セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

木工教室第三回 一輪挿しを作る

2015-04-01 01:16:17 | ワークショップ

ソメイヨシノがついに咲きはじめ、あたたかくなった月曜日。

またまた木工教室へ行ってきました。

ものづくりだけでなく美味しいお食事も楽しめる、とっても楽しい時間。

会場となるのは、手触りのいい木がふんだんに使われ、広々とした空間がある素敵な一軒家。

あたたかい午後の日差しに、そのままお昼寝したくなっちゃうほどの居心地の良さでした。

春休みなので、一緒に来た子供たちのにぎやかな笑い声や足音が響くなか。


いよいよ、木工教室が始まります!




机の上には、見本が並べてありました。




今回は、さまざまな木を切って、磨いて、一輪挿しを作ります。

持ってきていただいた木は、全部で8種類。

さくら、すぎ、ひのき、かえで、たも、けやき、なら、ほお。

さくらの木は、このあいだランチョントレイを作ったときと同じ、ヤマザクラでした。


積み木のように上に積んでいくので、まずは順番と形を決めます。

思い通りの形になるよう、垂直に線が引ける専用のさしを使い、鉛筆で線を入れていきます。


そして、ここでついに登場!!

ノコギリさんです!!!




キャー初めて~~!!!

最初の溝をつけるところから苦労しましたが、包丁で切るときのようにそっと手を添えてするといいと、参加されていた方に教えていただき。

無事ギコギコと切り始めることができました。

まっすぐいかない~~、あ、木の下が欠けた!肩に力が入りすぎ、などなど。

あたふたしっぱなしでしたが、徐々に切ることにも慣れていき。

無事、板の両端を切り終えました。




イエ~い

そして、やっぱり私が最後

さあ、急いで次の作業に取り掛かりましょう~~


次は紙やすりで木の表面をなめらか~にしていきます。

荒いやすりからだんだん細かいやすりへ。

手触りが格段に違ってきます。

熱中してこすっているとついつい顔が近づいて、粉がゴッ!と目に入る。

うう……。


全身粉まみれになってみんなでひたすらゴシゴシ。

これが木工教室の楽しいところでもある気がします。

木の手触りと香りにうっとりして……。

木と触れ合うだけで、ものすごい癒しパワーがあることを実感します。


最後までこすりきり、順番に並べてみました。




色も柄も、ひとつずつ全然違いますね。

そして、重さも全然違うんです!!

すぎ、ひのきはすっごく軽くて柔らかく、うっかり角をこするとすぐに斜めになってしまいます。

重くていいなぁと思ったのは、けやき。

土台となる大きめの板を選んだ時のことですが、けやきの色、柄、そして重さにじーんと感動して

気がつくと、けやきの板をもう手放せなくなっていました




けやきの木の柄です。

まるで海のように見えませんか。

穏やかな波が夕日に照らされて打ち寄せる……、木もまた水とは切っても切れない存在であるのだったなぁと思い出します。


電熱で焦がすように文字が書けるペンで、木の名前を書いていきました。

いつまでも忘れないように。




もちろん、間違って覚えないように、先生に名前を再確認させてもらって。

貴重な天然の木に触れさせてもらえ、その場で知らないことはどんどん教えてもらえる。

なんてありがたい環境なんだろうと、つくづく思うのでした。


それにしても、ほんとうに木の感触って素晴らしいです。

やすりで磨いた直後の、あのスルスルな手触り……、写真を見直すたびにまた触りたくなってしまいます。

触ってるだけでストレスなんて吹っ飛んでいきますよ……、まあ私にそんな大きなストレスはありませんが





昔は、いろんなものが木で作られていて、木を加工することはもっと身近な、生活の一部だったでしょう。

けれど今は、なかなかそんな機会がなく。

最近有名な『食育』という言葉がありますが、木工教室では『木育』という言葉を新たに教えていただきました。

木の素晴らしさ、そして自由に創作できるということを知ってもらうということ。

私に理解できるのはそのくらいですが、

「まずは大人から、そのことを知っていって欲しい。そしてそれを子供達に伝えて欲しい」

この言葉を聞いたのは第二回の木工教室でしたが、今回、木に癒されて作る楽しさを改めて体感して、こういうことかとわかってきた気がしました。

機会がありましたら、ぜひたくさんの方々に体験してほしいと思いました。



さてさて、しっかりと磨いた木たちには、一旦熱して冷まされた食用オイルを塗って、木が長持ちするように保護します。

そして。

もうひとつのお楽しみ、昼食タイムです~~!!!


ワッホ~~~イ!!!








写真はご飯のほんの一部です。

最後の写真のおひたしは、わさび菜でした。


口に入れると、ほんとうのワサビのような風味と辛さが来て、これはお肉を焼いて、醤油とともにいただきたいなぁと妄想しちゃいました。

とってもいい風味だったので、その場でわさび菜をお買い上げ~~~




あ、そうそう、今回も山添村の特産品が買える出張道の駅を開いてくださっていたのです。

普段買えないものなど、たくさん買わせていただきました~。




無農薬野菜、乾燥させた野菜、庭にできた大きな果実、高級な大和のお茶!!

ホクホク顔が想像できますでしょう??(笑)。


その後はもう一度作業場に戻って、ノコギリで切り落とした端材も綺麗にして持って帰ろうと、磨いてオイルを塗り塗り

この木はほお、これはすぎ、と自然と口ずさみながら、最後まで楽しませていただきました。


全て終了し、またまたお茶とお菓子をいただいて(ありがたい……)、最後にみんなの作品を並べて撮影タイム!!

素敵でしょう~~??








準備していただいたお花がまた美しくって。

感動しいの私がどれだけテンションが上がっていたか






やがて帰る時間となりました。

可愛い子供たちともお別れ。

先生方にお礼を言って、愛しい作品をそっと車に乗せて、家へと帰りました。



待ち構えていたイブちょたちのご機嫌をとったあとは

もう一度撮影を楽しみます。


持ち帰った作品。




これを組み立てると、こうなります!




全部違う木でできた階段です。




きちんと揃えているのも美しいですが、バラバラの方向に伸ばしても面白いです。




空いた場所には可愛い小物が飾れます。


端材を磨いて作った積み木。




眺めているだけで、どこか山の中で木々に抱かれる心地がしました。

撮影を堪能したあとは、そのまま机に置いて距離を取ります。

すると……?




可愛こちゃんが、来ましたよ~~


スンスンスン……。




-お花にゃ。




猫たちにも木の香りを存分に楽しんでもらいました。


玄関に置く飾りが、またひとつ増えて嬉しいです。


木工教室第三回、これにて終了です




最後に、イブ散歩の写真を少しアップしましょう~~~


一度外に出してしまうと、もう毎日出たいと言い出すのは目に見えていますね。

はい、晴れた日は毎日お散歩に出るようになりました。


イブちょはせいだいゴロゴロを堪能し。




真っ黒に毛を汚したあとは、花たちを眺めに行き。




何してるの~とひろみちゃんが顔を出します。




そのままそのまま、近づかないでね~~と牽制しつつ、なんとかお散歩を続けます。

けれど、私たちが外に出ていることに慣れてきたひろみちゃんは、こちらに歩いてくるようになって。

そのたびにイブちょは抱っこされて離れた場所へ運ばれていきます


どうして挨拶させてくれないの~と、2匹からなんとも寂しそうに鳴かれるのですが。

辛いけど、ダメなの。ごめんね、と言うしかありません。


イブちょのお散歩が終わって家に入れ、すぐに外へ戻ってひろみちゃんのところへ。

ひろみちゃん、私が手を出すと、スンスンしたあとプイッと向こうへ行ってしまいました。

ご機嫌ナナメになっちゃったかも……、ごめんね。

夜に、関係修復のなでなでをたくさんした次第でした



それでは、また次回です~~~