Radio workshop & everyday.

自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

水俣へ

2014年11月30日 | 日記
水俣へ自治会の視察と研修に行って来ました。
水俣は、あの有機水銀による公害が有ったところです。
今日はその原点とも言うべき物が紹介されている、資料館を見て来ました。
発生当時は、うつるとか、色々な言われの無い差別により
その被害に遭った方々の叫びが今も続いています。
被害に遭った方は有機水銀を含んだ魚介類の摂取の場合と、摂取した
母親から胎盤を通して被害に遭った方とかがいて、その人たちの写真が
掲げてあるのだが、とても直視し続けられるものでは無い。

特に公害発生企業である「チッソ」は工場の廃液で有機水銀を含んだ物を
ネコに与えて、原因が有機水銀の中毒であることを知っていたにも関わらず
ひた隠しにし、否定して来ていた。
国もその後原因が有機水銀であることを知りながら、直ぐに差し止めることを
しなかった事が、チッソと国に責任が有ることを如実に物語っている。
その資料館の最後の方に、国が素早く対応し無かった事により、この公害が
新潟県の阿賀野川流域で再び発生したと綴っていた。

午後は同じく水俣で起きた土石流発生後の、市と自治会の取り組み方を
知る為に、防災の取り組み方に付いて現状の報告と質疑応答を行った。
住民の防災意識を高めるために大変な苦労をされている様であった。

防災の意識を高めるなんて、偉そうなことを言っても
とどのつまりは「自分の命は自分で守る」と言うことに尽きる
幾ら行政がお膳立てしたとしても、本人達が立ち上がらなければ絵に描いた餅である。
本人達が自ら行動する為にはどうすれば良いのか
行政や自治会などの末端の組織は、そのお手伝いをする為のものでは無かろうか

私のところは未だ防災組織を作ってはいない
災害の大半は、いつ起こるかは予測できない事が多い
今までその様な災害が無かったから、これからも無いだろうと言う
甘い考えは捨て去るべきであろう。

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