セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

嬉しいお買い物と仔猫の成長

2014-04-28 13:57:05 | 仔猫

こんにちは!


ゴールデンウィークに差し掛かったとたん、暑くなりましたね~


前回は、ひろみちゃんの長いお話を読んでいただき、ありがとうございました。


写真を編集しているときからどうしてか、ひろみちゃんが頭の中でいっぱいしゃべりだすので。

そのまましゃべってもらっちゃいました。


いろいろ思うところがあって、なかなかお知らせできずにすみませんでした。

優しいコメントをたくさんいただいて、嬉しかったです。


これからも彼らの様子をアップしていきますので、うちのイブちょとしろちゅ共々、よろしくお願いいたします!!








さて今回は、題名のとおり、ここ数ヶ月の間に購入したものについてアップしようと思います。


まずは、これ。





木でできた手作りのりんごちゃんです。

川上村の木工作家、山本直美さんの作品です。


木目を組み合わせてピッタリとくっつけられ、とってもまろやかな手触りに磨かれています。

軸の部分も木ですよ。


触るとたわむような気がするのに、木ですからほんとうはへっこんでいないんですよね。

木ってそんな不思議な感触を感じさせてくれるんだって、初めて知りました。



私は木の柔らかさとピッタリな緻密感に感動したのですが、このお人は違うようで。




木のいい匂いを長い時間楽しんでいましたよ。


ちょいちょい。




くんくん。




アッパーカット!





イブちょのお気に入りになりました。


木工って素敵ですね。

一度挑戦してみたくなりました。










さてお次は。

温度をキープしてくれるステンレスのコップです。




ムーミン~~!!!


後ろはミーちゃん。





これから暑い夏が来ますから、冷たさをキープしてくれて結露しないこのコップ、大活躍してくれそうです!!

あ、細長いから倒れたりするのがちょっと心配ですが、実は底に滑り止めのゴムがついていまして。

どんくさい私には心強いです

イオンで購入しました。

他にも、ミッキーやスヌーピーなどもありましたよ。

冷たいまま、温かいままをキープしてくれて、すごくいい感じです。



次はどれにしようかなぁ~~。

あ、おととい大阪に旦那とぶらぶら出かけたのですが、阪急百貨店で北海道フェアをしていて。

人混みにアップアップしながらいろいろ見ていると。


ああっ、これはまさかの……!!!


富良野ジャムだ~~~!!!!

となると、もしかしてもしかして……!!!


あったぁ




グースベリージャム


北海道に行かないとなかなか手に入らない、グースベリー(ぐすべり)のジャム。

以前富良野に行った時に惚れ込んで、それ以来ずっと恋い焦がれているジャムなんです。


次はいつ出会えるか分かりません。

3つ胸に抱えて、ぎゅーってしちゃいました。


ほんとうは、10個くらい買いたい。

でも、すごい金額になるし、3個を大事に食べよう。



北海道フェアには、ほんとうは旦那が美味しい海鮮丼が食べたいと言ってやってきたのですが、私の大本命を見つけてしまいました。

踊りだしたいほど嬉しかったです。


酸味が強めで、甘さと酸っぱさがちょうど半々ぐらいのグースベリージャム。

もしまだお食べになったことがなければ、食べてみて下さいね。

酸っぱい味が好きな女性に向いているかもです




もう一軒、旦那に教えてもらった輸入品の卸しみたいなお店へ立ち寄りました。

成城石井の安い版みたいな感じです。


そこでも大好物を発見しました!!




テングのビーフジャーキーです!!

そして新しく発見したのが、そのビーフジャーキー味のコーンスナックでした。

すんごく辛いんですが、美味しかったですよ。


う~~ん、どれをとっても見事に酒のツマミだわ~~~。

酒飲みはもう血筋なので、どうしようもないですね~~~。









それでは次は、これにしましょう。


ジャーーーーン!!!




まるでピアニストのようなイブちょです。


新しい爪研ぎは、なんと大きなネズミさん!

ついていたマタタビ粉を振りかけると、イブちょさんは夢中!!

全力で鍵盤に指を振り下ろしたみたいで、笑ってしまいました


2匹とも、とっても元気にこれでお爪をばりょばりょしておりますよ。

あ、今ちょうど、イブちょがトイレの後のひとばりょをしだしました

すごい音(笑)。









人のプレゼントを買いに行ったのに、つい気がつくと自分のものを探している。。。

そうして買ってしまったのが、これです。


おニューのカバン。




若干おばちゃんデザインだろうかとも思ったのですが、色合いがさわやかでポケットがたくさんあり、とっても軽い!!

ポケットがたくさんあると、ポーチいらずで整理しやすいです。

家のカギはどこだ~~~!って探さなくてもいいし。。。




これもピッタリ!!




サイドのポケットがICOCA入れになりました。

これ一枚で、地元のバスから近鉄、JR、地下鉄、その他の関西の私鉄にするっと乗ることができます。

関東だとSuicaですよね。

便利な時代だなぁ……。



反対側には胡ぼん君。




胡ぼん君はイブちょになんだか似ているので、一緒におでかけしている気分になれます

子供っぽいことをしている自覚はありますよ

でも気分がとてもアップするからいいんだ~~~。





新しいカバンの中には。

長く愛用しているPaul Smithのお財布と。





カードケース。




これがおニューです。

実際はもうちょっとお財布の色に近いです。


メンズですが、すごくなじむ色なんです。



いつのまにか、増えていくカード類でお財布がパンパン。

名刺用のファイルを使ってみたり、カードがたくさん入る財布に変えてみたり……。

どれも結局重いし使いにくくて、どうしたらいいのかな……ってお店の人にこぼしていたら。


ボクはこういうのを使っています、と、白くて細い指をした百貨店のお兄さんが革の名刺入れを紹介してくださいました。

最初は、これじゃあ一枚ずつが見えないから、使いにくいんじゃ……って思ったのですが。

考えてみれば、ガバッと出してトランプのように選べばいいので案外いけるかも、と気がつきました。


なによりカバンの中でかさばらない!!

1ヶ月に一回も使わないようなカードは、さらに別に束ねてカバンの小さなポケットへ。


うん、良い感じ!!




実に庶民的なカードが見えている、主婦の持ち物って感じですね。

赤いカードの奥に、束にしてカードを収納しています。



今のところ、カバンの中はこれのおかげですっきり軽くキープできています。

お財布がパンパンにならずに済みそうで嬉しいです。




自分のものばっかりではなくて、ちゃんとプレゼントも買いましたよ。

もうちょっとで母の日、父の日ですものね










最後のお買い物紹介はこれです。

くるねこ愚連隊のお皿~~~!!




左が男の子たち、右が女の子たちに別れて、それぞれ七福神の格好です。

一目惚れして、ネットでポチッとしてしまいました。


予約したのはだいぶ前で、こないだやっと届きました。


今は飾れるようなスペースがないので、いつか可愛く陳列できる日を夢見て、大事にしまっておこうと思います。




いつもは倹約しているつもりだけれど、たまには楽しいお買い物もいいですよね。

とってもウキウキ気分にしてくれた、新しいモノたちでした






さて、本日のにゃんこコーナーは仔猫ちゃんたちで~~す。


我が家の庭で生まれた仔猫ちゃん2匹。

それぞれ、笑えるほど親に似ているのですよ……。


まずぷくくと笑ってしまったのが、ポンちゃん似の仔猫ちゃん(以降『ポンジュニア』と呼びます)。




ずいぶんおデコちゃんなんです。


横にも広い。




ほっぺたがむぎゅーってなっています!!


身体に比べて頭がデカい!!





私はずっと、オスの二次成長で頭ががっしりと大きくなるのだと思っていたのですが。

ほんとうは元からでっかかったのかも……。



頭がでっかい本家本元。





そんなことを考えながら、毎日観察していると。


おおっ!!




分かりますか?

ちょっぴり、目が開いた!!!



ずっとほぼ寝てばっかりだったふにゃふにゃ仔猫ちゃんから、口をパクパクしたり、う~んって伸びをしたりと、仔猫ちゃんたちはいろいろできるようになってきました。



ひろみちゃん似の仔猫ちゃん(ひろみジュニア)のほうが先に目が開き、今やこんなにパッチリおめめ!!




目が開くと、可愛さが10倍くらいアップしましたよ~~




ひろみママとジュニアたちのスキンシップ、動画に撮りました。

なにぶんにも狭いところなので、見にくくてすみません。


ひろみちゃん、しっかりとママしてますよ~~~。







リンクはこちらです。



ひろみジュニアは、ママが帰ってくるとすかさず「舐めて~~」って近づいていきます。

いっぱい舐めてもらって、真っ先におっぱいへGo!!


ポンジュニアはいつまでもねむねむとのんびりしていて、ママに激しく舐められて「もうちょっとゆっくりして~」って言ってるみたい(笑)。

もうすっかり、性格が出てきていますね。


ちゃんとそれぞれ似ている親から性格ももらっているようです



ひろみちゃんが見当たらないと(何かあったんじゃ……)と焦り、仔猫がパクパクしていると(ママのおっぱい、長くもらっていないのかな……)とビビリ……。

いつ粉ミルクと哺乳瓶を買いに行くことになるかと、毎日ドキドキ見守る日々です。


つい心配し過ぎてしまいますが、仔猫たちはよく動いて育っていっています。


このまま元気に大きくなぁれ




それでは、また次回です~~~



あたし、ひろみ。

2014-04-22 17:50:00 | 庭猫


あたし、ひろみ。





おばさんがあたしの写真を編集してたら、勝手にしゃべりだしちゃったの。

今日はあたしのことを紹介してくれるっていうから、自分のことだしあたしが話をすることにしたのよ。

長くなるけど、聞いていてね。





まずは、いつもブログを見守って下さるママさん、パパさんたち、にぃにぃ、ねぇねぇへ。

いつもありがとう

初めての方には、はじめまして!


体育会系元気女子、ひろみです

年齢は、ヒ・ミ・ツ!!


得意技は体当たりアタック

大きな猫でもベンチから落としちゃうよ。


おばさんのお庭に住みついて、もう2ヶ月以上になるわ。

枯れ葉で作ったフカフカベッドもあるのよ。





ひろみって名前は、おばさんがつけたの。

なんでも知り合いのひろみって人に似ているからなんだって。

あたしの美貌に似ているひとなんて、ほんとにいるのかしら。


あっ、今『びぼう~~~?』って斜め45度に語尾を上げた人、前に出なさい!

往復ネコパンチよ!!





おばさんがよく、私の彼氏のポンちゃんを『フォトジェニックだ』って言ってるんだけど。


あたしだって、見てよ。




フォトジェニックでしょう?


一見サビ柄みたいだけれど、よ~く見たら茶色はトラ柄になってるし、黒い毛もあるけど白い毛も混ざっていて。

とっても複雑な色を持っているのよ。

触ると柔らかくてあったかくて……、おばさんをメロメロにしちゃうわよ。




頬には、こんな線柄が入っているの。




横顔もけっこう気に入ってるのよ。


毛づくろいはかかさないわ。




女子のたしなみですもの。

あ、背中のハゲを写しちゃイヤだってば!!

もう、おばさんったら歳をとり過ぎて、乙女の恥じらいってものを忘れちゃってるのよね




甘えておねだりするときは、あちこちに身体をこすりつけたくなるの。




たまにおばさんの足にもど~ん!ってしてやるのよ。


おばさんはいちいち写真ばかり撮ってるから、待ってるともう眠気がきちゃう。




目を瞑れば、あたしも癒し系になれるかしら。

いつも目が怖い怖いって言われてるからね~。

おばさんだって人のこと言えないのにね。プププ……。






あたしがこのお庭によく来るようになったのは、まだ雪が降る頃だったわ。

この辺りを巡回してたら、なんと座布団を敷いてもらってごはんまでもらっている男の子を見つけたの!


彼、ポンちゃんは足を怪我していて、いつもは心を鬼にして外の猫にはご飯をあげていなかったおばさんが、ほだされてしまったみたい。

あのままだと、ろくに歩けないし寒過ぎるし、彼がどうなっていたか分からないわ。

お外の世界はとっても厳しいもの。


そんな、おばさんの心が弱くなっている隙をついて、あたしもご相伴にあずかることになったってわけ。

あたしだって、生きていきたいからね。


ふふ、思った通り、この人はストップできなくなっちゃったわ。

ご近所のことを考えると多大なご迷惑をおかけしていないかとグルグル悩んで。


いつも悩んでるの、あの人。

ばかよねぇ……。



おとなりのおばさんがとっても可愛がってくれるし、あたしはとっても快適よ、このお庭。




この方たちは、先住猫のイブさんとしろさん。




しろさんはちょっと人見知りならぬ猫見知りだけれど、イブさんはいつもとっても気にかけてくれているわ。





イブさんがもしお外にいたら、付き合ってください!って告白してたかも……。

今の彼は最初ヘタレでね~~、全然イケてなかったし。

今は彼もぐっと大人びてきて、あたしのことを労ってくれるようになってくれて……成長したわ……。



あ、これが彼よ。

っていうか、旦那ね、もう。












彼氏のポンちゃんとだんだん仲良しになってきて、飢えることももなくなって落ち着いて暮らしだした頃。

……とんでもない事件が起こったのよ……


後にも先にも、あんな思いをしたのは初めてだったわ……。




その頃、おばさんはどうしてか、ごはんをカゴみたいなところの中で食べさせたがったの。

カリカリごはん、美味しいし、別に不満はなかったわ。


そうしたらある日突然!!

カゴがパタン!ってフタをされちゃった!!!


あたし、パニックになってすっごく暴れたわ。

でもどんなに暴れても、カゴから出ることはできなかったの……。



カゴがゆらっと持ち上げられて、ガタガタした振動とブ~~ンっていう音。

おばさんが何か言ってるけど、そんなの耳に入らないわよ。


とにかく出たくて怖くて……。




嗅いだことのない匂いのお部屋に連れて行かれて、知らないおじさんの声がした。

ドキドキしてると、やっとカゴが開いたの!!!


あたし、もう大急ぎで走り回ったわ。


何かの台の上から上へ飛び回って、いろんなものを蹴り倒したけれど、そんなの知らないわ。

天井まで何度も駆け上がったの、でも出口はひとつも見つからなかった。


怖くて高いところでじっとしてると、おばさんが何かいいながら捕まえようとするの。

あたしが「こないで」って足で蹴ったら、おばさんの手にぐっさりしちゃって。


そうするとおじさんが手にごっつい革の手袋をしてあたしをぎゅ~~!!って捕まえにきたの。

すごく強い力で押さえつけられたから、「ぎ~~~~!」って変なうなり声が出ちゃった。


とうとう捕まって、白くて柔らかいアミに入れられちゃった。


こうなるとお手上げよ、何にも見えないし動けなくなっちゃうの。


怖くて固まって震えていたら、急に片足をぎゅ~~~ってひっぱられて、チックン!って痛くなった!!!

声も出せずに固まってたわ……。




しばらくおじさんとおばさんが話をしていたみたい。

アミごと持ち上げられて、ちょっと隙間が見えた途端、また脱出したの!

捕まりたくないから棚の後ろの狭い隙間に入って隠れたわ。


でもまたあのおっきな手袋でぎゅ~~~!されて、また「ぎぇ~~~!」って大きい声だして。

結局カゴに無理矢理押し込まれちゃった。


はあ、でもまだカゴのほうがマシだわ、だれにも触られないし。




またゆらゆら持ち上げられて、ブウ~~ンって振動がして。

あたしが知っている匂いのところに帰ってきた!!


カゴのフタが開いた!!!


逃げなきゃ~~~!!!!



とにかくおばさんから離れたくて、走り疲れるまでずうっとダッシュしたの。

だいぶ遠い場所まで来ちゃったけれど、いいわ。

ここまで来れば、おばさんにきっと見つからないはず。。。

あんな怖いことする人だとは、思わなかった。

いつもごはんをくれて、なでなでして、庭にいさせてくれる人だと思ってたのに。

人間って、なんて怖い生き物なんだろう。


あたし、ポンちゃんとは違って人間がけっこう好きだったのに。

人間って、信じてはだめなのかしら。。。














怖かったのがおさまるまで、3日かかったわ。

ごはんを探して歩き回ったけれど、虫もまだあんまりいないし、ごはんをくれるおうちも見つからない。


おなかがすいた……。

のどがかわいた……。



あのお庭には、いつもおいしいお水があったなぁ……。

おばさんも、しつこく催促すればごはんをたくさん出してくれた。



おばさんのこと、すっごく怖い。


でも。




おなかがすいたの……。









結局私、帰ることにしたの。


もしもまた怖いめにあったとしても、飢えて死ぬよりはマシだもの。

それによく考えてみれば、あのトロいおばさんにそう何度も捕まる気がしないし。

あたしの運動神経なら、きっと逃げられるわ。




お庭に帰ってきた。

しばらくすると、おばさんがドアから出てきた。


怖いから遠目からじいっと見ていると、「ひろみちゃん!!」って呼ばれた。

おばさん、すぐ引き返して、カリカリごはんを持ってきてくれた。



おなかいっぱいになって、お水もゴクゴク飲んで。

ホッと一息。


よかった、すぐに捕まることはなさそうね。

夕方にはポンちゃんとも再会できて、頭突きと体当たりで挨拶したわ。



何もかも元通りってわけにはいかないわ。

あたし、人間がすっごく怖くなっちゃったし。

おばさんも、気まずそうに目も合わせようとしない。



なんの会話もないまま、1週間くらい過ぎた。




これは後から聞いた話なんだけど。


おばさんはあたしに『ヒニンシュジュツ』っていうのをしたかったみたいなの。

赤ちゃんができたらいろんな人が困るから、できないようにするんだって。


とんでもないことをするつもりだったのね。

何を考えてるのかしら、人間って。



でもそれをして、病気の検査とかワクチン接種とかすると、『サトオヤボシュウ』っていうものができるらしくて。

『サトオヤ』ができると、イブさんたちのようにおうちでぬくぬく暮らせるんだって。

おなかいっぱい、いつでもごはんが食べられて、寒い冬でも凍えずに済むらしいわ。

ママ代わりの人に、どんなに甘えてもいいんだって。


そんな天国みたいなところ、ほんとうにあるのかしら?






じゃあ探してよおばさん、『サトオヤ』っていうの。

え、無理!? どうして……。



え、あたし、病気なの……?




難しいことはわかんないんだけど、あの痛いチックンをされたときに血を採られたらしくて。

検査したら、ハッケッキュウが76500もあったんだって……。


すごく重い病気かもしれないの……?

足がふらついたり嘔吐したりしてないかって聞かれたらしいんだけど、あたしはこの通りいつも元気いっぱいだし。

おばさん、とてもそうは見えないって言ってた。

あたしだってそうよ、元気そのものよ??




お医者さんのおじさんも、あたしの暴れっぷりを見ていたから、その数値が信じられずに何度も何度も機械で調べてくれたんだって。

故障してるのかとも思ったって。


でも何度試しても一緒で……。

こんなに数値が高いってことは、それだけどこかにひどい炎症を起こしている可能性が高いって。

これじゃあ全身麻酔したら命にかかわるから、シュジュツはできませんって言われたんだって。



他の数値は正常値内だったらしくて、もしかしたら重いストレスかもしれないって。

ここまで数値が上がるにはそうとうな期間があったはずだけどって。


確かにこの冬はとってもとっても寒くて、冷たい雪が何度も降ったし。

すごく辛かったわ……。



背中のおハゲは何か関係がありますか、なんて、おばさんがまたおばかな質問をしたらしいんだけど。

皮膚病が原因でこの数値なら、全身がズルズルになってくるくらいまでいかないと……って言われたらしい。


「一週間から10日ぐらいしたら、もう一度検査してみましょう」ってお医者のおじさんは言っくださっていたそうよ。


だけど、あたしもだけどおばさんも、あの日のことはすごくこたえたみたいで。

あたしのうめき声や暴れ回って迷惑をかけたこと、グッサリいっちゃったことのショックは大きかったって。

またすぐに捕まえてって気分にはとてもなれなかったんだって。

そうね、あんなに大変な思いをあたしにさせて、まったく何の為にもならなかったんだものね。

そりゃあ落ち込むわよ。




「この傷の深さは、きっとひろみちゃんの心の傷の深さだわ!!」


……、落ち込むにも限度があると思うのよね。





巷でよく見る、『避妊手術済み、病気陰性、ワクチン、虫駆除済み』っていう状態まで持っていくのが実際にやるとどんなに大変なのか、おばさんは身にしみて分かったらしいわ。

ましてや、引き取って帰って家で全ての面倒を見るまでいくと、もう神のレベルだって。


今はそんな風に一生懸命お外の猫たちを世話する人がたくさんいるんだって。

すごいなぁ……。






おばさんが少しずつ浮上してきたのは、3週間くらい経った頃だったかしら。

もう一度勇気を振り絞って、あたしをまた病院へ連れて行こうとしたんだけれど。


あたし、するりとアミから逃げてやったわ!


甘いのよ、おばさん!!!


おばさんはそれきり、無理に連れて行くのをやめたの。

根性がないわねぇ。






おばさんとあたしの仲は、少しずつ回復してきたわ。

あれから2ヶ月近く経って、あたしはもうおばさんに体当たりアタックしても平気よ。

この人、チョロいって分かったから、もう怖くないもん。






そして、新しい出来事があったの。





ポンちゃんと晴れて夫婦になって、いつも仲良しだったから。


この間、あたしに赤ちゃんができたの!!!




3匹生まれたわ!!

ポンちゃんにそっくりな子と、あたしによく似た子と。

あと、真っ黒な子が一匹。



……、え?

どうして真っ黒な子が生まれたのかって??

な~いしょ。


おばさんがいつか、真っ黒なオス猫ちゃんを2日連続で見かけたらしいわよ。



でも、真っ黒な子は、生まれて3日くらいは動いてたんだけれど他の仔猫たちに踏まれまくってて。

すぐに虹の橋を渡っていってしまったの。


おばさんが3日くらい、一緒にいさせてくれて。

あたしがいないときに、お庭のどこかに埋葬したみたい。



残った2匹を、あたし頑張って育てるわ!!





ごはんを探しにいく必要がないから、ほとんどずうっと仔猫たちの傍にいるの。

しょっちゅうおっぱいを飲ませて、いっぱいペロペロしているわ。



仔猫の天敵であるカラスに襲われないよう、バッチリ安全な場所に仔猫たちを隠してあるわ。

おばさんにもしばらくバレなかったくらいよ。

とっても狭いけど、その狭さがいいのよね……。


おばさんが段ボール箱で仔猫のおうちを作ってくれたけど、人間の匂いがするものはやっぱり嫌で入らなかった。

今いるところは、嵐が来たら雨が吹き込んでくる場所なんだって。

そうなったらそのとき考えるから心配しないで。

あ、一応箱は置いておいてね。候補には入れておくから。





仔猫たちは、あたしがいない時はこうしてお互いに相手を枕にしようと乗り合っているわ。






最初の頃は家の中まで聞こえてくるほど大きな声で鳴いていたのに、最近あんまり声を出さないわね。

心配だけど、おっぱいは飲んでいるし、大丈夫だと思うんだけど。





あの『に』に○をつけたような甲高い声、可愛いんだけどな……。







っていうかさ、おばさん、見に来過ぎよ!!

一日に何回見に来るのよ。


あたしだって一応野生の猫なんだから、そんなに仔猫たちに近づかれると怖くなるのよ。

やめて~~~って鳴いてもちっとも動いてくれないし。



だから、こうして隠しにいくの。







こうすると完全に見えなくなるから、おばさんも諦めて帰っていくわ。



でもたま~に、はみ出してきちゃうこともあるのよね。




じっとしてなさい!!って言っても、まだ小さ過ぎて分かんないんだ。


おばさんに「見ないでよ!」って目で訴えても、ちっとも聞いてくれないの。




パシャパシャ写真ばっか撮ってるわ。




おばさんがくれたこのフリースの古着、仔猫たちは気に入っているわ。




朝夕また寒くなったからって、狭いところに無理矢理押し込んで来たの。

心配性なのよね~、あたしが四六時中あたためてるから大丈夫なのに。



でもまあ、いいか。


お礼に少しだけ、仔猫たち、見せてあげる……。







あたしの子供、可愛いでしょ!!




子供ができるとさっさと去っていくオス猫も多いけど、ポンちゃんパパは違うわ。

ちゃあんと毎日傍に来てくれる。





「まあちょっとぐらい、ゆっくりしなよ」って、こうして労ってくれるの。




あたし、頭でグリグリもぐりこんじゃう。


パトロール中にも仔猫たちの様子を見にきてくれるわ。

あの大きな身体ではとても入れないから、外からクア、クアって鳴いて、大丈夫か~って声をかけてくれるの。

心強いわ。



心配してくれる旦那さんがいて、あたし幸せよ……。




仔猫たちは、もう少し大きくなったら病院に連れて行って検査して、『サトオヤボシュウ』っていうのをするそうよ。

仔猫たちを手放すなんて……、とても今は考えられないけれど。


でも、もしかしてイブさんたちのように、この仔たちがぬくぬくと暮らせるなら。

そのほうが良いのかもしれないわ。


お外の苦労は、させたくないもの。




ブログを見て下さっているママさん、パパさん。

にぃにぃ、ねぇねぇ。


どうかどうか、この仔たちに温かいおうちで暮らさせてあげてください。

おなかいっぱい食べられて、安心しておなかを出して眠れるような。

そんな生活をさせてあげたいんです。


どうかどうか、お願いします。











え、何、おばさん。


え~~、あたしのサトオヤもまだ諦めてないの~~~?


まぁあたしだって、だれかにめいっぱい甘えられる生活がしてみたいけれど。

もう無理じゃない??



あら、またあの怖い病院へ連れて行く画策をしているのね。


やれるものならやってごらんなさ~い

そう簡単には捕まらないわよ~~

わよ~~~!

わよ~~

わよ~

わよ……

……








最後にちょっとだけ。


あたしの声、聞く??


おばさんは、ちょっとしつこい声だって言うんだけど、癒し系だって言ってくれる人もいるのよ!!







リンクはこっちよ!!



たくさん読んでくれて、ありがとう


それじゃあ、またね

吉野山の春 暮れていく光の色

2014-04-20 02:33:28 | 吉野山
吉野山のお話を始める前に。



先日、結婚式以来会っていなかった友達と久しぶりに会うことができました。

スーツをスラッと着こなした姿がなんだか眩しかった。


短い時間でしたが、お互いに『変わってないねぇ』と言い合いました。


駅構内の喫茶店にて。




友達はフレンチトーストとバナナスムージーを、私はタマゴサンドとチャイをいただきました。

ぱっと目についたお店に入ったのですが、おしゃれな喫茶店でした。




結婚した友達とは、会う機会が減ってしまうことが多いです。

遠くに住む友達の近況が少しでも分かると、ほんとうに嬉しいものですね。


とっても嬉しい日となりました。







それでは前回に引き続き、吉野山の春の景色をお送りします。


前回の記事はこちらです。


お店を出たあと、いつもよりもゆっくりと駅への道を歩いていきました。

すると、いつもなぜか見過ごしてしまっていた『吉水神社』を、今回やっと見つけることができたのです!!

地図には書いてあるのにいつの間にか通り過ぎている。

駅に帰っていつも、う~~ん?と首をかしげていました。


どんな神社なのかなぁ……と、ドキドキ。

鳥居をくぐり坂を下っていくと、巨大なコブシの木を発見!!




どこまで伸びてるの~~~と、首がグキッと言いそうなほど見上げます。

石垣の上に建っている建物の、上の屋根までありそう……。

花びらもぶっとくて、すごいパワーを持っていそうです。



あ、狛犬さん。

なんて筋肉モリモリなのぉ~!!そして全開の笑顔、素敵!!




思わずスリスリしたくなる、たくましい腕ですね。


神社の入り口横にある、大きなモミジの木。




新緑の黄緑とお花の赤が、傾いてきたお日様の光に透けて、輝いています。

こういう光が、とっても好きなんです



吉水神社に入るとすぐに、『一目千本』の大きな文字が見えました。

一目千本とは?


これです。




こんなにたくさんの桜が、いっぺんに見られるんです!!




ほんとはもっともっと綺麗です!

すごい景色です……、私の腕ではとても撮りきれません。。。


こんな光景を何度も見逃していたなんて……、今までよく『私は吉野山を見てきました』なんて言えたなぁと、大反省だったのでした。

ああ恥ずかしい。。。


皆さんぜひぜひ、吉水神社の一目千本、その本物の美しさを見て下さいね!!

ほんとうに、綺麗だったなぁ……







吉水神社への道の途中、おひさまの光を一心に浴びる一本が目に入りました。




「うわぁ……、なんて……綺麗な……」

通り過ぎる人たちがみんな足を止めて、吸い寄せられるようにこの木の下へ……。



素晴らしい桜の景色を見て、思わずつぶやく「うわぁ……」という声。

馬見丘陵公園でも吉野山でも、桜に感動した人たちが口にするのを聞きました。

この声を聞くのが、私はすごく好きだと気づいたんです。


「綺麗やねぇ……、すごいねぇ……」

夫婦で、友達同士で……。

微笑み合う、嬉しそうな笑顔。

見ている私も、胸が震える思いがしました。


自然が見せてくれる、想像のはるか上を行く感動やパワーを。

感じられるって、ほんとうに幸せなことですね。

たくさんの桜を植えて下さった方々に、深く深く感謝です。






蔵王堂まで戻ってきました。

ピンク色のヤマザクラの向こうに、大きな大きな蔵王堂の屋根。




屋根の下の、精密に重ねられた木組みを見るのが、ゾクゾクするほど好きです。

古びた木の感じがまた、たまりません~





吉野朝宮址へと下りていく階段の上、ここでもたくさんの「うわぁ……」の声。




桜色の光が辺りに満ち満ちていましたよ。



可愛い三重塔と桜を撮ろうと思ったら、お日様がチカッと綺麗な光を添えてくれました。




ありがとう





その脇から行ける、脳天神社への道も、輝いていました。




西日マジックの時間です。


何もかもが金色に輝き、桜はそれにピンク色を足してくれるのです。


最高の、時間です……




ここも、「うわぁ……」が聞けた場所です。

私が撮っても、何を写しているのか分からない写真になってしまいます。

自分の目で見た、感動した美しさを、うまく撮って帰れないのが悔しくなりました。


深い森の地面にまで差し込むキラキラの光……、おひさまの光……、桜の輝き……。

伝えられる腕が欲しいと、切実に思いました。



こちらは、モミジの新緑が放つ黄緑色の輝き……、そして光に透ける桜……




下手な写真ですが、少しでも伝わればいいなと願っています。




ブログを通じて知り合うことのできた方に、暮れかけの光に染まる桜がとても美しいことを教えていただきました。




この一枚は、その方のおかげで撮ることができました。

ありがとうございます。



さまざまな色を見せてくれた、吉野山の春の自然たち。

ほんとうにありがとう。






懐かしい色に染まる町の風景。




こんな色は、子供の頃、日が暮れるまでお外で走り回っていた子供の頃を思い出させてくれます。

ああ、おうちに帰ろう。

そんな光ですね。






いつもは最後、ケーブルカーで下っていくのですが、下千本の桜がまだたくさん咲いていたので、歩いて下りてみることにしました。


桜の木の間を、あいた、あいた!といいながらひょこひょこ下りていく。

「あ……、すみません、先行って下さい」


後ろがつかえないよう、先に行ってもらいつつ。

ぴょっこり、ぴょっこり。



山に当たるこの日最後の光とシロヤマザクラ。

そして下千本では、モミジの新緑も一緒に楽しむことができます。




下千本の美しさを、これまた初めて見ることができました。

雨が降らない日が続いたので、一番最初に咲き始めた下千本の桜がとても長く咲いていてくれたそうです。

とってもラッキーでした




足が痛かったことで、かえって今まで見られなかった景色を新たに見ることができました。

神様に「いいところがまだまだあるんだから、見ておきなさいよ」って言われているような。

そんな大きな意思を感じた一日でした。




生まれたばかりのモミジの葉っぱが風に揺れています。




この子たちがまた秋には真っ赤に山を染め上げてくれるんだと思うと、今はまだ赤ちゃんみたいに柔らかい葉なのに……と胸にくるものがあり。


「今年も頑張ってね、いつもありがとう」と。

言いたくなりました。





これで、2話にわたった吉野山のおはなしは終わりです。

最後まで見ていただき、ありがとうございました







ちなみにこの日は満月の一日前でした。

家に着くとすぐに重い三脚を取りに入り、またお外へ飛び出しました。






新しい望遠レンズで撮った、まんまるお月さま。

あの灰色の砂と岩の表面に、もっともっと近づきたいな……。

触れられそうなほど、近くに……。



月の魔力に、きっと取り憑かれています(笑)。







さあ~て、来週のサザエさんは~~??

いや、違った……、

本日のにゃんこさんは~???



ポンちゃ~~ん!!!


うにゅ~~~~!!!





我が家の裏庭で伸びをするポンちゃん。

会心の一枚です


しっぽ、綺麗でしょう~。

レッサーパンダやラスカルみたいって、よく思います。



東からの光がよく入るこの場所は、彼のお気に入りらしく、晴れた日の朝はしょっちゅうここでくつろいでいます。

ちなみに左に腕だけ見えているのは、もちろんひろみちゃんです。

壁に隠れて見えない。。。




野生を感じさせる、チェックを怠らない瞳。




おめめがとっても綺麗。

そして、ぶっとい腕がぁ~~~!。

たまりませんね~~。

かぷかぷしたい。。。




この季節の朝日は、きっととっても温かくて気持ちいいのでしょうね。

この顔ですよ。




気持ちいいねぇ~~ポンちゃん。



ごろりん、やっは~~~!!!




コロンコロンのおなかが~~~!!!



はぁはぁ、すみません、テンション上がり過ぎ。。。



ほんとうにフォトジェニックな猫ちゃんだねぇ、ポンちゃん。





自然なポーズをいっぱい、ありがとね。



警戒されないよう遠くから撮って、ウフウフとトリミングして眺める。

庭猫たちと私のスタンスは、そんな感じです(笑)。




それでは、また次回です~~~



吉野山、桜が見頃です!

2014-04-16 13:55:36 | 吉野山

今年も行ってきました、吉野山!!


吉野山に行こう!って思うと、前日の夜から身体がエネルギーを充電しているのが分かります。

むんむんむんむん~~~!!

いっぱい歩きますからね~~。



吉野駅から満員バスに揺られ、さらに奥千本へと上がるべく乗り継ぎで50分、ひたすら待ち……。

一列に並んでひたすら立ち続ける間、見られるものといえば土くらいで。


すると、小さな命を見つけることができました。




生まれたての葉っぱは、透明感があって柔らかそう。


スミレちゃんがあちこちでお顔を見せてくれていました。




足元の小さなものに、自然と目を向けさせてくれる。

見なさいよ、ってことなのかなって感じました。





やっと乗り場近くへ。

見上げると、見事な枝垂れ桜!





さらに、屋根の上には春の色の競演




春の山の色、ほんとうに美しいです。



バスが来ました。

急カーブが続く山道を、耳元で大声でしゃべりまくるおばちゃんパワーに気圧されつつ上っていきます。




奥千本口に到着です。

金峯神社へと登る急坂の途中、素晴らしい眺めの場所があります。


植樹されて間もない細い桜を見ながら、この道を歩いていくと……?





バ~~~ン!! この眺めが見られます。




山の上へ登ってきたなぁ……って実感します。



西行庵への道はあいかわらず崖で。




秋に来なかったからかな、またちょっと足が震えちゃいました。

滑らないよう、慎重に足を進めます。



奥千本は4月14日現在まだ2分咲きほどで、ちょっと残念でした。

けれど、私が憧れてやまない道は、ちゃんとそこにありました。




ここに来る時はいつも、雲ひとつない青空。

晴れ女パワー炸裂です。

右側の景色を見たくなって、ちらっ。

崖のはるか下まで転がっていきそう……クラクラ……

ううう~~~、見ちゃいけん、見ちゃいけん!!

震える足をだましだまし、登っていきます。



上の広場に到着しました~~~。

ひょろりと背の高いシロヤマザクラが一本、また来たねと迎えてくれました。




下に写っている人の大きさを見れば、桜の木の高さが分かっていただけると思います。


美しい、愛おしい山の桜。




やってきたおじさんが、「この桜と一緒に写真を撮ろう思たら、木ぃによじ登らせんといかんな~」って笑わせてくれて、広場はとても和やかな雰囲気に満ちていました。



さあそれでは、さきほど目が回りそうだった谷と山並みを眺めながら、お昼ご飯にしましょう!





この景色をかぶりつきで見られる場所で、足を投げ出して座ります。




この景色を見たいがため、ここまで時間をかけてやってきたのです。

はぁ~~~、いつ見ても美しい……


この下はずっと崖下まで木が伐採されています。

またおじさんが、

「ここはぁ~、みんな桜を植樹するんやろうなぁ~。

 その木が大きく育つ頃には……、わしらもうとっくにあっちいっとるわ」

わははは!!とまた、笑いが起こっていました。


ここらへんがみんな桜になると、西行庵の前の広場から見事な景色が見られることでしょう。

私がおばあちゃんになるころには、見られるかしら(笑)。

見たいなぁ。

桜が大好きな西行さんも、大喜びしそう!!




景色を堪能して、さて、戻っていきましょう。

木々の隙間から差し込む光。




エネルギーに満ちているように感じます。


山に包まれるような感覚になる、大好きな道。




前はここに細い木が倒れていて、その下をくぐった気がするなぁ。



石碑がかっこよくて、つい撮っちゃう。







お地蔵様に手を合わせ。


金峯神社に戻ってきました。

見事な枝垂れ桜とシルエットになった幹が青空に映えますね。






坂を下り始めると、とたんに痛めていたヒザ痛が復活!!

登りは大丈夫なんですが、下りに差し掛かると痛むんですよね……。

富山旅行で痛めて以来、これがネックになって長距離を歩けなくなっているのです。


バレーボールでさんざん身体を酷使してきたから、どこが痛くなっても仕方がないのですが、せめてもうちょっと歳をとってからにしてほしかった……。

ビッコビッコして歩いていましたが、この状態で長距離下っていくのは無理と判断し、急遽中千本までバスで下りることにしました。



中千本から駅までは、頑張って歩きますよ~~。

痛くなってくると、足を曲げたり伸ばしたり。

痛くない角度などを探しつつ、歩いて下りていきます。



お天気だったので、桜がキラキラ輝いて目を奪われます。







あら、ワンちゃんがいいところでお昼寝中。





前までは、奥千本からずっと歩いて下りてきていたので、この辺りはゆっくりと見ることなくスタスタと通り過ぎていました。

これもまた、ゆっくり見てみなさいってことだろうと思いました。


だいぶ下りてきた頃、食事処があったので入りました。


食事処『静亭』。




奥のテラス席に通していただき、そこからはなんとこの絶景が一望できます。




絶景のテラス席!!やったぁ!!!



吉野山は、葛を使ったお料理がたくさんあります。

葛うどんとコーヒーを注文しました。




お出汁は薄味で、ツルツル~ッと麺をいただくとショウガの香りがすう~っと鼻を通り抜けていきます。

葛のとろみで、食感がとても優しいです。

おいしい~~!!!


また、たくさん入っている山菜は別に味付けがされていて、シャクシャクとした噛みごたえと塩味がアクセントになってすごく美味しいです。

お出汁が薄味だからこそ、この繊細な味が楽しめるんだなぁと、すごく幸せ気分になりました。


底が見えるまですっかり飲み干してふぅと一息つくと、コーヒーをお持ちしましょうか?と店員さんが声をかけてくださいました。

おうどんに集中していましたが、またお外の景色に目を移します。


最高の席だなぁ……




桜も山もすっごく綺麗だ~~。




早くほかのお客さんにこの席を譲ってあげなくちゃと思いつつも、おしりに根が生えちゃって(笑)。

のんびりしちゃってすみません



帰り際、きな粉と蜜がたっぷりの葛餅もいただいちゃって、ご機嫌でお店を後にしました。




ゴロンとたくさん入っていて、食べ応えありますよ~~。

手が手前に写っているからなんだか小さく見えていますが、けっこう入ってます




さてお次は、静亭から歩いてすぐの葛菓子とカフェのお店『TSUJIMURA』です。




吉野の木をふんだんに使った、とってもかっこいいお店です。


ここで可愛い葛菓子を買います。

あ、このビンの入れ物、めっちゃ可愛い!!




お星様とお月さまとお日様の形をしたものもありますよ。




いつ見ても可愛いなぁ。

素朴な色の葛菓子は、使っている甘味によって少しずつ色が違います。

古希、琥珀、亜麻など、甘味の説明書きがちゃんと入っています。

最初口に入れたときはそっと密やかに、そして口の中に広がっていくととっても豊かな味が出てくる。

不思議でドキドキする、お菓子でした。




内装に使われている木の柔らかい色と素朴な葛菓子の色……、見ているだけで癒される空間です。

そして何より、シンプルでスタイリッシュなデザインに心惹かれます。




他にも、私の好みにどストライクな器や、川上村の木工作家、山本直美さんの作品も展示販売されていました。







全部買って、みんなおうちに並べたい……。

素敵な時間でした。



次回はこの続きで、西日からだんだんと暮れていく吉野山の色をアップしたいと思います。

私の好みに偏った写真たちになりそうですが、よかったら読んで下さいね。




それでは、ネコタイムですね~~。


今日は夫婦でラブラブ!写真といきましょう~~。


それでは、猫たち~、よろしく~~!!!


我が家のラブラブカップルは、毎晩しろちゅがせまっていくスタイル(笑)。




狭いなぁと思いつつも、いつもしろちゅを優しく受け止める、イブちょさんです。



お庭のラブラブカップルは、ひろみちゃんがど~んと頭突き、ポンちゃんが優しくペロペロして見守っています。




ひろみちゃんのこと、とても大切に思っているポンちゃんです。



仲良くしている姿を見ると、なんだかほこほこしますね。



それでは、また次回です~~~





再会の花たち

2014-04-13 10:04:06 | 馬見丘陵公園
まだまだ朝晩寒いですね。

今日は、この春撮影した桜以外のお花たちをアップします。


春先から本番にかけて、少しずつ撮っていた花たち。

まずは馬見丘陵公園に行ってみましょう~~。



昨年見つけて感動した、大好きな三本木。




広い青空と高い木々。

心がすうっとします。



さて、春先にまず感動させてくれたのは、サンシュユの大木でした。




馬見丘陵公園には公園館の近くにサンシュユの並木道があり、梅が咲く頃に行くと素晴らしい景観を見せてくれます。



さてお次は、桜の季節です。

ミツバツツジの大人っぽいピンク色がまず出迎えてくれます。





ユキヤナギはほんとうに雪が乗っているみたいで、白が眩しいです。





足元にはタンポポがいっぱい。




タンポポを見ると、子供の頃と同じに心がワクワク踊りだします。



そして、見つけました!! ヒメオドリコソウの群落です!!





もふっとしていて可愛い





アップ。お姫様たちが手に扇を持って踊っていますね





そしてもう一種類。ホトケノザ。




こちらもみんな綺麗に揃って踊っていますね。





ここからは実家で撮影したお花たちです。

菜の花(小松菜かな?)





ヒヤシンス




花の根元のシュッとグラデーションになっている青い部分に心惹かれます。



実家の庭の古株、キンカンの木は、とっても大きくて甘~い実をたくさん付けてくれます。




フキフキして、パクリ!

ん~~~!!!甘くて最高!!!


この頃咲き始めるのが桃の花です。




ピンク色のつぼみが可愛くて可愛くて……。

今年の夏も、たくさん実をつけてね、とお願いして。



ちょっとベンチに腰掛けようと思ったら、あら!




隙間からオニタビラコがこんにちはと顔を出していました。


可愛くって座るのをすっかり忘れていました。





最後は我が家の庭です。

庭に埋めっぱなし放りっぱなしの球根たちが、一斉に咲き出しました。


まだ寒い冬から少しずつ、いろんな種類のスイセンが咲いてくれました。






一本だけ、違う水仙が混じっているんです。




白い八重の水仙。可愛らしい……


次に咲き始めたのは、ハナニラです。




白なんだけど、ほんのり紫。

繊細な色合いに心を持っていかれます。


いつもギリギリまで咲く気がしない、ムスカリ。




いつのまにかぴょこん!と満開になっているんですよね……。

裾が白いのがもう、キュンってなります……



かがんで撮っていたら、あらこんにちは。




ひろみちゃんが何してるの?って覗き込んでいました。





アネモネたちも一斉に顔を出してくれましたよ。






いつ見ても見事な、アネモネたちです。



そしてチューリップの季節がやってきました。






このチューリップは原種らしくて、名前を『クルシアナ クリサンタジェム』と言うそうです。

小さくて可愛らしい蕾から、パカッと明るく開きます。

赤と黄色のコントラストが愛おしくて、毎年とても楽しみにしているお花の1つです。

こんな可愛いお花の球根が、普通にホームセンターに売っていたのがすごいなぁ。


身近で安く花が手に入り、そして植える土がある。

それがどんなに素晴らしいことなのか、大阪の下町で生まれ育った母が、よく話して聞かせてくれます。

そんな庭を半分もうまく活用できていない私、情けない……。


もうちょっと園芸に興味が出るといいなぁと、人ごとのように考えつつ(←コラコラ!)



ええっと後は、お隣の奥さんが植えて下さっているスズランスイセン。




いつ見ても可愛いなぁ。


庭のそこここに咲いている、大好きなカタバミ。




葉っぱが赤くてちっちゃいから、アカカタバミだな。


それから、立ち姿がひょろりと美しかったので撮ったこの野草。




たぶんノボロギク(野襤褸菊)だと思います。

とっても小さいのですが、凛と美しかったので頑張って撮りました。

下に敷いている防草シートの小さな隙間から咲いているんですよ!



今年もたくさん咲いてくれたスミレちゃん。




前はスミレとは知らずに雑草だと思い抜いてしまっていたのですが、とんでもない!

こんなに可愛いお花を見せてくれるのですから、今はもう大事~にそのままにしています




冬の間頑張ってくれたフユシラズ。




冬の寒さがへっちゃらなお花でも、やっぱり春の温かさがいいよね。

高く、大きく、精一杯命を謳歌しているのがとても分かります。


そんなフユシラズとノースポールの鉢の下では、彼がお休み中……。




木のベンチ、庭猫たちに大人気です。

ひろみちゃんと2人で寄り添って、ここで眠っていることもありますよ。



庭猫たちがいるので、最近はお散歩に行けていないイブちょさんは。


お風呂上がりでぬくぬくの旦那のおなかだと、大人しく抱っこされています。




私のときも、そのくらいくつろいでよ、イブちょ。





旦那だと、もう逃げられないと諦めているのかしら。

それとも私が冷え性であちこち冷たいからかな。


なんにしろ、うらやましくてウキーーー!!!となっている私を想像して下さい……


おうちで退屈しているイブちょと。

ボールやハタハタで遊んでストレス解消をさせる毎日です。




それでは、また次回です~~~