奈良県と大阪符の県境に横たわる山のひとつ、葛城山(かつらぎさん)。
二上山と金剛山に挟まれていて、奈良県側の山麓には以前ご紹介した葛城古道が南北に走っています。
近くを通るたび、看板を見ては来年こそは、と思っていた場所。
葛城山のツツジをやっと見に行くことができました。
葛城山を訪れるのはこれで3度目。
一度目は小学校の遠足で。
二度目は大きくなってから親類と。
そのどちらも、麓からちゃんと歩いて上がりました。
しかし、今回は。
急に暑くなってきたせいで体調悪いし~~~と自分に言い訳して。
これです。
楽~に上がっちゃいます。
ツツジが満開のシーズン。
観光客がとても多く、少し行列に並びました。
ぎゅうぎゅう詰めでしたが、それでも車窓から新緑の景色を満喫することができました。
ぐ~~~ん。
約6分間の空中散歩。
あっという間に到着です。
ドアが開いてすぐ、とても風が冷たいことに気がつきました。
「涼しい~」「いや~、涼しいねぇ」
降りる人々は、皆口々にそうつぶやいていて。
下界の蒸し暑さから解放されて、皆自然と笑顔になっていました。
さあ、山の上はどんな景色かな?
平日ですが、ひと目素晴らしいツツジを見ようとたくさんの人たちが訪れていました。
辺りはミズナラなどの大木が、美しい新緑の光を見せてくれていました。
ホトトギスやウグイスなど、鳥さんの鳴き声が耳に響いて心地いい道を、てくてくと歩いて行きます。
さすがに観光地、山の上といっても道はきれいに整備されていました。
ゆるやかな登りが15分ぐらい続きます。
途中、森が開けて、眼下の町を見下ろせるポイントがありました。
前日より雲が出ていたのですが、かえっていい空のアクセントになってくれました。
下に見えている町は、御所(ごせ)の歴史ある町並みです。
御所は、修験道の開祖と言われている役小角(えんのおづの、役行者)が生まれたところで、この葛城山や隣の金剛山などで修行を積んだそうです。
文字通り、この山の中を飛び回っていたんだろうなぁ……と、ちょっと昔の姿を想像してみたり。
あっという間に山頂近くまで来ました。
杉並木の向こうに、何か見えています。
見た瞬間、小学校の遠足でのことをぶわっと思い出しました。
ここや!ここからダッシュで駆け上がった……!
杉の木の下を急いで通り抜けます。
ドキドキ、ドキドキ…!
わーっ、やっぱりここや~!
懐かしいなぁ……。
忘れられない記憶。
この草原を駆け上がると葛城山のてっぺんに上がることができるのです。
子供だったあの頃、この眺めを見た途端ここまで登ってきた疲れは消え失せ、ただ空に向かって弾丸のように登りきることしか考えられなかった。
横を走るクラスメイトたちに負けないよう、全力で走ってた。
初めて見る山の上は、綺麗で、嬉しくて、ドキドキして。
あの時の感動を、まだしっかりと覚えていました。
そんな、葛城山山頂。
今、登るか?
いやいや。
今日の目的はツツジ。
ここで時間となけなしの体力を使ってしまうわけにはいかない。
あとのお楽しみにして、また元の道に戻ることにしました。
この辺りに、眺めの良い食堂があったり名物料理をいただけるロッジがあったりするのですが、それはまた旦那ときた時に置いておいて。
ときおり赤いツツジやピンクのシャクナゲが咲いている森の中を、鳥の声を聞きながら歩いていきます。
近くで鳴いているように思っても、山の中で鳥さんを見つけるのは至難の業。
何度も立ち止まって探しましたが、無理でした。
さて、そろそろ到着かな~?
道が明るくなってきて突然視界が開けたと思ったら、人だかりが見えました。
着いた!うわ~、何これ、
広~い!!
すこいツツジの量。
色がまた真っ赤だから、なんだか心にグッとくる。
一面の、赤。
山の上というだけでもすごい眺めなのに、このツツジの量!
絶景かな、絶景かな。
真っ赤なツツジの底まで、降りていくことができるようです。
あそこまで下りてまた上がってくることを考えると、体調が悪い時に辛すぎるだろうと思い、引き返しました。
悪いといっても所詮は頑丈な人間の言い訳みたいなものですが。
眼下にははるか下の町も見えています。
斜面にせり出すように置かれた見晴らし台は、足をぶらぶらさせながら絶景をのんびり眺める人たちでいっぱいでした。
それを見ているだけでもとっても清々しい気持ち。
あっちから、こっちからとたくさん写真を撮って、名残惜しいけれどその場を後にしました。
今回、実はツツジの見頃はちょっと過ぎていて。
花が枯れてきているところも多かったんです。
それでもこれだけの、赤。
素晴らしいですね。
見頃はもっともっと、鮮やかな色なのでしょうね。
元の道に戻らなくても、このまま奥に進んでいけばっと。
やっぱり山頂が見えて来ました。
足が上がらなくなってきたので、キャラメルをひとつ口にポイッ。
ゆっくりと登っていくと、下の町が良く見渡せる場所に来ました。
少しモヤが出ていますが、とても良い眺めです。
こんなに高いところから大和平野を眺めることはそうそうないので。
おうちが見えないかなぁ~と首を伸ばしてみたり。
あの小さな丘は住所はどこになるんやろ、なんてiPhoneマップで調べてみたり。
あ、大和三山、あのへんの森は橿原神宮やな、なんて、ひとしきり眺めを楽しみました。
広い広い空も見られて。
お天気でほんと良かったなぁ。
山頂のモニュメントが見えてきました。
はぁ~~~、着いたなぁ。
このモニュメント、懐かしい。
こちらはさっきと反対側、つまり大阪なのですが。
モヤであんまり見えませんでした。
残念。
しかし、金剛山からずっと折り重なるように続く山並みが一望できて、とても満足でした。
山の上の気持ちいい空気をいっぱい吸い込んで、エネルギーをいっぱいもらって、帰途につくことにしました。
帰りは下りなので、足取りは軽く。
素晴らしかったいろんな景色を思い出しながら、ロープウェイ駅へ歩いて行きました。
思い切って来てみて良かったな~ってつくづく思いました。
葛城山のツツジ、いつか見てみたいと思って開花情報をチェックしたりはしていたんですが、何時の間にか忘れていたりして……。
ブログを通じてお友達になったsaiya24さんが、見事なツツジの庭園の写真をアップされてるのを見て、私も行こう!っていう気持ちがMAXに!!
saiya24さん、ありがとうございま~す!!
また行列にならんで、ロープウェイに乗るところ。
行列の中からしゅぱっと撮影。
隙間から見える大和平野は、やっぱりとても綺麗でした。
ばいばい、葛城山。
また来年、こんどは旦那と一緒に来るね。
見頃の時期を絶対に逃さずに!!
てな感じで、葛城山のツツジでした。
お山のお散歩、いかがでしたか?
今日のお見送りはしろちゅさ~ん!
おそとを見てのんびりとしているしろちゅです。
ついでにびっくりまなこのイブちょもおまけ!
それではまた、次回!!
二上山と金剛山に挟まれていて、奈良県側の山麓には以前ご紹介した葛城古道が南北に走っています。
近くを通るたび、看板を見ては来年こそは、と思っていた場所。
葛城山のツツジをやっと見に行くことができました。
葛城山を訪れるのはこれで3度目。
一度目は小学校の遠足で。
二度目は大きくなってから親類と。
そのどちらも、麓からちゃんと歩いて上がりました。
しかし、今回は。
急に暑くなってきたせいで体調悪いし~~~と自分に言い訳して。
これです。
楽~に上がっちゃいます。
ツツジが満開のシーズン。
観光客がとても多く、少し行列に並びました。
ぎゅうぎゅう詰めでしたが、それでも車窓から新緑の景色を満喫することができました。
ぐ~~~ん。
約6分間の空中散歩。
あっという間に到着です。
ドアが開いてすぐ、とても風が冷たいことに気がつきました。
「涼しい~」「いや~、涼しいねぇ」
降りる人々は、皆口々にそうつぶやいていて。
下界の蒸し暑さから解放されて、皆自然と笑顔になっていました。
さあ、山の上はどんな景色かな?
平日ですが、ひと目素晴らしいツツジを見ようとたくさんの人たちが訪れていました。
辺りはミズナラなどの大木が、美しい新緑の光を見せてくれていました。
ホトトギスやウグイスなど、鳥さんの鳴き声が耳に響いて心地いい道を、てくてくと歩いて行きます。
さすがに観光地、山の上といっても道はきれいに整備されていました。
ゆるやかな登りが15分ぐらい続きます。
途中、森が開けて、眼下の町を見下ろせるポイントがありました。
前日より雲が出ていたのですが、かえっていい空のアクセントになってくれました。
下に見えている町は、御所(ごせ)の歴史ある町並みです。
御所は、修験道の開祖と言われている役小角(えんのおづの、役行者)が生まれたところで、この葛城山や隣の金剛山などで修行を積んだそうです。
文字通り、この山の中を飛び回っていたんだろうなぁ……と、ちょっと昔の姿を想像してみたり。
あっという間に山頂近くまで来ました。
杉並木の向こうに、何か見えています。
見た瞬間、小学校の遠足でのことをぶわっと思い出しました。
ここや!ここからダッシュで駆け上がった……!
杉の木の下を急いで通り抜けます。
ドキドキ、ドキドキ…!
わーっ、やっぱりここや~!
懐かしいなぁ……。
忘れられない記憶。
この草原を駆け上がると葛城山のてっぺんに上がることができるのです。
子供だったあの頃、この眺めを見た途端ここまで登ってきた疲れは消え失せ、ただ空に向かって弾丸のように登りきることしか考えられなかった。
横を走るクラスメイトたちに負けないよう、全力で走ってた。
初めて見る山の上は、綺麗で、嬉しくて、ドキドキして。
あの時の感動を、まだしっかりと覚えていました。
そんな、葛城山山頂。
今、登るか?
いやいや。
今日の目的はツツジ。
ここで時間となけなしの体力を使ってしまうわけにはいかない。
あとのお楽しみにして、また元の道に戻ることにしました。
この辺りに、眺めの良い食堂があったり名物料理をいただけるロッジがあったりするのですが、それはまた旦那ときた時に置いておいて。
ときおり赤いツツジやピンクのシャクナゲが咲いている森の中を、鳥の声を聞きながら歩いていきます。
近くで鳴いているように思っても、山の中で鳥さんを見つけるのは至難の業。
何度も立ち止まって探しましたが、無理でした。
さて、そろそろ到着かな~?
道が明るくなってきて突然視界が開けたと思ったら、人だかりが見えました。
着いた!うわ~、何これ、
広~い!!
すこいツツジの量。
色がまた真っ赤だから、なんだか心にグッとくる。
一面の、赤。
山の上というだけでもすごい眺めなのに、このツツジの量!
絶景かな、絶景かな。
真っ赤なツツジの底まで、降りていくことができるようです。
あそこまで下りてまた上がってくることを考えると、体調が悪い時に辛すぎるだろうと思い、引き返しました。
悪いといっても所詮は頑丈な人間の言い訳みたいなものですが。
眼下にははるか下の町も見えています。
斜面にせり出すように置かれた見晴らし台は、足をぶらぶらさせながら絶景をのんびり眺める人たちでいっぱいでした。
それを見ているだけでもとっても清々しい気持ち。
あっちから、こっちからとたくさん写真を撮って、名残惜しいけれどその場を後にしました。
今回、実はツツジの見頃はちょっと過ぎていて。
花が枯れてきているところも多かったんです。
それでもこれだけの、赤。
素晴らしいですね。
見頃はもっともっと、鮮やかな色なのでしょうね。
元の道に戻らなくても、このまま奥に進んでいけばっと。
やっぱり山頂が見えて来ました。
足が上がらなくなってきたので、キャラメルをひとつ口にポイッ。
ゆっくりと登っていくと、下の町が良く見渡せる場所に来ました。
少しモヤが出ていますが、とても良い眺めです。
こんなに高いところから大和平野を眺めることはそうそうないので。
おうちが見えないかなぁ~と首を伸ばしてみたり。
あの小さな丘は住所はどこになるんやろ、なんてiPhoneマップで調べてみたり。
あ、大和三山、あのへんの森は橿原神宮やな、なんて、ひとしきり眺めを楽しみました。
広い広い空も見られて。
お天気でほんと良かったなぁ。
山頂のモニュメントが見えてきました。
はぁ~~~、着いたなぁ。
このモニュメント、懐かしい。
こちらはさっきと反対側、つまり大阪なのですが。
モヤであんまり見えませんでした。
残念。
しかし、金剛山からずっと折り重なるように続く山並みが一望できて、とても満足でした。
山の上の気持ちいい空気をいっぱい吸い込んで、エネルギーをいっぱいもらって、帰途につくことにしました。
帰りは下りなので、足取りは軽く。
素晴らしかったいろんな景色を思い出しながら、ロープウェイ駅へ歩いて行きました。
思い切って来てみて良かったな~ってつくづく思いました。
葛城山のツツジ、いつか見てみたいと思って開花情報をチェックしたりはしていたんですが、何時の間にか忘れていたりして……。
ブログを通じてお友達になったsaiya24さんが、見事なツツジの庭園の写真をアップされてるのを見て、私も行こう!っていう気持ちがMAXに!!
saiya24さん、ありがとうございま~す!!
また行列にならんで、ロープウェイに乗るところ。
行列の中からしゅぱっと撮影。
隙間から見える大和平野は、やっぱりとても綺麗でした。
ばいばい、葛城山。
また来年、こんどは旦那と一緒に来るね。
見頃の時期を絶対に逃さずに!!
てな感じで、葛城山のツツジでした。
お山のお散歩、いかがでしたか?
今日のお見送りはしろちゅさ~ん!
おそとを見てのんびりとしているしろちゅです。
ついでにびっくりまなこのイブちょもおまけ!
それではまた、次回!!
青空と赤いツツジが目に染みます。
こんな青空、しばらく見てないな・・(泣)
葛城山は昔一度行ったことあって、やっぱり真っ赤な一面のツツジを見て感動しました。
その時はデジカメなんてなかったし、現像した写真も行方不明ですが今はこうして残せるのが良いですよね。
体調大丈夫ですか?
お天気も良く 青空に筋雲。。。
色とりどりのツツジ
ハァ~ 溜息が出る美しさですね
例えヘロヘロに成りながら歩いて上ってきても この素晴らしいう風景を見たら 疲れなんて すっ飛んじゃいますね
セツさんのお蔭で 私達は 楽して 美しい風景を拝見できます
いつも 綺麗なお花や景色を見せてくださってありがとうございます
いいですね、目にも鮮やかな新緑、林の中の散歩。
そして目に焼きつくようなツツジの色。
どこの山頂もそうだと思うのですが、独特の雰囲気がありますよね。
山頂からの眺め、そして青空。
こっちの青空はご機嫌斜めで、ここのところ見ていません。
そうそう、前回聞き忘れたのですが、ちょっとんべ、とはなんですか?
またまた遅くにお邪魔します
ロープーウェイで上がって涼しかったですね
一瞬に上まで来て景色にワクワク ・・
山頂まできて 素敵な杉並木
小学校で行った遠足を思いだしたのですね
なんだか私も そんな気持ちになりました~
なつかしい 心のドキドキ!
時間が止まったような そんな感覚が素敵です
セツさんの想いが伝わってきて 私もホクホク(#^.^#)
ツツジの赤 葉の緑 空の青 癒されますね
素敵な記事と写真を ありがとうございました
私もロープウエーに乗ります...帰りは下り坂だから歩いて新緑浴を楽しんで癒されます。。
見事なツツジですね...歩いて登られた人達、花を見て疲れ吹っ飛ぶでしょうね。。真っ青な青空,ツツジと緑は最高の癒しです。
お留守番のニャンズ..おりこうさんでしたね..何か悪戯したかな?笑
ほんとに、綺麗ですよね~。
山の上の清々しさとツツジの鮮烈な赤に、ほんとうに驚きました。
ドイツは今お天気がイマイチなんですね~。
こちらは今週はずうっと晴れのかんかん照り、来週やっと雨が降るそうです。
花の水やりが大変だったので、ちょっとホッとできそうです。
晴れてとてもありがたいのですが、湿度が高くて蒸し暑い。昼間はもう30度を超えたりする。これが結構体にくるんですよ~。
体調は、そうたいした病気などではなく、低血圧でクラクラが酷くなってちょっとしんどかっただけなんです。
お薬のんで、もう大丈夫です。
ありがとうございます(#^.^#)
近いとかえって行かないっていうのもありましたし、観光客の数がすごいと聞いて足踏みしてました。
吉野山の桜と同んなじです。
もっと早く来ればよかった…って思いました。
景色の雄大さに驚いて、確かに疲れを忘れていました。
歩いて登ってきていたら、感動はさらにすごいものになっていたでしょうね。
こちらこそ、いつもあたたかいコメントをありがとうございます!
体調は大丈夫?季節の変わり目、気を付けてネ☆
葛城山、いつか行こうと思います
秋がいいかしら…
空、新緑、ツツジ…
どれも癒されますが、やっぱりイブちょとしろちゅにはかないません!
私の事、ご心配おかけしましたがだいぶ復活!
頑張りますよ
いろいろありがとうございました
長い文章をしっかり読んで下さり、嬉しいです。
葛城山の山頂は、写真のとおり木がなくて原っぱになっているので、ものすごく爽快感があるんです。
あの時の感覚を記憶だけでなく視覚からも再体験できて、とっても嬉しかったです。
大きくなってからも一度行ったんですけどね~。
山頂での記憶が全くなくて、ただただ下りのペースが早くて困ったことだけ……(笑)。
駆け足だったんですよ……。
大きな岩の連なる坂は、たんたんたん!とジャンプで……。
山歩きしている叔父のペースに合わせて、死にそうになりました。
あれも今となってはいい思い出です。
ツツジの鮮烈な赤は、ものすごいインパクトで、青空と緑と……、とてもパワーをいただきました。
そうですね~、元気なら下りは歩いて降りるのが一番良かったなぁと私も思います。
次は歩きますね。
山頂のツツジ、綺麗でした。
ロープウェイを使っても15分くらい登りますので、年配の足が弱られた方は何度も休憩されていましたが、あの景色を見て、すっかり疲れが飛んで行ったことでしょう。
皆さんいい笑顔で眺めておられました。
我が家の猫たちはおりこうさんなので、いたずらはしません。
でも、山で犬を連れた方々を何度も見かけて、いいなぁってちょっと思いました。
イブちょとしろちゅをそのたび思い出しました。