何で・・・ということが、次々と起こるものですね。。。

先日、突然退職となった社員がいました。


その社員は、私から見れば、温厚で、ちょっと不思議
な面も持っていたり、独り突っ走る面がありましたが、
それはそれで個人の性格なのでと感じていました。

振り返ってみると、事件の数日前、あれもこれもやら
ないといけないと、呟いていました。

賢いから大丈夫じゃないか、とか気軽に言ってみてた
のですが、本人は、やらないと・・・やらなきゃ・・・
のように自分自身を追い込んでいるような感じがあり
ました。

頭をかきながら、休憩室を立ち去っていった後姿が、
彼と話をした最後でした。


悪いヤツじゃない。
ただ・・・頭がおかしくなったような、精神状態が
分裂していたような・・・そんなときに、プッツン
と何か大切な心の糸が切れたのだと、感じています。


でも、たぶん新聞等の記事を見た人は、怖い人、
変な人にしか思わないのでしょうね。

本当の彼を分かる人は、彼以外にはいないのかも知れない
のですが、少なくとも根から悪いヤツじゃないのは
私は分かっています。

・・・

人は、あれこれ、プレッシャーややらなければいけない
ことでいっぱいいっぱいになると限界というものが
必ず来ます。

そこで、どう振り分けたり、割り切れたり、いい加減
になれるかで回避出来たり出来なかったりするのだと
思います。

抱え込み過ぎて、壊れる。
人の心や精神というものは、壊れてしまうことがある
そういう生き物だと、私は思っています。

彼は壊れてしまったんだと。

・・・

私は、最愛の彼女を亡くしてからというもの、一時は
「人生、もうどうでもいいや」とも思ったことがあり
ます。

「もう、守るものや失うものはない」と。
そう思えた瞬間から、間違ったことに対しては、間違って
いる、間違ったことを言い通す人には、言い返すように
なりました。

もう奪われるものもないですし、怖いものないですもん。

・・・

その開き直りが、今の自分のストレス回避にもなって
いることと思います。

身長１７４か５ｃｍで、体重は７８キロ。

銀行にいた頃は、６３キロが４９・９５キロまで３年間
で痩せたことがあります。
「銀行員という体裁」「世間体で見ていい会社に入った
ので、ガマン」に押しつぶされていました。

・・・

もう簡単には転々と転職するわけにはいかない年齢に
なりましたが、会社を辞めなくても、どこの会社でも
いるように「開き直って居座る」ような心を持つこと
も大切なことだと思っています。

会社は、仕事をこなす人に、あれもこれもと押し付け
てくる面があります。
君の将来のためだ、頑張れ！と。

でも、抱えきれなくなったら、こぼす（溢す）ことも
大事ですよね。

自分が壊れてしまうくらいなら、良い子を続けるのも
適当に切替が必要だなぁ。

突然、辞めさせられた若手社員を見て、そのように
思いました。