改善が見られました。彼の皮膚は治療から数ヶ月後にきれいになり、ステロイドクリームと薬用シャンプーの使用をやめることができました。
臨床的改善は印象的ですが、彼らが受けた驚くべき投与量には、潜在的に毒性があると考えられています。
- 法的に適正な投与量 VS 健康に最適な投与量
- ビタミンDはただのビタミンにあらず
- 600IUは総合的な健康にとって不十分かもしれない
- 最適な摂取量は患者によって異なる
- 薬としての高用量ビタミンD
- 自己免疫疾患
- がん
- 脳の健康
- ビタミンDはどのくらい必要なのか?
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