台湾と断交し、代わりに中国との国交を樹立したホンジュラス。10か月が過ぎた今、ホンジュラスのエビ産業は崩壊の危機に瀕している。イメージ画像、輸出されるホンジュラス産エビ、2023年4月4日撮影。(ORLANDO SIERRA/AFP via Getty Images)
昨年3月、中米のホンジュラスは、長年にわたる台湾(中華民国)との外交関係を解消し、代わりに中国との国交を樹立した。これは、その前年の2022年に同国の大統領に就任したジオラマ・カストロ氏が打ち出した方針である。
そして、台湾との断交から10か月が経った今、ホンジュラスの経済を支える主力の1つであるエビ関係の産業が崩壊の危機に瀕している。
ホンジュラス全国養殖協会(Andah)の責任者は、メディアに対し次のように明かす。
「台湾との国交を断った後、ホンジュラスのエビ輸出産業は、中国市場を開拓することができなかった。今なお、中国へのエビの輸出はゼロに近い。その結果、多くのエビ養殖場がつぶれた。1千人以上が職を失ったうえ、外貨の損失は3900万ドルに上る。現在、我が国のエビ産業は、崩壊の危機に瀕している」
同責任者は、さらにこう述べる。
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